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それ見たことか、ルーブル美術館職員のストライキ〜突然の休館の衝撃〜


 お題があちらからやって来てしまった。これでルーブル美術館のことに触れるのは3度目になる。書きたくないのに書かずにはいられない。

 オーバーツーリズムの影響で、ルーブル美術館を訪れる見学者が増えすぎて、モナリザの一日の観覧者は2万人、職員が対応できず、とうとう突然のストライキを起こした、とのことである。6月16日のこと。

このストライキは、定例の内部会議中に勃発した。ギャラリーの係員、チケット売り場の係員、警備員が、管理不能な混雑や慢性的な人員不足に不満を表明。組合が「耐え難い」労働条件と呼ぶ状況に抗議し、持ち場に戻ることを拒否したのだ。

トラベルボイス 観光産業ニュースより


 今後、建物の改築、入り口の変更等、検討されているにしても、それが完成するまで混乱は続く。その間も今の状況は続く。一体どうするつもりなのか。

 この突然の休館によって、既に購入済みのチケットの返金処理やだけでも、相当な仕事量になるだろう。
 何よりも、パリ旅行にやってきて、このルーブル美術館見学を予定し、待ち侘びていた人たちの無念さを、どうするつもりか。‥‥それには何もしないだろうけれど。


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今後、予算の問題もあり、建物の改築、入り口の変更等、検討されているにしても、それが完成するまで混乱は続く。その間一体どうするつもりなのか。
 この突然休館した数日間、既に購入済みのチケットの返金処理やだけでも、相当な仕事量になるだろう。
 何よりも、パリ旅行にやってきて、このルーブル美術館見学を予定し、待ち侘びていた人たちの無念さを、どうするつもりか。‥‥何もしないだろうけれど。


 
 昨年末、訪れたルーブル美術館の状況に唖然とし、疲労困憊し、途中で『美術館って何だっけ?』という心持ちになった私。


 あの状況では、ストライキしたくなる気持ちもわかる。ルーブルに勤務して、優れた文化財に関わる誇りを持ち、価値ある美術品を守ろうとする意識もわかる。
 しかし、ルーブルで働く一部の人に言いたいことは山ほどある。また施設運営の面で、工夫し改善するべきだった事はかなりあるはずだ。
 
 
 以前の記事とだぶる部分もあるが、念の為少し書いておくことにする。

 ルーブル美術館の混乱は、チケット入手の段階から始まる。チケットは様々な形で販売されている。オンラインで相当前から事前予約をしなければ、入場自体も困難になっている。
 当日券が手に入るかは不明なので、当然そうして予約する。しかし時期によって、確実に入場する為には、正規の料金に上乗せしたチケットを買うしかない場合もある。

 入場時、入り口でその入手したチケットをスマホをかざして簡単に済むのかと言うと、そういう場合もあれば駄目な場合もあり、当日券に替えなければいけないケースもある。
 広場のテュイルリー公園側に、簡易的な旗🚩が目印の当日チケット交換業者がいる。そこで替えてもらう場合もあり、近くのオフィスで受け取ったりもある。
 面倒だ。美術館のチケット売り場で買っていた時代が懐かしい。

 私の場合はスマホをかざして済んだ。しかし問題はその前に。入場する入り口の指示がなかったのだ。

 ガラスのピラミッドの入り口前は既に大混乱、案内板などはとても簡易なものがあるだけ。
 二人の係員に聞いたところ、一人目はわからず、二人目から聞いたことは、入場時間指定のチケットの場所はここだが、それ以外の予約チケットの入場はここではない、と言われる。以上。
 入り口近くにいる何人かの係員は、この種類によって違うチケットの提示方法や、変わる入場口に関して、まともに案内ができる人はいない。

 何故わからない? それがあなたのお仕事でしょう?と思う。
 入り口が200くらいあるなら仕方ないけれど、2箇所でしょ?
 どの列もとんでもなく長いので、うっかり間違って並ぶわけにいかないから聞いてるの。
「この列は〇〇」とだけ答えてくれればいいのに、それを知らないのは何故? 
「わからない、知らない」で終わりにするのは何故?
わかるようにしておくのが仕事でしょう?

 入り口での話なのに、既に言いたいことが山のよう。
取り敢えず入り口で皆が混乱するのは、あちらこちらに列ができているからで、大抵は係員にそれを確認したいだけなのだ。

 この日の私のチケットは、リシュリュー翼のアーチ部分からの入場であって、比較的すんなり入れた。しかしそれも自分で調べたからである。
 納得いかないモヤモヤが残る。

「そのチケットの場合は、あちらの入り口から」と何故係員が把握していないのだろう。
 特別料金のチケットを買っても、あるのはその日入場できる権利だけで、こうして入場口すら明確にされない。自分で調べるしかない。

 入場してからの大問題は、デュノン翼にあるモナリザの展示室の大混雑だ。今回のストライキの大きな原因の一つとして挙げられている。
 さほど大きくない展示室に、見学者が常に押し寄せる。一日2万人。

 入場チケット自体があれだけ入手困難なのだから、近い将来、大混雑のモナリザの見学までも、そこだけ更に特別の時間予約が必要になるとか、特別料金が上乗せされるかもしれない、また最悪の場合、モナリザの展示はしなくなるかも、などとと考えていた。

 何か策を講じたところで、観たい人は観たいので、面倒でもモナリザの為に予約を入れるだろうし、もし特別料金がプラスになったところで、それだけの価値があると思えば、人は支払うのだから。

