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2010年8月1日~2010年12月31日 |
12月31日 |
「次世代に胸をはってバトンタッチできる社会を残す」かぁ――なんか良いねぇ。秘密結社の隠れ設立目的に、頂こうかな( ̄。 ̄ )ボソ...。
まずは、8月に届いたメール。
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本日は岡山までお越しくださり、ご講演をありがとうございました。
私質疑応答で質問させていただいた岡山大学病院に勤務する者です。
先生の仰る「無名戦士」には遠く及びませんが、今日は理解者を増やしたい思いで、職場の同僚外科医2人を誘って講演を拝聴しました。→2人とも目からウロコが落ちていました。まさか岡山で先生の講演を聴講できるとは思っていませんでしたし、講演の後半先生のトーンが上がってきた時はなんだか感動すら覚えました。
35歳の若輩者ですが、プライベートで「岡山政経塾」という組織でも活動しており、次世代の日本人に胸をはってバトンタッチできる社会を作ることが、我々の世代の使命だと感じています。
・・・ |
昨日出した僕のメール。
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年末に、今年もらったメールで、ちゃんと返事をしなければと思い・・・ゆえに、返事が今になってしまっているいくつものメールに返事を出しています(笑)。
・・・
今後どうなるのか、僕らは、次世代に胸を張ってバトンタッチできる社会を残すことができるのか・・・事態はかなり切羽詰まってきております。
日本中の革命戦士たちで、前向きに、なんとかやっていきましょうかね。
岡山支部の方も、よろしくお願いいたします(笑)。 |
そして、先ほど。
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その後も先生のブログは欠かさず拝見しています。
次世代に胸をはってバトンタッチできるよう、微力ながら岡山の方で活動しています。くれぐれもお体ご自愛いただき末永くご活躍下さい。
よいお年を! |
最近は、講演に出かけると、なんだか僕が忘れていることも覚えてくれている、僕より僕に詳しい人たちに会えるんですよね(笑)。
お世話になっております。
さて、今年の最後に、静かなる革命戦士という言葉がはじめて登場する文章をアップしておきましょうかね。
ではみなさん、良いお年をお迎えくださいませ! |
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勿凝学問344 医師国保の将来――起こりうる未来と起こるべき未来 |
12月28日 |
50年前の昨日12月27日に、国民所得倍増計画が閣議決定されたらしい。昨日は、そういう楽しい会話の中で、医療の生産性の話が出たときに僕が言った、「診療報酬が低いから日本の医療の生産性は低く計算されるんだよ」ということを書いている文章は、3年以上も前の次。
これもどうかな。
でっ、昨日の会合は、例年のこれ。去年は、いつも出席するメンバーが欠席だったから、あれっ?と思ったんだけど、12月30日発表の新成長戦略のために(せいで?)欠席だったと、後日分かる。今年はああいうのはないみたいだな。。。 |
12月26日 |
勿凝学問343 閣議決定、今昔物語――自分で決めたことを自分で破ってどうすんだよ |
12月25日 |
今日の社説は、揃って予算案の話――各紙のを読み比べてみよう!と言いたいところだけど、全紙同じ論調。12月21日にも書いているけど、新聞が揃ってまともなことを言わなければならないほどに、この国の危機は、明白かつ行くところまで行ってるんだろうな。
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12月24日 |
良いね(笑)。
- 記者の目:手つかずの民主党年金改革案=吉田啓志(政治部) 『毎日新聞』
- 自公時代の案たたき台に 内閣官房参与 社会保障改革検討本部事務局長 峰崎直樹氏 『日経新聞』
政府は年金や医療などの社会保障と税制の改革工程表を来年半ばにつくると閣議決定した。菅直人首相は与野党参加の常設会議を設け、消費税増税を含む協議を呼びかけるように指示した。超党派協議の必要性は自民党も認める。改革のための協議をどう実現させるのか。政府、野党のキーマンに聞いた。
(編集委員 大林尚、菅野幹雄) |
僕の記憶では、政権交代後、一番最初に政府への批判姿勢を明らかにした記事を書いたのは、日経の大林さんなんだよね。
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12月23日 |
昨日は、山本孝史さんの命日で、奥さんのゆきさんから連絡が来たので、こういう会に出席。次の文章を書いて、3年経つことになる。
今日の会のゲストの尾辻さんについては、今年の履修者は何も知らないだろうから、次をみておくように。
尾辻さんの次のインタビューも必読。
山本孝史さんについては、次を。
山本さんや尾辻さんから、社会保障のことで連絡が来る――僕は、そういう研究者でいることで十分なんだよね。 |
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ウケた。勿凝学問342に出てくる、『週刊社会保障』年末の「デスクの目」。2008年のタイトルは、なんと「社会保障の出番」――思いっきり、前向きだねぇ。
まさか、翌年の8月30日に政権交代が起こり、それから一年半後には「混迷の社会保障」になってしまうとは、想像しなかっただろうね(笑)。
ところで、僕が最後にインタビューに応えたのは、今から一年半前の2009年7月30日の『読売新聞』のもよう。昨日読み直してみたけど、あの、歴史的な?政権交代の前に、こんなことを言っていたのは僕だけだろうな。これを一面に載せた『読売新聞』はなかなかの度胸だった(笑)。
これなんかもどうかな。『産経新聞』も、あの、一方的な流れの中で、よくがんばっているよ(笑)。そして、『読売新聞』や『産経新聞』が、当時、紙面に載せた通りのことが、今、目の前で展開されている。
ただ一言、「この人民ありてこの政治あるなり」ってことだな。 |
12月22日 |
アメニティーフォーラム 2011年2月4日(金)~6日(日)
- プログラム(12月22日更新版)
- 第1日目 2月4日 15:00-16:30
- 基調対談 権丈「分配・再分配問題としての障害者福祉問題」
聞き手 野沢和弘氏(毎日新聞論説委員)
- おまけ――下記、野沢さんからじゃないよ。。。僕は下記依頼者さんのことを今後「やぁ、基調さんお元気ですか」っと呼ぼうかとおもってたりして(笑)。うん、背骨さんでもいいかもなぁ。。。
先生にお引き受けいただき、感謝・感激をしています。
昨年のシンポジウムのテープを幾度も聴かせて頂き、
懲りずに、「基調で」とお願いしたところでした。
先生に、フォーラム全体に背骨を入れていただければと思っています。
(昨年と同じお願いになりましたが)。 |
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勿凝学問342 2010年、「混迷」の社会保障界――おもしろすぎる、『週刊社会保障』の編集室 |
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下記更新――2頁に脚注1を挿入。
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ゼミの掲示板への学生の書き込み
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「政界と税と社会保障」『週刊東洋経済』新春合併特大号
>一神教の世界で、真っ向対立する考えの神々の闘争ははた迷惑なだけでしかない。
言い得て妙だと思います。 |
菅・小沢対談の日にあの文章が出たというのは、できすぎのタイミングだったな。
真っ向対立する神々の闘争ははた迷惑だし、税・社会保障の在り方で真っ向対立する考えのグループAとBの挙党態勢というのもはた迷惑なんだよな。
1月25日の書き込み
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今日会った方々へ
- 政界海苔巻き理論が書いてある文章(政党を海苔巻きに譬えると、それら海苔巻きをまな板の上に横に並べて、2つに切って、右と左に分けないと・・・)
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ところで、11月に開催された日医の医療政策会議で、「次の週刊東洋経済の経済を見る眼で、日医が主張する医療保険一元化を批判させてもらいますね (^_^)」と宣言してきたのに、あの宣言はウソになってしまった。ということで、ボツにした原稿を再掲しておきます。
なお、11月28日に書いているように、その時の医療政策会議で、僕は、日医の会長、副会長、常任理事を前にして、次の発言も行ってきた・・・
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日本の今の財政状況の下で、負担増のビジョンを示さない政権が診療報酬を引上げると言っても、私は支持するわけにはいかないんですね。今や、多くの研究者もお目当ての給付が増えれば財源の問題も考えずにただ喜ぶという歯科医師連盟化してしまっているんですけど、日本中の人が歯科医師連盟化してしまえば、日本の財政は終わるんです。財政が終われば、医療も年金も介護も、全部が給付削減を余儀なくされるわけで、その時は、もう、社会保障の機能強化という夢なんて終わりなんですね。 |
まぁ、あの日に上述の発言をしたのは、11月に出席したいくつかのシンポジウムで、日本の社会保障がこういう状況になったのは、それが財源の問題だということを理解できないままに論じてきた社会保障学者があまりにも多く、彼らは政治家がつけいるスキを無防備に作りすぎたことに大きな原因があったということをしみじみと感じ、ちょっと腹を立てていたからであったりもする。貧困問題も、労働市場政策も、財源問題。次などをどうぞ。
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12月21日 |
う~ん、最近は事態を正確に捉えた記事が増えてきているねぇ。新聞がまともなことを言わなきゃいけないほどに、「社会保障改革は時間的に土壇場」なのかもなっ。。。
タイトルは、まぁ、妥協の産物かな(笑)。でもその妥協が、世間に、この社説が世代間格差の問題を扱ったものと、好意的に受け止めさせているみたいでもある――となれば、狙い通りってことになるのかな(笑)。この点、執筆の論説委員は、次のように書いている。
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安定した財源を確保した上でほころびが出ている年金・医療・介護の手当てをしつつも、優先的に取り組む政策の軸足を子育てや若者支援に移すしかない。 |
今日会った人にも話したように、この国では、遙か昔から
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未だ年金がよく分からないと思っている履修者くんたちへ
- 「(いまさら聞けない年金)(上)「損得」で語れぬ老後保障 」昨日19日の『日経新聞』
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12月20日 |
本日発売
- 「政界と税と社会保障」『週刊東洋経済』新春合併特大号
編集者へのメール
> 「政界と税と社会保障」という「部屋とYシャツと私」のようなタイトルでどうかな?
