「とうとうウチにも来たよ…」突然鳴った“退職代行”からの電話 驚き→困惑→反省経て社長が進めた社内改革
大学4年の男性は、『地元で働く』。 大学4年生: 「地元で働きたいです。自分の育った町で恩返しできるような形で働きたい」 仕事のやりがいよりも、プライベートや職場の環境を重視したいという学生がほとんどだ。
上司の立場からは、価値観の違いに戸惑う声も上がった。 40代男性(営業職): 「やっぱり気を遣っていますよね、どちらかと言えば。『こういうことできる?』とか『やってもらえるかな?』とか、こっちが下手に出ていることが多い」 40代男性(事務職): 「言葉遣いは気を付けています。何でもかんでも勢いで責め立てることができなくなっている」 50代男性(製造業の管理職): 「若い方は“飲みに行きたくない”というのは大体あります。(昔は)強制的に参加なんですよね。大体、強制的に“生ビール”みたいな感じなんですけど。無理には誘えないですね」 厚労省の調査では、新卒入社後3年以内に離職した人の割合は、ここ最近は3割を超えている。
直近の2021年入社では34.9%で、実に3人に1人を超える「大退職時代」が訪れている。
■新入社員10人が2年後は“7人”に…焦った社長がとった対策
愛知県稲沢市に本社を置く住宅メーカー「アッシュホーム」は、一風変わった入社式を行っている。 2023年に取材した際は、華やかな結婚式場で新入社員を迎え入れていた。 アッシュホームの小澤裕昭社長(2023年): 「『入社』って『結婚』とよく似ているよなと思って、人生をともにするという意味で、共に頑張ろうと」
会社と新入社員たちのその後の“結婚生活”はどうなったのか、改めて話を聞いた。 アッシュホームの小澤裕昭社長: 「実際残っているのが7名で、3名が退職した形ですね。ショックの方が強いですね、やっぱり」 理由は様々というが、“永遠の愛”を誓ったはずの10人のうち、3人がすでに退職していた。さらに、2024年の新入社員の1人は「退職代行」を使って会社を去ったという。