 モナリザの展示室以外も相当な混雑ぶりだった。つまりモナリザだけの問題ではない。
 そんなこんなを思い出して時々考えていた。その矢先の、このストライキのニュースであった。


 
 モナリザの展示室の入り口には、何の工夫も注意書きも案内もなく、波のように人が次々押し寄せる。
 並び方に指示はなく、ただ入った順にぎゅうぎゅう詰めとなる。

 大混雑の中、前方にモナリザが鎮座する。その前に係員が数名。
 彼らの仕事は、僅かな時間モナリザを鑑賞した一番前の人たちを、絵の前に仕切ってあるベルトパーテーションを開けて、次々吐き出すように、右側に移動させるだけ。移動後、まだモナリザを名残惜しそうに振り返っている人を怒るだけ。

 何とか観終わっても、疲れと後悔が残る。折角来たのだから、やはりモナリザは観ておこうなどとと思ったことを後悔する。
 その後、他の絵をゆっくり観ようと思っても、既にかなり体力を使ってしまい、観ていてもだるくなる。
 カフェは満席で長い列ができている。待ち時間の予測はできないから一休みもできない。
 数箇所あるトイレはどこも長い列ができて、立ち寄ろうとすれば20〜30分かかる。
 広い通路も人が多すぎて、移動がしづらい。

 ルーブルにいられる時間は限られる。そもそも丸一日時間があったとしても、観られる場所は限られるというのに、この状況で、どこを観て回るのがベストなのか、判断ができない。
 

 この異常ともいえる大混雑の状況が長く続き、職員のストライキは起こるべくして起こったのだ。
 でも言いたい。文句を言いたいのは見学者も同じである、と。


 ルーブルの建物の老朽化、美術品を管理する上での問題は別問題だ。マクロン大統領を筆頭に、政府関係者とルーブル館長が頭を悩ませればよろしい。

 ただこうした政府が解決すべき施設自体の問題と、中で働く人間が解決すべき問題は別である。
 入場者が多すぎて常に混雑が起こり、入り口が使いにくいとか言う前に、少しでも入場させやすいように、人の力で工夫をした様子は何もないではないか。
 ニュースにはチケットを持った見学者の誘導一つできない係員の問題など、まるで挙げられていない。人手不足と、雇い入れた人の教育問題は別物の筈だ。
 
 オーバーツーリズムによる入場者の激増は、彼らスタッフの問題ではない。しかし、その現場で働く人が、毎日毎日押し寄せる人々を何年も眺め続けていながら、それに対処する為の『知恵を絞った何か』を工夫した様子が全く感じられないので、こうして私は文句を言っている。

 あのモナリザのぎゅうぎゅう詰めの展示室にいた時、係員を見ながら、ずっと納得できないままだった。
『この人たち、これまで一体何をやってきたの?』と。
 あのベルトパーテーションの使い方を見ただけでも、あまりにも脳がない。

 毎日100人しか来ていなかった見学者が、今日いきなり2万人になったわけではないのだ。
 ずっとこの状態が続いていたのに。
 
 施設の利用について、これまでルーブル職員はどう考えてきたのか、国内、国外の見学者からの批判が沸き起こった時、何を考えてきたのか。

 人の働き方とか意識とか、そこがそもそも欠落していると感じる。
 私の頭の中は、これがもし日本であったならば、とつい考えてしまう。

 外国に比べて、日本のサービスが過剰だとの意見は多く、それが労働者自身のサービス的な働きにより支えられている事への疑問視もある。労働への意欲を利用して、との意見もある。

 しかし、働く現場からの指示だけではなく、自らの
[どうせ働くなら良い仕事をしよう]
と考える日本人の誠実な国民性も反映されて、実現している側面もある筈だ。

 ルーブルの問題を考える時、日本人だったら、来館者の為にどんな工夫ができただろう。政府が動くのとは別に、自分たちが実現できる何かを考えていた筈だと思うのである。

 自分の仕事でありながら、「知らない」で済ませることが平気な働き方、またそれを許している国民性、それはルーブルに限らない。
 少なくともこのところのルーブルは、見学者へのサービス精神も知恵も欠けていたのだ。
 
 ルーブルを何回か見てきた限り、とても根本的な、基本的な問題が見失われている。その事に殊更疑問が湧くのである。


 こうした納得いかない問題に疑問が湧いた時、どうすれば良いか、私は最近知恵をつけてしまった。
 わからない人は、わかる人に聞いてみる。それも圧倒するような回答をくれる人に。


 ということで、再び武智倫太郎氏にお聞きしてみよう。
 前回は【もし武智氏がバイエルン王国の財務大臣だったら】という問いに対し、大変鮮やかに明解なご回答をいただいた。


⚫︎今回のお題
【もし武智氏がフランス政府関係者、或いはルーブル美術館関係者であったなら、このストライキをどう捉え、今後どう解決に導くか】

と、またご相談もせず、お題を出させていただいた。
毎度勝手ながらご教示いただきたく🙇‍♀️




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コメント

1
美杖
美杖

ルーブル美術館、入口から難儀な所ですね〰️係の人は、アルバイトの方かなぁ?と思っちゃいました💧
人気がある美術館ですもんね、そこは変わるといいですね🖼️🎨
そうだ、#なんはな、明日から回収期間でしたねっ笑

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それ見たことか、ルーブル美術館職員のストライキ〜突然の休館の衝撃〜|Viola
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