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12月19日 |
勿凝学問341 生活保護の捕捉率と生活保護の補足性の原理 |
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勿凝学問340 社会保障機能強化のタイムリミットは? |
12月18日 |
なんだか最近の政界の様子をながめていると、このHPの9月3日の書き込みを思い出しますなぁ。
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次の記事に、この民主党代表選を西南戦争に譬える話がのってるな。確かに、これは戦争だし、去年の総選挙と同じ構図での大戦争。一年前、当時の政権はポピュリズムに大敗。さて、今度はどうなることやら、だな。しっかりと、しこりを残してもらわないとな( ̄。 ̄ )ボソ...。
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ちなみに、12月20日発売の『週刊東洋経済』の経済を見る眼には、政界再編の話「政界と税と社会保障」を書いています。近い未来に起こることが与野党協議となるのか政界再編となるのかは、与党への政党支持率の関数なんだよな。 |
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ゼミの掲示板への学生の書き込み
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題名:
Re:Responses to 連絡板
内容:
>「忘れ難き秀歌」大塚義治氏『文庫彩時記 本棚の漫歩計』
慶應図書館には『遊歩入夢: 文庫の香り: 霞が関・団塊世代のメモワール』しかありませんでした。『遊歩入夢』の一節に、立花隆のいう、知識なり情報を得るための「手段である読書」と文学書を読んで楽しむような「読書それ自体が目的である読書」が紹介され、著者の大塚氏は徹底的に後者であると記していました。私も年に400弱は読みますが、最近は前者が多くやや哀しいところです。官僚の生活に関しては、数十年前に「薄給で帰りも遅い。平日に一緒に夕食をとるなどということはまずない。そのあたりを考えて返事をしてほしい」と夫人に告げたという記述から垣間見えました。著者は歩きながらも階段を昇りながらも本を読むようです(笑)。当たり前のことですが、本の虫は世の中にたくさんいますね。 |
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勿凝学問339 人生前半とか後半の社会保障ってのは、危なっかしい言葉なんだよね――一理はあんるだろうけど害の方が大きそうだから僕は使ったことはない |
12月17日 |
履修者さんへ
昨日話した、官僚の働き方が垣間見える文章は次。
次の文章の79頁に書いてあることと関連する話でもある。
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オープンゼミに来てくれた2年生へ
昨日紹介していたビデオ(?)をふたつほど
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12月16日 |
勿凝学問338 保険外併用療養費制度という言葉は暗記してもらおうかね――白黒はっきりせず、一言でも言えない話 |
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今は夜・・・なっ、なんだ、今朝の朝日新聞の社説は、デフレと年金の話だったわけだ。
- 年金減額――負担分かち合う時代
- 「政治は、選挙への影響を心配して高齢者の給付の削減には及び腰になりがちだが、それでは責任を果たせない」・・・だな。でもまぁ、責任を果たそうと思っている政治家がどれほどいるかという問題はある。。。
- ルール(法律)に基づいた年金減額をストップする際には、特例法案を出さないといけないと思う。となれば、その特例法案を法律にしなければならない。ここはやはり野党の中に賛成に回るのがでてくるのかな。
- でっ、特例法案を出してはならない法律って、できんのかねぇ?
- この問題を考える上での一言。
- 減額をストップするには財源が必要。その財源は、他の使途にも使用可能。ゆえに、減額、即、デフレに悪影響とは限らない。
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下記更新――3頁にメモをつける。
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下記更新――解説をつける。
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12月15日 |
へ~っ。やっぱ、大騒ぎだろうなぁ。
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先生のHPを拝読するようになって一年半近くなりますが、・・・
これを人に伝えるとなると足を引っ張られっぱなし
でも最近の政権政党の政策に国民誰もがおかしいぞと
感じられているのでしょう、以前ほど消費税を・・・といっても
大きな声で怒鳴る人はいなくなりました。
・・・
「炭鉱町のセレナーデ」4月封切り前に志免で試写会があり、みんな大騒動でした。
出演した人もいて、どこに出ているのかと・・・
大正町近くの公民館を宿泊施設として提供されたり、
当店もロケ地で使うミシンの修理に呼び出されました。
来年3月は東京・大阪から大道芸人が集って、大正町でカーニバル予定。
志免町って本当によかまちです。
志免町の将来のため、権丈先生に是非講演をお願いして下さいと総務課長に話しておりますけど(迷惑かなァ) |
でっ、僕らの遊び場だった縦坑が、国の重要文化財に指定されたわけ・・・ちと恥ずかしいですねぇ。。。よほどお手すきの方は、下記の文中にある写真をご参照あれ。
これなんかもどうかな。 |
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うっ、さっき、朝日新聞の社説「社会保障と税――国民本位の与野党協議を」を読んで、はじめて、「社会保障改革に関する有識者検討会報告」が出ているのを知った次第。社説にあるように、たしかに、「選挙公約などで民主党が示してきた独自の年金改革案などへの言及も避け」てるな。
12月1日に次のように書いていた選択肢の、まさに、第三の道をとったというわけか。さすが、菅政権・・・!?
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10月29日に書いているように、民主党の下にある社会保障改革有識者検討会から、財源なんかまったく不要の最低保障年金とかなんとかいうウルトラ新しい年金を、今月中に提案してくれることを期待してしまうよなぁ。
でもまぁ、有識者会議のメンバーをながめれば、年金をどうまとめるかについて、事務局の苦労が目に浮かぶ(笑)。面目を保ってあげるか、意味のある報告書にするか、それともいっそのこと年金には触れないでおくか。 |
まぁ、冗談はさておき。やはり無敵の事務局だったようで、お疲れ様でした。 |
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そうだそうだ。ご心配くださった方々、どうもです。
でも、なぜに、そんなに心配を(笑)?。。。
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電気設備の定期保安点検に伴い、下記の日程で三田キャンパス 全館の停電が予定されています。それに伴い newsサーバ(news.fbc.keio.ac.jp)が停止します。
2010年12月12日(日) 8:00~20:00
お知らせが直近になってしまったことをお詫びします。 |
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12月14日 |
履修者さんたちへ
- 2011年度税制改正大綱――相続税だ給与所得控除だと盛り上がっているようだけど、それで得られる税収の規模とその使途に焦点をあてて、ニュースなんかをみておいてくれ。僕ははるか昔から、「相続税、高所得者の所得税の引き上げは、政治的ポーズとして必要ではある」と言ってきたわけだけど、その意味がわかるか?
- でっ、この税制改正法案、どういう幸運に恵まれれば国会を通るのかを考えるのも一興だろな。。。
下記、2頁に追記「12月1日の書き込み」を挿入。
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12月13日 |
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12月12日 |
僕の雑文には、勿凝学問16のように、届いたメールが載っているのがある。ということで、次を作ってみた。
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12月11日 |
昨日は、次の映画の試写会。
福祉のトップセミナー in 雲仙(11月12日~14日)に出席していた人には分かるだろうけど、プログラムに書いてあるように僕の講演の前が、瑞宝太鼓で、みんな、大変な感動!
あの日ほどやりづらい講演はなかった・・・。
なお、映画の前売り券をご希望の方は、このシートをご利用くださいませ。 |
12月10日 |
授賞式――ということでノーベル平和賞について
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今朝の朝日新聞17面で、クルーグマンがスウィフトの話を書いていたな。僕の文章の中でスウィフトが登場するのは、次だね。彼の人生や彼が遺した文章をみていたりすると、僕なんかほんっとおとなしいと思う。。。
- 勿凝学問45 「被用者年金一元化のゆくえ」随筆依頼をきっかけに考える説得・予言・風刺の微妙な関係(2006年6月16日脱稿の雑文を再掲(Ⅲ巻 勿凝学問45として所収)
- この文章は、断っていた原稿の締切の日(?)に、僕が断っていたことを知らなかった編集者から原稿の催促が来て、なんだかかわいそうになったから、ちょちょいと30分くらいで書いた文章――まぁ、書かなかったら残らなかったわけだから、書いておいてよかったよ(笑)。
- なお、ここで論じている被用者年金一元化法案は、2007年4月に国会に提出され、2年間店ざらしにされた後、2009年7月の解散時に廃案となっている。民主党の年金戦略に関する僕の予言が、当たる当たる。
- ちなみに、朝日新聞のクルーグマンの文章の中で、「穏健なる提案」と紹介されている子供たちを食料として売れという話は、岩波文庫『奴卑訓』のなかの、「貧家の子女がその両親並びに祖国にとっての重荷となることを防止し、かつ社会に対して有用ならしめんとする方法についての私案」にあります。
- 今週の月曜日の会話・・・「先生の研究者仲間というのはどういう人たちですか?」「大方みんな、はるか昔に死んでます」。。。
同じ紙面に、柳家さん八師匠のインタビューもあるね。師匠ご登場の文章は、次。
小野正昭さんは、5月13日、10月2日とかにご登場ですね。
ちょうど一年前に書いた、次などもどうぞ。
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12月8日 |
明日の講義は、レポートを書いてもらう。
映画SiCKOで描写されている民間医療保険の実態をみながら、『はじめての社会保障』にある次の「社会保険と民間保険の相違点」に、どうすればリアリティを吹き込むことができるのかを考えてもらうんで、よろしく。

参考資料
でっ、 今日の?――映画を観に行ったら二人で2000円! 水曜日はそんなもんかラッキーと思い、帰宅後、ポケットに入っていたチケットを捨てようとおもって眺めてみたら、「夫婦50割引」と書いてある・・・年齢をきけよなぁ(T_T)トホホッ。「ひとりで行って1000円って言われたわけじゃないんだから」と慰められ。。。そんで「炭坑町のセレナーデ」、たしかにクレジットに志免町の人たちに感謝と出てたヨ(笑)。 |
12月6日 |
今日は、本当に愉快な会合でした。今日話しましたように、政権交代後、最初の雑文(勿凝学問251)を書くきっかけは、下記のメールでした。インタビューなどは、今でもご要望に添えず、申し訳ありません。
- 次の話は、おそらく、政権交代直後の当時、全府省で起こっていたことだと思います。
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Date: Tue, 22 Sep 2009 22:59:56 +0900
Subject: はじめまして
From: *****@hotmail.co.jp
はじめまして
日頃より先生のウェブサイトやご著書を愛読しております。昨年の今頃は、ご著書等を再読しながら全省的に行っていた政策勉強会の報告を楽しく書いて過ごしていたのですが、今夏は民主党の政治家おつきの仕事を拝命して、「政治主導」にふりまわされているところです。
さきほど下記9月19日の先生のウェブサイト上のコメントを拝読し、おもわず筆をとった次第です。
連休中に役所の中では、事務方から「この公約を実施するとなると(かくかくしかじかの財源不足、問題、矛盾が・・・)」(三役一同しばし沈黙)
副大臣「いろいろ課題があるのはわかりましたが・・・とにかく、マニフェストにもう書いちゃったのでやるしかないんですよ、なんとかするための知恵を出してください。」
政務官「そうです、それをなんとかするのが皆さんの仕事でしょ。よろしくお願いします。」などという台詞が何回も飛び出す立派な政治主導の会議が行われています。
民主党のマニフェストは本当に深く考えずに、また広い関係者の意見を聞かずにいろんなアイデアを並べているだけだったということを痛感しています。ひどすぎます。
年金の制度設計はマニフェスト上も先送りされていてまだしも救いです。ほかの諸施策はもうとりかからないといけないので、政治家やなぜか入り込んでる党職員・政務秘書に敵視&監視されながら公約の尻拭いに従事させられる日々になりそうです。
こういう御時世ですが、いやそれだけに先生の正論は大変貴重ですので、ぜひインタビューや原稿を断らずに今後とも私を含めた世間を啓発(?)していただければと切に希望しております。
>
> [引用]
> 9月19日
> うんっ? なぜ、すべてのインタビューや原稿を断っているかって?
