佐賀空港(佐賀市川副町)への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画に対する抗議集会が21日、同空港周辺であった。佐賀駐屯地の開設が7月9日に迫る中、佐賀県内外から約600人(主催者発表)が集まった。「オスプレイいらない」「私たちは諦めない」などと事故の危険性や計画の反対を訴えた。
駐屯地の工事差し止め訴訟を支援する「オスプレイ裁判市民の会」が、全国81団体の賛同を得て開催した。集会で同会共同代表の吉岡剛彦佐賀大教授は「戦後80年という平和の重要性を再認識すべき節目の年に、(駐屯地建設は)完全に逆行する」と強調した。南西諸島防衛とオスプレイとの関わりを示しつつ、中国との友好関係を重視するよう唱えた。
工事差し止め訴訟の原告でノリ漁業者の古賀初次さん(76)=佐賀市川副町=は「国は地元の反対を無視して強行し、オスプレイという欠陥機まで持ってくる。地元の私たちはもう耐えられない。まもなく開設することになっているが、これからが本当の闘い」と呼びかけた。
集会では「宝の海の有明海や、バルーンが飛ぶ空、豊かな穀倉地帯の大地を未来世代に受け渡していく大切な責任がある」などとするアピールも採択された。
集会後には参加者によるデモ行進があり、会場から駐屯地まで約1時間かけて往復した。プラカードを掲げ、「日本のどこにもオスプレイいらない」「子どもの未来に平和の空を」などと声を上げた。(上田遊知)