> ご隠居生活を愉しんでいるから・・・というのもあるけど、「日本型マニフェスト選挙」の下では、選挙の後の議論は不要、つきつめれば、選挙で勝った政党のマニフェストに書かれてしまっていたらもうおしまい、その後は国会での議論も不要となる。ましていわんやである。
> 選挙の前に、有識者さん達が集まってマニフェスト達成度チェックとかをやっていたけど、政治家も可哀想だ。誤りに気付いたり、予期せぬ事態に直面したりして政策転換をしたら、「ブレた」なる流行り言葉でマイナス評価を受ける時代になったんだから。政治家は、粛々と(意地になって?)マニフェストを実行していくしかないでしょう。その世界では、議論や批判は無意味——そして次の選挙のためのマニフェスト作成に関わらない国会議員は、採決のときだけ出席してもらう非常勤で済む話。 |
最近、政権交代後、はじめて原稿を引き受けました。『世界の労働』での、「日本における社会保障の財源課題――給付と負担をどう考えるか」です。引き受けたのは、依頼者が、妻の知り合いだったからなんですけど。。。 |
12月4日 |
健保組合全国大会では、平井健保連会長が、次のような講演をしたようだね。
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われわれは長く待てない。財政的にも待ったなしで、議論を一からかじめることは耐えられない。そこで提案として、税と社会保障の議論では、一昨年の社会保障国民会議の議論を土台にしてほしいと強く望むものである。 |
『社会保険旬報』2010年12月1日号8頁 |
となれば、論理必然的に、共有する国家ビジョンは次と同じになる。
ちなみに、社会保障国民会議で社会保障機能強化に要する財源を消費税率に換算して示しているのは、便宜上の話であって、あの財源は、他の税あるいは社会保険料で調達することも、当然ある。医療の機能強化は、医療保険を主財源とすべしというのは、ひろく共有された見解であるし、私も永く言い続けてきたことでもある。 |
12月3日 |
今日、公園で寝転がってひなたぼっこしていたら、突然、複数のルートから舞い込んできた次の文章。うん、どこぞに潜伏しているポピュリズムと闘う革命戦士が、政局にしか目がない記者たちをいなしたんだろうこの作文、たしかに、よくできてるよ。
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政権たおれるかもね。
記者的に新しい情報はないが、この問題の本質をお伝えしますよ。ご参考まで。
もともと、国民年金法では、税制改革やって安定財源確保して、21年度までに二分の1国庫負担にすると書いてあった。
でも年金記録問題とか19年参議院選挙があり、消費税できなくなった。
そこで、すぐにはできないけど23年度に税制改革法つくるというスケジュールをしめすことで、それまでの二年間だけ埋蔵金でつなぐことにした。このスケジュールは中期プログラムで示され法律にもなったがその過程では自民党上げ潮派と公明党の反発が強かったが与謝野さんの力でまとめた。
政権交代したが、マニフェストの財源確保策は嘘っぱちだから、やっぱり財源がない。そして基礎年金国庫負担が年末問題になるのは分かっていた。
そこで中期プログラムと同じようなことを民主党でも示す、という目的で藤井調査会はできた。でも民主党で消費税の議論はできず、今を迎えている。
そしてその尻拭いに財務と厚労省がもめている。
民主党は野党時代、中期プログラムで消費税のスケジュールをしめした麻生首相を批判し、自分たちが政権とれば無駄排除で大丈夫といっていた。
消費税に政治家がアレルギー示すのは、消費税増税しようとすると選挙に負けてきたから。ならば国民の将来のためには、消費税からにげると政権行き詰まる例が必要、と夢で誰かがいっていたかな。 |
菅さんも、消費税から逃げたゆえに政権が行き詰まって退陣となれば、まぁ、歴史に残る良い仕事をしたということになるのかな。3月に僕が会った時とは、「小泉さんには出来なかった歴史に残る良い仕事」といっても、意味が180度違うことになるけどな(笑)――自業自得だな。
付録 中期プログラム 5頁
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基礎年金国庫負担割合の2分の1への引上げについては、2004 年(平成16 年)年金改正法に沿って、前記の税制抜本改革により所要の安定財源を確保した上で、恒久化する。2009
年度及び2010 年度の2年間は、臨時の財源を手当てすることにより、基礎年金国庫負担割合を2分の1とする。 |
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12月3日 |
う~ん、昨日から、4つも次のようなメールを送っているねぇ。
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インタビューをとのことですけど、わたくしは昨年の政権交代後、すべてのインタビューをお断りしておりますので、この件も、そうさせていただきますね。申し訳ありません。
新年早々、この国はもう終わっているのかもしれないというインタビューは、読者の皆様にご迷惑ですよね(笑)。
来年の見通し・・・昨年の政権交代後、ずっとそうですけど、政治が負担増に向けて動き出さないかぎり、社会保障は厳しいだけです。 |
返事を出していない依頼もいくつかあったような気がするけど・・・ごめんなさいね。
でもまぁ、政権交代を大歓迎した人たちや、政権交代後、嬉々として活動されている方々にあたられることをお勧めしますよ。
僕に依頼をしてくるほとんどの人たちが、断られることはある程度覚悟の上での連絡のようですけどね。たとえば・・・
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先生のホームページでおっしゃってらっしゃるのを存知ながら依頼をさせていただきました。失礼いたしました。私どもの会員に先生のお話を知らせたかったものですから。
今後とも先生のホームページなどを拝読させていただきます。
お返事のご連絡をくださり、誠にありがとうございました。 |
僕のホームページを・・・ということですので、ご参考までに。次は、ゼミの掲示板への4年生の本日の書き込みです。
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>その場しのぎのでまかせ
本日の日経朝刊の5面に、“社会保障改革、行き詰まり”という見出しの記事があり、そこでまさに“その場しのぎ限界”というフレーズが使われていました。笑
ただ、大林さんの仮説に関しては、?な部分もありました(“斬新的な案を練る余裕はない”から”それ以前の報告書を下敷きにする”という部分など)。“抜本的な改革なくして社会保障の持続はあり得ない!”といった感じのバイアスが強くかかっていることが良くわかりました。笑 |
僕のホームページを、一年半ほど眺めていたら、日経の論説委員くらいよりは、軽く賢くなれることもあるかもです。是非、ご継続を(笑)。 > ALL |
12月2日 |
履修者さんへ――一昨日、経済財政担当大臣の「その場しのぎのでまかせ」を書いたけど、次の議事録は、「その場しのぎのでまかせ」のオンパレード! 必読だ。これを読めば年金論議だけでなく、世の中ってのはどんなものか、いろんなことが分かる。
9月に菅さんが代表選に勝った翌朝だったかのフジテレビ『とくダネ』に出演した小宮山洋子さん@現厚労副大臣は、かつて与野党で年金を協議したことがあったんですけど、当時の与党が自分たちの年金案にこだわって話し合いができなかったと言っていた。さて、この小宮山仮説を支持できるかどうか、君らは、議事録を読んで検証することだ。権力を握るってことは情報源を押さえることになるわけだから、別に驚く話ではないんだけ、君らには世の中ってものを知る上で勉強になると思うよ。 |
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履修者さんへ――異時点間再分配の政策技術
- 負担給付比率のもつ意味については、第Ⅲ巻第4章参照。
- 生産物という素材的な視点で見た場合は、賦課方式も積立方式も同じという話は、第Ⅱ巻第1章参照。
- 公的年金のバランスシート論については、次でも。
- 次もどうぞ。
- それと、法学部の学生さんに、君らの先輩の話だなといってのはこれだね。。。
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12月1日 |
ゼミ掲示板への学生の書き込み
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>社説 年金の国庫負担――借金頼みの実態を隠すな『asahi.com』
本日の朝日新聞だと、埋蔵金で2.5兆円を確保するみたいですが、どういうことなのでしょうか。埋蔵金というのは、何かドラえもんのポケットのようなものの中から出てくるのでしょうか??四次元空間??ww |
僕としては、下記の海江田経済財政担当大臣の発言を、メディアには、スルーしたままでいてほしくないんだけどね。日本のメディアは、いろいろと甘いよ。政治家さんたちのその場しのぎのでまかせをメディアが追求しなかったツケを、いま日本人は払わされているんだけどな。少なくとも、記念式典での携帯の着信音よりも重要だろうよ。 |
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ふと、思い出したので・・・
10月17日朝のNHK日曜討論。
野口悠紀雄氏が海江田経済財政担当大臣に、(下記の社説にある)基礎年金の国庫負担の財源をどうするのかと問う。そこで、大臣は、「その話は今の年金のことでして、我々は全く新しい年金を作るわけですから」とか答えていたな。そういう回答をする人物が大臣だということを考えると、もう笑えない・・・気がする。
ここまで言われると、10月29日に書いているように、民主党の下にある社会保障改革有識者検討会から、財源なんかまったく不要の最低保障年金とかなんとかいうウルトラ新しい年金を、今月中に提案してくれることを期待してしまうよなぁ。
でもまぁ、有識者会議のメンバーをながめれば、年金をどうまとめるかについて、事務局の苦労が目に浮かぶ(笑)。面目を保ってあげるか意味のある報告書にするか、それともいっそのこと年金には触れないでおくか。
そう言えば、検討会の座長が、与野党が協議する社会保障円卓の騎士、もとい円卓会議の設置を求めたと『週刊社会保障』に載っていたな。だけど、野党が社会保障の与野党協議にのるインセンティブはどこにあるのか?と問うのが、政府や政治家を慈悲深い専制君主とは前提しない僕流の考え方。そして、提言や報告書を野党が無下に扱えなくなる必要条件第一歩のロジが、僕が、この件に関して事務局に出した条件だったりしたら、どうなるかな(笑)。
慈悲深い専制君主というのは、北大シンポで説明した政府モデル――スライド2参照。そして、スライド68も。
普通、税と社会保障のあり方をめぐって一国内の政党は真っ二つに分かれるもの。その問題を与野党で協議するということは、みんなが考えているよりも難しいような気がしないでもない。北大シンポで言ったことは、「拒否権を握っている野党の方が交渉上強い。ロジックに従えば、野党案の丸呑みという道しかみえてこないですね。しかしここまで内閣支持率が落ちてくれば、その道さえなくなる。与野党協議というのは、何のかんの言って与党にとって得な話ですからね」。下記、参考までに。
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うん、いいんじゃないかな。
遙か昔から、「負担増のビジョンを示さない政党には拒否権を発動するべし」、ただそれだけを言ってきた僕からみれば、静かなる革命戦士たちからあきれられ見放された政権は、社説で正論をもって𠮟咤しても、どうしようもないと思うけどね。
ところで、昨日の日経の「(社説)年金積立金に頼るのは禁物」もかなりまともだったな――誰が書いたんだろう。。。 |
12月1日 |
ご両親がご覧になっているようなので、下の方に行ってしまった12月27日のHPを再掲。
もし、よほどお手すきでしたら、どうぞ。
マッキーと三代目は、親に連絡して、ちゃんと勉強してるって、ウソじゃないって伝えておきな。「息子はたしか社会保障のゼミに入ったと言っていたはずだが?」と思われるかもしれませんが、卒論で社会保障をまもとに考えることができるようなるためには、こうした思考訓練が必要なんです、はい。去年の三田祭論文のテーマは、農業問題でした・・・。。。 |
ゼミ掲示板への書き込み
牧坂君より
掲載ありがとうございます。
あのようなものを載せていただいてよかったのか、
甚だ恐縮ですが・・・・・親には電話いたしました(*^_^*)
何の勉強をしているんだと言われましたが、満足しています。
これからは卒論に向けて意識を切り替えていきます。
笹倉君より
先生のHPに載せて頂きありがとうございます。
親からのコメントは「まず顔から負けているな」でした… |
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うっ、はまちゃんブログの「経済学は子供に持たせてはいけない刃物」のコメントなんかを眺めていたら、そのリンク先に僕がいた!? こういうのって、なんだか、不思議な感覚ですね。
たしかに僕が関心を示しそうなタイトルだし、僕が言いそうな話なんだけどね。ちなみに僕は、2004年のお正月の3日間で書た「医療経済学の潮流」の冒頭に、次の文章を記している。
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政治経済を学ぶことを、「その危険は小児をして利刀を弄せしむるに異ならざるべし」というきわめて健全な感覚が、かつての日本にはしっかりと存在していたことを示したかったからである。ところが今日、こうした健全な感覚はなくなっている。この状況は憂うる状況であると思う。本章のこの医療経済学の導入によって、<是非判断の勘弁(分別)なくしてこれ(政治経済学)を取り扱うときは、必ず益なくして害を致すべきや明らかなり>ことを、この国において再び思い起こさせることができればと願う。 |
「医療経済学の潮流」は、講座『医療経済・政策学 全6巻』の第1巻第1章という、僕がはじめて教科書的なことを書いた文章。他の執筆者の原稿が遅れて、出版は、2006年になったけどね(笑)。この本が出たときの書評らしきもの(?)を紹介しておきます。
評者の池澤先生は、先日読んだ『聞書きブント一代』の中で、60年安保時の有名な闘士として登場されていた!・・・今は、いつも蝶ネクタイスタイルの紳士然りの方なんだけど、いま僕が会っている医療関係のおじさんたちって、昔はみんな激しい性格の人たちだったんだろうなと思う今日この頃。彼らが若かった頃と比べると、僕なんかおとなしいと思うよ、ほんっと。。。(日本病院会の参与となった僕は、月に一度日本病院会の理事会で、理事の池澤先生や『聞書きブント一代』の石井先生と会っている。きっと彼ら安保闘争時の医学生たちが僕を推薦したんだろうと推測・・・)
なお、「医療経済学の潮流」は、『医療年金問題の考え方――再分配政策の政治経済学Ⅲ』の第1章に収めており、上で紹介した「医療経済学の潮流」の箇所は、次の文章の最後の頁でもみることができる。
次などもどうぞ。
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11月29日 |
昨日は、しんしゅう会議2010 で、朝から「認知症ケアと看取り」なるシンポジウムを見学。なるほど、今日の人たちは、こういうストーリーが理解しやすいのかと思い、午後には、「日本の看取り」という演題で、「日本という国のターミナルケア」について話をしてきた。この国は、ステージ○だもんなぁ。
でっ、この記事、「人事院の公務員研修所」が出てくるあたりから、えらくおもしろい。入間の公務員研修所では、僕も5月の初任者研修、それに来年一月は課長補佐を相手にリーダーシップ研修がある。先日、官房長官が、防衛相だけでなく他の府省についても「検討します」と言っていたから、来年1月で、お役ご免だな(笑)。今年5月の初任者研修では、次だもんなっ。
それにしても、現政権の支持者ばかりを並べ立てた来年度の講師リストをみるのが楽しみではある(笑)。
ちなみに、昨年の初任者研修では次・・・
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11月28日 |
勿凝学問114を読んだ学生の感想
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>勿凝学問114
>SiCKO感想文
・・・突っ込みどころが満載な文章ですが、恐らく曲げられない、強い主義信条があるのでしょうね(ただ、最後の段落は脅迫に近く解せませんが・・)
学生時代の環境で、育まれる価値観に大きな相違が出るのだとしたら、今、僕たちは大きな分岐点にいるんですね。汗
暗中模索ですが、精進していきます。 |
次が、勿凝学問114の中の文章を僕がみて、同じ『日医ニュース』に各界有識者からの提言?として書いた文章だ――分かる人には分かる、(当時、埋蔵金論議をリードしていた)日医への思いっきりの批判・・・というよりは挑戦状だろかな(笑)。
こうした日医批判から一年半を少し過ぎた頃には、世の中は、次のようになる。
まぁ、その一年半もの間、いろんなことがあったけどな( ̄。 ̄ )ボソ... 一昨日の日医の「医療政策会議」の場でも、次のようなことを言ってしまった。その後、場がくら~くなってお通夜のようになってしまったヨ(T_T)トホホッ
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日本の今の財政状況の下で、負担増のビジョンを示さない政権が診療報酬を引上げると言っても、私は支持するわけにはいかないんですね。今や、多くの研究者もお目当ての給付が増えれば財源の問題も考えずにただ喜ぶという歯科医師連盟化してしまっているんですけど、日本中の人が歯科医師連盟化してしまえば、日本の財政は終わるんです。財政が終われば、医療も年金も介護も、全部が給付削減を余儀なくされるわけで、その時は、もう、社会保障の機能強化という夢なんて終わりなんですね。 |
今日は昼から、医療・介護関係者を相手のしんしゅう会議2010 で、くら~い話をするんだろうな。「よくそんなクライ話を、そんなに明るくできますねぇ」と感心されはするんだけど――まぁ、それは、俺の特技のひとつでもある(笑)。 |
11月27日 |
もし、よほどお手すきでしたら、どうぞ。
マッキーと三代目は、親に連絡して、ちゃんと勉強してるって、ウソじゃないって伝えておきな。「息子はたしか社会保障のゼミに入ったと言っていたはずだが?」と思われるかもしれませんが、卒論で社会保障をまもとに考えることができるようなるためには、こうした思考訓練が必要なんです、はい。去年の三田祭論文のテーマは、農業問題でした・・・。。。 |
11月26日 |
勿凝学問333 手続き民主主義と社会保障のシミュレーション――社会保障国民会議の場合
昨日の講義での追加資料です。
映画「SiCKO」の話を昨日していた人たちへ。世の中いろんな人がいるということを知るためにも、こんなのどうかな。みなさんのような感想を抱く人ばかりではないんだよねぇ。
「不磨の大典”総定員法”の弊」をきっかけに昨日会った皆さんへ。
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11月25日 |
今日の講義で使う資料です。
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11月23日 |
「11月28日、専修大学に来てくれる?」と言われて、「あぁ、いいですよ」と答えていたら、場所がせんしゅう大学じゃなく、しんしゅう大学だったというシンポジウム。遠い(T_T)トホホッ
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11月22日 |
今週も内閣支持率に関する世論調査が発表され、それが政治に影響を与えているようなので、内閣支持率に触れた先週の北大シンポのパワーポイントをアップしておきます。スライド66、68に内閣支持率の話が出てきます。
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11月19日 |
勿凝学問332 ゲゲゲの女房と経済成長――消費の飽和と消費性向の国民所得への累積効果
一昨日来、頭から離れないことをメモ
- 一億総歯科医師連盟化?
- 民主主義原理主義?
- 形式的に整えられた民主主義は、自ずと正しい政治・政策を帰結するものであり、日本では政権交代が起こっていないのだから、それは成熟した民主主義ではなく、したがってそこで行われる政治・政策は間違っている――もし、そういう論理が成立するのであれば、それって、経済学の世界でしばしば言われる、市場原理主義なるものと同じ思考回路だろうな。
- 僕のような政策技術屋からみれば、政権交代なんかどうでもいいわけで、とにかく、ポリティカルには難しくとも、技術的にみてまともな政策を実行するだけの力を持つ「強い政治」を求めるだけ。「強い経済、強い財政、・・・」と言ってみても、法案を通す力もない弱い政治は強くならんよ。
ちなみに、日本の政治は、1994年次の政治改革(中選挙区から小選挙区へ)を源とする変化の過程にあり、日本の政党は政党の体をなしていないということは、次に書いています。
- 勿凝学問257 小選挙区とは一神教だよ
- 2008年10月に行われた日本財政学会での僕の次の発言などもご参考までに。
この財政学会の時に書いた文章。
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あっ、あのですね。hamachanブログにあります、次の言葉は、僕の発言ではないですからね”(・_・;)”。切り込み隊長のお言葉です、はい。
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「一部の政治学者と、多くの政治評論家と、大部分の政治部記者が諸悪の根源」 |
まぁ、この言葉に続く、「彼らは各論や細部を知らない、そして知らないことを分かっていない」とのご発言に、僕は思わずフロアーから拍手をしてしまいましたけど・・・。
なお、僕は、シンポジウム時の山口先生の(政権交代は)「やってみなければ分からなかった」という言葉を受けて、「それではこれより、政治学者への批判をはじめさせてもらいます」とお断りした上で発言させてもらいました。。。
出席していた学生(および卒業生?)は「ハラハラしました」と言っていたから、ご来場の方々には次のシンポジウム以来のおもしろさだったかもしれませんね。
- 自治体病院全国大会2007「地域医療再生フォーラム」講演録
2007年11月7日開催
講演Ⅰ 「医療制度改革の方向」
国際基督教大学教養学部 教授 八代 尚宏 氏
講演Ⅱ 「医療崩壊をめぐる政治経済学-いま何が起こっているのか?」
慶應義塾大学商学部 教授 権丈 善一 氏 |
ちなみに、この自治体病院全国大会は、例年、大会の冊子を作ったりしないらしいのですけど、あの時は特におもしろかったらしく、記念に残すために、冊子を作る予算をつけましたといった連絡がきておりました(笑)。昨日と2007年の自治体病院全国大会、Pは、両方に出席していたことになるな。あの時も、予約の段階から会場は満杯になってしまって、結局、別室に部屋が準備され、当時4年生だったPたちは、そこで映像をみながらの鑑賞だったっけな(まぁ、今回は昔と違って、ちゃんとした社会人らしい服装で来ていたけど・・・)。
半休を取ったかいがありました。
先輩と同期も休みを取って来ていました(笑)
さようか(笑)。
それと、昨日ご来場されていた前財務副大臣と僕との紙上対論もご参考までに。
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11月18日 |
昨日のシンポジウムで宮本先生に、「民主主義の成熟化について」問われたとき、僕は「私とは問の立て方が違うんですよね」と答えたわけですけど、僕にとってははなっから、民主主義は成熟したり進化したりするような代物ではない。昨日ご出席の方は、下記、福澤諭吉が生きていた時代から現在に至るまで、民主主義がどのように推移したかを語った文章でもご参照ください。
負担を論じることは給付を論じることですと話したことは、次にあります。
園田博之さんの「みんなでやりましょう」という呼びかけの話や「新党抜け駆け」の話が出てくるのは次の文章。
昨日話したオフサイドトラップの話がのっているのは、次の文章です。昨日も言ったように、政治家ってものは、学者のお墨付きがないと、なかなか動けないものなんです。坊主がいないと葬式ができないようなもんかな。。。
小泉さん引退表明の日に書いた文章。
最後に、僕の政治学者観・・・昨日の濱ちゃんさんの切り込みは最高でした(笑)。
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11月17日 |
本日は、
10月29日のHP参照。お暇な人は、昨年末に書いた、次などもどうぞ。
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11月16日 |
- 11月5日付けの日医ニュース(臨時代議員会報告)のタイトルは「政治に左右されない国民のための強固な医師会を目指す」でした。先生のHPの9月26日を思い出します。
ぼっ、僕よりも僕のHPに詳しいですねぇ”(・_・;)” |
11月14日 |
昨日会った人たちへ――いま、何が起こっているのか? 次をご参照あれ。
ⅠからⅤ巻を一括購入の大人買いしてくださった副島さん@弁護士、ありがとうございます(笑)。
「俺と同じことを考えている。なかなか大したもんだ」のお褒めの言葉、どうもです(笑)。
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慶應義塾大学通信教育部入学式特別講演(4月29日)
「”この人民ありてこの政治あるなり”の今日的な意味合い」『三色旗』749号(2010年8月) |
基本的にまず財源についてウソが書いてあったら、マニフェストなんてものは、そこから先はすべてウソになるんですね。昨年の政権交代後、わたくしはすぐに、これから起こる事は「血祭りとだまし討ちだ」という文章を書いていました。財源がないところにあると言ってきたのだから、それをごまかすために、彼らは、コロッセウムにライオンとかトラとか官僚とかを呼んできては、血祭りにあげて、大衆を喜ばせるショーを行う。それをみて喜んでいる大衆を、今度はどさくさにまぎれて、マニフェストの破棄というだまし討ちをする。みなさんはお分かりではないかも知れませんが、昨年の政権交代後、政権与党にとって最大の課題は、あのマニフェストと世間で呼んでいたものを、いかにしてなき物にしていくかということです。一度ウソをつくと、それがばれないようにウソをつき続けなければならないものですけど、われわれ国民は、それに付き合わされなければならない。頭痛いですね。もっとも、あのマニフェストは選挙で国民を釣るための毛針でしかないということさえ理解できずに、政権交代後、あのマニフェストを黄門様の印籠、もしくは毛語録のように掲げていた大臣もいたのですけど、あのマニフェストとやらを実行できると考えていたド素人が今は大臣になっているというとんでもない時代になっているわけですね。今後、与党は、あのマニフェストとやらの撤退戦をやっていくのですけど、その時、「このマニフェストが目に入らぬか」と言って官僚を虐げていた人は、どうするんでしょうね。 |
衆愚選挙、詐欺選挙という経路を経てなされた政権交代、その後遺症にこの国はいつまで苦しむのか?――決してやってはいけないことの後遺症を参考にして。
衆愚選挙、詐欺選挙という言葉が出てくる代表的な文章。
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勿凝学問327 さながら、社会保障政策論の暗黒時代ってところだな |
昨年の「衆愚選挙」・「詐欺選挙」で勝利した、国民からの人気とりには血道をあげるが政策に関してはド素人の政治家たちによる「政治主導」という名の下、さらに政権交代後1年近く経った今は(野党時代の自分たちの言動に起因する)「経路依存性」という社会法則に苦しめられている政界からの圧力の下、生産的な政策論を行う意味が全くなくなっている今の時代、官僚、研究者などなど、貴重な労働力が、いま完全に無駄遣いされているわけだ。社会保障政策論の暗黒時代――なんだか、このままずっと続くんじゃないのかな(笑)。 |
支持率が下がるとマニフェストに回帰する彼らの性向についての予測。
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民主党代表選さなかの9月8日に書いたHP |
菅氏側近が、小沢さんは実現できないことばかりを言っていて、小沢さんは希代の詐欺師だと言っているらしい。確かにその通りだろうけど、小沢さんをかばうつもりはないが、彼は民主党の代表の時から言っていることを繰り返しているだけで、何も変わってない。
それから未だに双方、マニフェスト、マニフェストと言っているみたいだけど、真性のねじれ国会の下でそんな話をしてなんになるのやら。といっても、彼らが自らの統治の正統性の根拠にマニフェストおき、マニフェストに縛られながら、経路依存性という社会法則の成立を証明してくれるであろうことは予想されたことであって、だから、僕は、昨年の総選挙で勝利した政党が、この世からなくなること、その時だけが、小沢政略の現れ「政権政策の基本方針(略称マグナカルタ)」の流れのなかで作られた昨年総選挙時のマニフェストの呪縛から、この国が開放されると言ってきたんだけどね。この予測、当たりたくないけど、当たるのかねぇ。 |
静かなる革命戦士という言葉が出てくる文章。
障害者自立支援法という言葉がある文章には次があります。
政権交代後最初に書いたのは、次でしょうかね。
それと、先日は横浜まで、そして今回は雲仙まで来てくださってどうもです。 > 志免町町会議員さま。
下記の、以前いただいていたご連絡、少し考えてみるかもしれませぬ。。。その町は一番、講演をやりたくない場所( ̄。 ̄ )ボソ...子供の頃を知っているおばちゃんたちがいるかもしれないところで壇上に立つなど、あり得ないんですよね(T_T)トホホッ
返事を出していなかった事情、お察しくださいませ。
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今、住民の手で「まちづくり志民大学を」を立ち上げ、住民・行政・議員140人が受講されています。
「自分たちの町は自分たちで築きあげる」の理念の下、人づくりの第一歩をスタートしました。
先生が志免に立ち寄られる時間があれば、今の日本の現況、これからの地方での取組み等お話して頂きたいと願っています。
無理でしょうか・・・? |
おまけ
今日、「佐助」で大ウケした笑い話――2005年1月だから、43歳の時の出来事だな > ぼっち
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11月11日 |
今日の講義関連――ウソのような本当にあった話
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11月10日 |
下記、11月7日の坂本氏の文章「数理の目 中堅層を厚くする年金」に関する話。
参考までに
この点、公的年金制度の再分配構造について、完全に間違えて覚えている論者に、八代尚宏氏がいる。まぁ、彼らの年金理解は、こんなもんなんだけどね。
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八代尚宏氏「経済を見る眼-年金の世代間格差の改善を」『 週刊東洋経済』2009年06月13日 |
今回の試算では、世代間だけでなく、異なる世帯間の負担と給付との格差も明瞭に示されている。2050年の賃金に対する年金給付の水準は、専業主婦世帯では50%水準を維持できるが、共働きや単身世帯では40%未満と、大きな格差が生じている。これは、専業主婦が個人としての保険料なしで基礎年金給付を得るという優遇措置によるものであることを、初めて公式に認めた点で画期的だ。 |
上記の八代氏の文章の中に、次もある。この点の間違いも、明日の講義の中で説明するよ。
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国民年金の保険料未納分は厚生年金の被用者に払わせればよいという現行制度のトリック・・・ |
彼らは、就業構造の変化による財政調整の話と、未納者が年金財政に与える影響の話の区別がつかないみたいなんだよね――僕の言っている意味は明日の講義の後には分かるはず(参考 勿凝学問201)。「経済を見る眼」の編集者は、年金については内容までしっかりとコメントしてあげた方が良いと思うよ。経済の病状診断や医療とは違って、年金の問題は、ロジックの問題だから、制度の無理解を起点とした明白な間違いというのがあるんだよな。
まぁ、八代さんグループ(?)からの、こうした思い込みによる間違った論が次から次にでてきたから、2ヶ月ほど後に、「それはあんまりだろう」という、言われっぱなしの悔しさが込められたようにも見える次の行政側の文章がまとめられたんだろうけどね。世の中、作用反作用だな。
僕の「年金を政治から守るために知っておきたい公的年金の再分配構造」『JJK』(2009 Summer)も、同じ時期に、反作用として書いているんだけど・・・
それで、これなどもどうかな。当時の野党幹事長(偶然にも今の与党幹事長)も、公的年金のもつ再分配構造を完全に間違えていた。
そして世の中ってのはおもしろいことに、現在の幹事長や官房副長官が参加したグループ(彼らは自分で「自民党と民主党の年金問題の専門家七人」と呼んでいる模様)が、今、与党の年金改革を主導している。与野党協議の意味も、まぁ、彼らが自称する「年金の専門家」での協議という意味にとらえるのが自然なのかね。
権力ってのは、たいしたもんだよ。間違えていようがなんだろうが、権力を握ったもん勝ちだもんな。ただし、官房副長官の名誉のために付け加えておけば、彼は、僕を、今回の社会保障改革の有識者会議とかなんとかに入れることを最終的には認めたそうである。普通の人が予期せぬ方向からおもしろい動きが出てきたのは、その後だ(笑)。 |
11月7日 |
先日4日(木)の講義で、「(1942年の労働者年金保険法で設計された)報酬比例年金が持つ防貧機能を、今、一層高めたいとする。さて、君ならどういう制度設計をする?」と問うて考えてもらった1954年改革の話が、実に良くまとめられた文章をアップしておきます。再分配機能を持つ2階建て年金が誕生した際、どのような議論が行われていたのかを理解しておいて下さい。
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11月6日 |
下記、1頁に脚注1、7頁に脚注2を挿入。
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今日は、日吉でゼミ説をやった後、「そんな環境問題にダマされて♪」派と「地球の青さは日本より重い!」派の班長どおしの対談をやって、それを録画もしてきた。今年の三田祭論文の1章は対談が載ってるんで、卒業生は、三田祭に顔出したらみとけよ。。。
対立型対談として彼らに紹介したものは、今や懐かしいこれとかこれとか。対立型シンポジウムには、これなんかもあるかな。対立型と言うよりはさとし型の座談会にはこんなのもあるな。。。やっぱり、どう考えても、僕はもう引退していいだろっ。当時、学会やシンポジウムに、ぞろぞろとついてきていた学生たちは、「先生、学会ってK1よりもおもしろいですね」と…(T_T)トホホッ |
11月5日 |
そう言えば昨日、うちのゼミの卒業生の椎野@健マネ院生が桝添さんの『桝添メモ 厚労官僚との闘い752日』を読んでいた。その時の会話と、資料の添付を。
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【椎野】 先生、高齢者医療制度に関する検討会のところに出てましたよ。 |
【僕】 あぁ。あの会議では、後期高齢者医療制度の財政方式を前期にも適用するという桝添案と、前期高齢者医療制度の財政方式を後期にも適用をという僕の意見が対立していたんだ。ふたりとも性格が陽性だから明るく対立していたけどな(笑)。
俺は、桝添案だと、組合健保と共済が優遇されるだけで、国保はなにも救われないということが分かっていたから、桝添案が実行された場合に、費用負担がどう変化するかの試算をやってくれと保険局に要求したんだけど、彼らは「さすがに先生、それだけは勘弁してください・・・」との回答。気持ちは分かる(笑)。さすがに・・・だよな(笑)。そこで俺は、その試算を自分でやって、ポンチ絵を作って自分で会議に提出したんだよ。 |
そのポンチ絵が次。「ポンチ絵」とか「権丈作成」というのがあるのは、上記の理由によるわけだ。官僚は、自分が作ったポンチ絵を、ポンチ絵だと書かないよな(笑)。 |
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権丈委員配付資料 全体版(PDF:643KB) |
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今日の講義で、学生に出したクイズ。下記の理屈、どこがおかしい?
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捕捉率の問題があっても、報酬比例だったら問題ないから、報酬比例年金を国民全員に適用して、基礎年金を廃止する。
報酬比例年金だけだと、無年金、低年金者がでてくるから、最低保障年金を準備する。 |
今日のゼミでした、数値のあるエビデンスベースの議論を行う必要性のたとえ話。
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「高所得者への所得税の増税で、財政再建と社会保障の機能強化を行うべき」ということは、数値もないレベルの主張としては、一生言い続けることができるさ。
でもここで、次の数値が示されたらどうなる――「高所得者への所得税の増税をやれば日本は大丈夫!」と言い続けることができるか?
所得税の最高税率1%の引上げでは約430億円の増税にしかならず、たとえば消費税率1%の増税は2兆5千億円程度の税収を得ることができる。消費税率1%の税収は、所得税最高税率1%増税の58倍ほどになる。そして今年の国の財政赤字は40兆円で消費税率約16%に相当し、昨年の国の財政赤字は50兆円で消費税率約20%に相当する。
次でもみておきな。
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今日の講義の復習
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11月4日 |
今年のゼミ三田祭発表のテーマ
今年度のどこかで、僕が出した指示。
環境問題を巡って、国内、国際間で、所得が動いている――つまり、所有権が確定した所得が再分配という形で動いている。そこではいったい何が起こっているのか?今後、何が起ころうとしているのか?君らはその所得の動きをどのように評価するのか?
環境問題だろうが社会保障だろうが、その問題をめぐって再分配が行われているわけで、「再分配政策の政治経済学」の研究対象としては同じアプローチをとり得る問題。まずは、どこからどこに所得が動いているのか、それを明確にしなっ。 |
まぁ、どこからどこに所得が再分配されるのかを、まずは明らかにして、議論をはじめる――要するに、試算要求からのスタートだな。
僕の「再分配政策の政治経済学」のスタートは、制度を動かしたときに、ゼロサムの世界でどこからどこに所得が動くのかを、まずは知ること。分かっておくことだ。。。
ピクちゃん、もすら、君らの担当箇所は、決定的に重要だな(笑)。 |
11月3日 |
久しぶりに読み返してみたけど、授業で説明し終えるには数時間かかるな。ということで、各人自分で読んでおいてくれ。年金の素人さんでも、年金がよく分かるように書いてあるよ。
この資料が、公開されたのは、昨年の総選挙の直前で、その時、次のようになコメント付きで紹介しているね(次の頁の一番上の書き込みを参照)。
ちなみに、昨日、知人に送ったメール。
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追伸
年金問題というのは、民主党が試算に耐えうる具体案を出すまで、終わりなく延々と続くものです。と言っても、ねじれ国会を奇貨として、民主党は具体案をだすことを遠慮するという路線で退却する未来が、もっとも起こりそうな気はいたしますけど。。。
政策は、現実に運営されている政策と具体的な改革案とを付き合わせて議論を行わないと意味がないと思っていますので、少なくとも年金に関しては、今に至ってはシンポジウムなどあまり意味がないと思っています。
具体的な改革案を作るための機運を醸成するためにシンポジウムなどは存在意義をもつものでしょうし、その機は、当の昔に熟していますよね(笑)。
いまさら、ああだこうだと、現行制度の問題点――しかもしばしば間違えた理解に基づく問題点?――とかを語り合ってどうするんだというのが、最近数を増やしている、年金シンポジウムに対する感想です。実際に動いている制度には問題点はある。しかしその問題点と、改革案が具体性をもってはじめて普通の人にも見えてくる新たな問題点との軽重を計ってこそ、制度論、政策論の意味があるんですよね。
今の政権は、具体的な数値の入った年金改革案を官僚をはじめとした専門家に試算させる権力を持っているのですから、早いところやればいい。制度設計ができるほどの細部をあまり知らない学者たちが、ああだこうだと外野で言う時代は、はるか昔に終わっています。
ご存知だと思います次の文章――普天間、高齢者医療につづいて次はなんでしょうかね(笑)。
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なお、社会保障国民会議の際、僕は、一回目の会合の時から、次のようなことを言っていた模様。昔から、僕は、「報告書」そのものには、あまり関心がなく、僕が参加する会議では、いつも霞ヶ関が不夜城になるくらいに(ウソ)、僕から試算要求がなされ、会議の流れを数値の入った具体的な議論にしてしまうんだよね――迷惑を被ったひとたち、申し訳なかったです、はい・・・2008年の国民会議の前に、2004年から2006年にかけての社会保障在り方懇というのがあり、その報告書はすばらしい内容なのだけど、たぶんほとんどの人が読んでいないんじゃないのかな・・・
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(2008年)1月29日に初会合が開かれたとき、終了後、ある記者がやってきて、「この会議に何を期待しますか?」と問うたから、「こういう会議には期待しない方がいいよ。みんな立場があるんだからポジショントークは避けられないだろう」と答える。そして親しい人には、「この会議のアウトプットは尐なくともふたつある。ひとつはシミュレーション。いまひとつは議事録だ」と言っていた。 |
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2008年の「高齢者医療制度に関する検討会」の時にも、第2回会議の際に、僕がイメージする医療制度改革案に関わる試算要求を出している。2007年の「医療費の将来見通しに関する検討会」では、僕は直接試算要求を出したわけではないが、第1回、第2回で僕が話したことを裏付けるデータを、保険局調査課が第3回会議で準備してくれていた・・・。参考までに
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11月2日 |
下記、6頁に、脚注を挿入。
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11月1日 |
下記、7頁に、脚注を挿入。
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10月31日 |
なんか、いいね。
では、続いて年金ものとして、これなどもどうかな。
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> 先生、臨時構成員になったんですね。
面倒やのぉ。そんなもん、なってないって。。。 |
10月29日 |
もうすぐ定員に達するらしいぞ > ゼミの学生さんたちよ
う~ん、『社会保障の政策転換』という本を書いた僕的には、政策転換は当の昔に起こっていて、政権交代はそれをむちゃくちゃに破壊したわけで、それで、今ようやく、破壊される前の軌道に戻す道が模索されているだけのように、みえるんだけどね。
今日届いた連絡
有識者会議っていっても、
すでに結論は出ているというのに、
一体彼らは何をしたいんでしょうか・・・。
これも民主主義の運営コストなんですかね???
だな。でもまぁ、「新しい年金制度」ではもの足りず、「真新しいピッカピカの年金制度」なんかが、飛び出してくるかもしれないぞ(笑)。もしそうなれば、それこそ「一体彼らは何をしたいんでしょうか」になるけどね。 |
10月28日 |
10月28日午前 峰崎内閣官房参与ブリーフ
Q)有識者会議のメンバーは、社会保障国民会議のメンバーと変わるのか。一部重なることもあるのか。
A)余り変わってなかったような気がするが、あのときはずらーっと数が多かったが、今回は少人数。重なっている方もいたかもしれないが、重なってない人もいる。
ふ~ん、そうなの。誰が重なるんだろうね。
でっ、記者さんたちからいくつか問い合わせが来ているけど、この話は僕は断ったよ。「私がいると、座長先生、副座長先生がやりづらいでしょうから、お断りさせていただきます」と丁重にね。実際のところ、彼ら学者がそれを強く望んだみたいだし(笑)。ちなみに、僕は、2週間ほど前に「吉川先生が座長に就かれるのでしたら、参加しましょうかね」との返事しか出しておらず、その次の返事が一昨日で、彼らの願いを叶える「座長先生、副座長先生がやりづらいでしょうから、お断りさせていただきます」。
(上記の原型をアップして、学生とつるの屋で飲んでいた3時間ほどに、ご隠居生活は解除すべきです、引き受けるべきですとのメールがいくつか来ていたので、上記、若干加筆。「再び、あのときの熱い盛り上がりを」、はたまた「政府の正常化」までも期待した人たち、ごめんな。彼らにとっては、僕は招かれざる客なもんでね(笑)。この事務局なんだから引き受けましょうよという連絡もきてたけど、この事務局なんだから、有識者会議がどうであれ、大丈夫でしょう) |
10月26日 |
数年前の医療政策担当の記者も、いまやほとんどが入れ替わっているようなので、次でもどうぞ。今回も、現在と2025年の名目医療費を並べて、「そら、いくら高くなる!」と大騒ぎしているみたいなので。。。
今回の財政影響試算は、次に書いているように、将来の医療費は、国民所得と政策スタンスが決めるということが目に見えるような形でなされているな。
上で論じたようなことが、後に、社会保障国民会議の医療介護費用シミュレーションの試算技術に応用されていくことになる。
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どもな。おかげで、画像、復活したよ。でっ、HPのお掃除もありがとさん。 |
10月25日 |
勿凝学問330 高齢者医療制度早わかり心得帖 |
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カセマリ、毎度、どもな(笑)。でも、まだ背景画像の復活ができん・・・ぼちぼちやっておきます。
Sent: Monday, October 25, 2010 10:11 PM
To: Y Kenjoh
Subject: Re: カセマリさんへるぷ
おつかれさまです。
田島さんの話の記事へのリンクが長すぎて、
テーブルの中のテーブルが幅をきかせてしまっていたため、
大枠をいくら指定してもダメだったようです。
リンクを2行にしましたので、これで大丈夫だと思います。
添付ファイルご確認ください。
あと、背景画像を前のように固定にしておきました。
もしも固定でないほうが宜しければ言ってください!
加代子先輩の晴れ姿をお写真で拝見しましたが、本当に素敵でしたね。
私はまったく気配すら無いですが、なぜか余裕で構えています。。。
仕事のページ、仕事の息抜きに見ています!
雲仙いいですね・・・
三田祭にはみんなで顔を出す予定です。
今年も楽しみにしています。
加瀬
>http://kenjoh.com/
>
>の日付のところの列幅を調整するには、どうすればいいのかな?
>
>ビルダーでひっぱっても動かなくなってしまいました。
>
>権丈善一 |
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10月24日 |
昨日、一昨日に会った方から、同じ質問が来たので、下記、どうぞ。
上の文章をメールで伝えましたら、
とても参考になりました。
本日自民党のセミナーに谷垣総裁がお見えになっていました。
やはり、負担増による社会保障の持続性について語っていました。
・・・
これからも先生の記事等をウォッチさせていただきます。
どうもありがとうございました。 |
ふ~んっ。まぁ、上に紹介した勿凝学問185に書いているように、「負担増のビジョンを示さない政党には拒否権を発動するべし」なんですよね。
ちなみに僕は、上記の文章の6-7頁に書いていますように、どこの政党の支持者でもないですからね(笑)。主体的に浮動票を演じている自由人です、はい。
映画『パイレーツ・オブ・カリビアン Part1』のなかの一コマより |
出演
不真面目な海賊 キャプテン ジャック・スパロウ (ジョニー・デップ)
ヒロイン エリザベス・スワン (キーラ・ナイトレイ)
ヒーロー ウィル・ターナー (オーランド・ブルーム)
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エリザベス 「ジャックはどっちについてるの?」
ウィル 「今は、こっちの味方みたいだ」
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この数年間、かつて敵だった組織、団体がいくつも味方に変わってきましたけど、僕は何にも変わらないのに、いつも相手が変わっているだけなんだよね。見ていて、みんな大変そうだなと思うよ、ほんっと。最初からよく考えれば良いのに・・・( ̄。 ̄ )ボソ... |
10月23日 |
本日、ご出席の皆さんへ
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今日の授業で紹介した生活保護関連の本の書名を、レポート提出用掲示板にアップしているので、覗いておいてください。 |
10月11日 |
カレンダー届きましたよ。「心なごむ四季の風景」と「けんこうカレンダー」。
う~~~んっ、ライバル社とは数で勝負ですねぇ(笑)
どっちが僕好みかの評価は、控えておきましょうかね。。。。
ちなみに、戦国武将に学ぶ休日の過ごしかたでは、「信長的がっつり休日」でした
・・・休日くらいがっつり働けってことか? |
10月20日 |
今日が、申込みの締切ですね。
次のような連絡がきているけど、田島さんとは、2月のアメニティー・フォーラム で知り合っていて、まぁ(ひょっとすると)、君が心配するような状況ではないかもしれぬ――心配、ありがとよ(笑)。
ゼミの学生も何人かくるみたいだから、最終日の日曜日に、温泉にでも行くとすっか(笑)。
ちなみに、福田氏の後援会長の田島さんと、福田氏に負けた元防衛大臣の久間氏は、従兄弟でもある。 |
10月18日 |
一週間経ったので・・・
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10月17日 |
うん、いいせんいってんじゃないかな。
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To: 'Y Kenjoh'
権丈先生ありがとうございました
○○です(それって誰?(笑)))
私の質問に対して、権丈先生に一月ほど前に紹介してもらった文章と、
HPの他を、ちょっとだけ覗いてみて
今まで、絶対の解、事実の解明 というような科学の中にいるように感じていた、真実はあるという医療者の思い込み中の私にとって
経済学という範疇は、今、流れていく雲を予測するというか
山師が何人もいて、後から考えて、やっぱりこいつがすごかったのかというようないつも流れて、形の定まらないものに
それでも、付箋を貼って、その流れの形を見ている。
・・・ |
では、次などもご参照あれ。
-
風間直樹氏(『週刊東洋経済』編集部記者)「『そうした政策は、経済学的にはありえない』。経済・社会問題を取材していて、“有識者”からこのフレーズを聞くと、心底うんざりします。政策への評価に当たっては、彼らが御託宣するような、つねに正しい唯一の解などありえない。ただ同時に、左か右かといった二分法でくくれるほど、単純な話でもありません」(『週刊東洋経済』2010年8月14-21号,30頁「編集部から」)。 |
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10月15日 |
産経論の学生さんへ
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10月14日 |
今日の講義での雑談「需要が生産者によって創出されているとしたら、経済学の規範分析はどうなると思う?」の話は、次で少し触れています。
「医療経済学の潮流」『医療年金問題の考え方――再分配政策の政治経済学Ⅲ』にも、それらしきことを書いています。
-
「何々が望ましい」という表現は、望ましいと思っている主語を誰にするかによって、おおよそ3つに分類できる。主語の候補は、本人、次に衆人、それから偉人である。「何々が望ましい」という表現を用いる本人が、その社会で権威をもつ人であれば、「わたくしは何々が望ましいと思う」という発言はそれなりに説得力をもつのであるが、そうでない時には、「わたくしだけではなく衆人が望んでいる」とか、「偉人が望んでいる」という形にすれば、いくらか説得力は増す。経済学者たちが政策提言――「何々が望ましい」という発言――をするとき、彼らは多くの場合、それを望んでいるのは、経済学者本人ではなく衆人であるとする論法を用いる。そこに登場する概念が、消費者主権である。経済学者は、消費者の需要を神聖不可侵なものとして取り扱い、その神聖なものに支えられたみずからの発言を、発言者本人の希望としてではなく、衆人の希望として論じることができる論理構造をもつ点が、経済学の強みであり、経済学者の強みともなる。
しかしながら、消費者の需要は神聖不可侵であるという新古典派経済学上の先験的公準が成立しないような場合、この学問による分析は、一体どのような意味をもつことになるのであろうか。そしてそうしたことが医療経済学の世界では起こるかもしれないのである。たとえば我々は、みかんを買いたいと思って果物屋にでかけ、そこで店主が、「あなたの欲しいものはみかんではなくメロンです」と言われたとき、「メロンですか。てっきりみかんだと思っていました。ありがとうございます」というような反応を示すであろうか。医療では、風邪だと思って病院を訪れ、そこで医師から「風邪ではなく肺炎です」と言われれば、思わず「肺炎ですか。てっきり風邪だと思っていました。おかげさまで助かりました」という状況になりかねない。こうした状況が起こりうることは、医療経済の世界では医師誘発需要理論という考え方で説明することができる。いまそれをみてみよう。 |
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10月11日 |
コラム 経済を見る眼「不磨の大典”総定員法”の弊」『週刊東洋経済』今週号 |
10月10日 |
ノーベル平和賞が登場する文章
他に、ノーベル賞が出てくる話
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10月8日 |
今日の日吉の授業で紹介した文章の中からふたつほど。
まずは、まさに産経論の講義そのものが冒頭に登場する、次の文章。
そして、日吉の学生さん向けに、実にタイムリーだった、社説。
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10月6日 |
あはは(笑)。
弊社にも研究所のカレンダーが送られてきました。
「法研にはないのかぃ まあ、これほどのカレンダーは~」
なんぞと書かれては、弊社のカレンダーを研究室に送らなければなりません・・・・。
追伸
11月17日のルポールにお邪魔してもよいですか? |
うん、いくつも同じ質問がきてるんだけど、以前、宮本先生が、「北海道よりも東京の方が大勢の人が参加しやすいでしょう」とおっしゃってたから、きっと、みなさんも出席できるシンポだと思います。詳細が決まったら、アップしますね。 |
10月4日 |
このたび、小社(社会保険研究所)発刊の雑誌をご購読いただいておりますお客様に、「さわやかカレンダー」をお送りいたしました。・・・是非、1年間ご愛用ください。 |
はい、毎年、一番のお気に入りです。ひょっとして、雑誌よりも・・・
でっ、法研にはないのかぃ。まぁ、これほどのカレンダーは作れまぃな。。。
まぁ、今週号の編集後記「記者の耳」はよかったよ。 > (野)さん
2年ほど前、健保組合解散が報道されていた頃、いずれ財務省が協会けんぽには保険料引き上げの道しか残さないだろうから、解散して協会けんぽに移ったことを後悔するところがでてくるさと話をしていたものです。 |
10月3日 |
お知らせ
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2010年11月17日(水)
シンポジウム
「社会保障と雇用をどう立て直すのか 政治と政策の間で」
基調講演
権丈善一(慶應大学)
濱口桂一郎(労働政策研究・研修機構)
パネルディスカッション
権丈善一
濱口桂一郎
山口二郎(北海道大学)
宮本太郎(北海道大学)
時間:14:00~17:00
場所:ホテル ルポール麹町(東京都千代田区平河町)
主催:北海道大学大学院法学研究科附属高等法政教育研究センター
共催:文部科学省科学研究費基盤研究(A)
「日本型福祉・雇用レジームの転換をめぐる集団政治分析」
後援:日本医師会 |
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10月2日 |
「みずほ年金研究所小野正昭理事に持続可能な年金制度構築の課題を聞く」『日本経団連タイムス No.3014 (2010年9月30日)』 |
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小松秀樹先生、なんかいいなぁ。「医療再生フォーラム21」というのが立ち上げられて、その目的の一つは、「公的医療費と研究教育費の抜本的な増額のための行動を呼びかける」ことらしい。そこに出席していた小松先生の一言(m3.comより)。
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「公的医療費と研究教育費の抜本的な増額のための行動を呼びかける」についても、「そうした主張をすることは逆効果」と一蹴した。「いくら大同団結しても、社会に対する説得力がなければ意味がない」とする小松氏は、「力強い異端と多様性」が医療界を変えていく原動力になるとした。 |
m3.com ”レポート 「医療崩壊の第二の原因は医療者自身」
医師の自覚と協力呼びかけ「医療再生フォーラム21」”が第1回シンポジウム開催、実行力は未知数 |
- うん、まぁ、小松先生は、遠慮されているけど、言いたいことが僕には分かる気がする。
- ちなみに、当フォーラムの発起人は、次の3氏。
本田宏・済生会栗橋病院副院長、黒川衛・全国医師連盟代表、植山直人・全国医師ユニオン代表
- 付録
小松先生、本田先生、そして権丈が登場する座談会。
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10月1日 |
新潟県医師会報「医療政策会議報告書――経済成長と医療政策のあり方」
-
本報告書は、200頁以上に渡り、医療による経済成長だの、診療報酬云々を言う前に、医師が知っておかなければならない日本の経済状況が書かれている。同時に、医療界の無知を鋭く指摘している。権丈善一委員(慶應義塾大学商学部教授)の文章を抜粋して紹介する。
・・・
・・・
・・・
できないと分かっていた公約を掲げた政権の迷走はご存知の通りである。本報告書から、医療界も負担と給付に踏み込んで発言する勇気が必要であろうと思われた。 |
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9月30日 |
どもな。うん、いいね、次の記事――是非とも > ALL
- 峰崎直樹 前副財務相「民主党政権は、なぜ財源問題に苦しむようになったのか」『週刊エコノミスト』臨時増刊10月11日号、102-5頁。
- 42-4頁も、いいんじゃないかぃ。
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明日、木曜日3限「社会保障論」の履修者は、2限の権丈英子「社会保障各論 人口労働問題と社会保障」にも出席をって、言っていたよね。。。僕の講義では、人口・労働問題にはあまり詳しく触れませんので、よろしく。できれば、木曜1限の清家先生の「労働経済学」から3つ続けて、ぐわんばっておいてくれ。 |
9月29日 |
一週間経ったので
今週号の『週刊東洋経済』「特集 70歳まで働く!」、62-3頁「高齢者は若年者の職を本当に奪っているのか?」の記事にもコメント有り。 |
9月26日 |
とにかく、政治に何を求めるかではなく、いかにして政治から国民生活を守るか、金融ディーラーの次くらいに短期的視野で動いているようにみえる政治家から、いかにして社会保障を守るかの問題意識ももってもらわなければですね。24日金曜日、日医の医療政策会議の委員として、25日土曜日、日本病院会の参与として出席した総会の中で、二日続けて頼まれもしないのに資料を配って説明したことは次。病院会では30分ほどの説明の後の質問が止どまることなく、終わってみたら全4時間の会議で僕が説明をしはじめて1時間半が経っていた。。。
日本病院会での質問の最後に、「では、われわれはどうすればいいのか?」との質問あり。1月の日医の医療政策会議で同じような質問をされたときに言ったことは、「少なくとも、邪魔をしないでほしい」。
それに付け加えるとすれば、昔から言っている、「負担増のビジョンを示さない政党には拒否権を発動するべし。中長期の財政ビジョンの中での医療財源の位置づけが示されないかぎり、支持をすれば診療報酬を上げてやるという言葉には決してのるべからず」の二つでしょうかね。後者については組織の本来の目的からすれば難しいでしょうけど、そういう判断をする会長を高く評価するくらいの気概のある組織文化を創ってもらいたいところ。次をご参照あれ。
付録
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9月22日 |
19日の「これからの社会保障政策を考えるフォーラム」の記事
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9月21日 |
勿凝学問329 介護関係者への消費税の説明は楽なのかもしれないと思った日―――介護と付加価値税のモデルはともにデンマーク? |
9月20日 |
権丈英子「オランダの雇用 女性の就業率が90年代に急上昇し、日本を上回る」ニッポン再成長の処方箋が満載 世界経済大図鑑『週刊東洋経済』今週号 |
9月19日 |
これからの社会保障政策を考えるフォーラム出席の皆様へ
シンポジウムの最後での、「なぜ、日本はこうなったのでしょうか?」という小山さんからの質問に対する回答です。
今日の配付資料をアップしておきます。
最後に少し触れた話は次です。
付録 今日の介護関係者の講演会での演者の充実度!
-
大熊由紀子さん著『物語 介護保険』での登場回数
下巻索引より |
大森 彌先生 |
8つの話 |
田中 滋先生 |
4つの話 |
香取照幸さん |
16個の話 |
- でっ、僕は1回ポッキリ。しかも、「あとがきにかえて―――2000年以後に起きたこと」に登場という超新参者だったわけです、はい。今日、紹介したように、大熊さんの次の文章に続いて、僕は現れます。。。
- 堤さん、福岡からわざわざのご出席どうも。『物語 介護保険』上巻116頁に、志免町が出てきます。
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9月18日 |
さて、この問題は、制度の問題?政治の問題?財源の問題?それとも・・・ and 僕の歯医者さんの紹介(笑)。診察台に座って治療してもらいながら、僕らはこういう問題を話し合っていたりもする。。。
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どもな。うん、悪くないね、次の記事―――先週号の話になってしまったけど。
- 山本譲司氏「障害者問題に道筋をつけないと受刑生活は終わらない」『週刊エコノミスト』9月14日特大号
-
凶悪犯の収容所だと思っていたが、実は居場所のない障害者の受け皿だった―――。自らの服役経験から思いがけない刑務所の現実を発信し、大きな反響を呼んだ元衆院議員の山本譲司さんは、現在も刑務所改革や出所や支援に取り組んでいる。 |
他、28-9頁も、おそらく多くの人が考えていることが書いてあって、なかなかいいと思う。 |
9月16日 |
-
19日のフォーラムを先生のHPで知りました。
・・・
(早めにアップしていただけると幸いです) |
そっ、そんな怒らなくても・・・(T_T)トホホッ
では、みなさんにオープンの会合で、いま手元にパンフレットがあるのをひとつ。でも、遠いですよ。
|
9月15日 |
下記(その1)の、欠けていた57-58頁を補填。
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9月14日 |
これからの社会保障政策を考えるフォーラム
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日 時 平成22年9月19日(日)12:30~16:40 (受付開始11:30)
会 場 横浜市鶴見公会堂(JR京浜東北線 鶴見駅前)
日 程
プロローグ 12:30~13:00 フォーラム実行委員会 代表 大森 彌 氏
講演Ⅰ 13:00~13:50
慶應義塾大学大学院経営管理研究科 教授 田中 滋 氏
講演Ⅱ 13:50~14:40
慶應義塾大学商学部 教授 権丈善一 氏
講演Ⅲ 14:55~15:45
厚生労働省 政策統括官 香取照幸 氏
ディスカッション 15:45~16:40 「2025年の実践者へのメッセージ」
【パネリスト】 大森 彌 氏・田中 滋 氏・権丈 善一 氏
【コーディネーター】 小山 剛 氏 |
19日のフォーラム、顔が赤いのは日焼けですのでご了承を・・・。でっ、下記、分かってる分かってる(笑)、ちょいと山の中にいたんでね。
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ゲゲゲの女房とは関係のない話だけど、次の文章5ページに登場する鬼太郎さんが、野党の要職に就いたみたいだね(この前の根回し段階でのA新聞のリークの結果、なにもかもひっくり返ったということにはならないよな・・・)。
この人事は、与党にたいして(野党ではない)、相当に正しい刺戟を与えるだろうね。どんどんと、こういう動きが進まなければな。 |
9月8日 |
菅氏側近が、小沢さんは実現できないことばかりを言っていて、小沢さんは希代の詐欺師だと言っているらしい。確かにその通りだろうけど、小沢さんをかばうつもりはないが、彼は民主党の代表の時から言っていることを繰り返しているだけで、何も変わってない。
それから未だに双方、マニフェスト、マニフェストと言っているみたいだけど、真性のねじれ国会の下でそんな話をしてなんになるのやら。といっても、彼らが自らの統治の正統性の根拠にマニフェストおき、マニフェストに縛られながら、経路依存性という社会法則の成立を証明してくれるであろうことは予想されたことであって、だから、僕は、昨年の総選挙で勝利した政党が、この世からなくなること、その時だけが、小沢政略の現れ「政権政策の基本方針(略称マグナカルタ)」の流れのなかで作られた昨年総選挙時のマニフェストの呪縛から、この国が開放されると言ってきたんだけどね。この予測、当たりたくないけど、当たるのかねぇ。 |
9月6日 |
勿凝学問328 政治主導だと財源が生まれるなんて話、もう、いい加減にやめような―――せいじしゅどうという呪文を唱えたら、50センチが210キロになるらしい? |
9月4日 |
この日に書いていたことは、上述「勿凝学問328」で吸収。 |
9月3日 |
学術シンポジウム「国家財政と医療(その2)」『日本医療・病院管理学会誌』July 2010
学術シンポジウム「国家財政と医療(その1)」『日本医療・病院管理学会誌』April 2010
- 「国家財政と医療――あるべき医療の姿を求めて」
- 特別講演 宇沢弘文 社会的共通資本としての医療
- 学術シンポジウム
- 権丈善一
- 可部哲生(財務省主計局)
- 遠藤久夫(学習院大学 中医協会長)
- 新村和哉(厚労省医政局)
- 特別発言
- 渡辺俊介(日経新聞論説委員)
- 熊川寿郎(国立保健医療科学院)
- 柿原浩明(立命館大学)
- 今井博久(国立保健医療科学院
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お暇なひとに―――僕らの遊び
- これ、ほんとうに、日本の総理を決める選挙か?
もし、現総理が代表選で負けた直後に解散したらどうなるんだ?
- 閣僚が全員反対して、解散詔書に署名しなかったとしても、
閣僚全員を罷免すれば、総理大臣は解散できます。
だけど、かろうじて解散はできたとしても、
新代表が、前代表を除名する、あるいは公認せずに対抗馬を立てる、などの措置をとれば、前代表は無所属で戦うしかないですね。
仮に衆院選で勝てたとしても、民主党の代表ではないわけだから、
首班指名は受けられないので、選挙後の特別国会では総理じゃなくなります。
政治的には終わり、でしょうね。
- でも、世論調査を参考にするとすれば、小沢さんが党首の民主党は、代表選直後の総選挙で大敗するだろうから、敗者グループが代表選に負けたときに民主党に残っているメリットってなんになるんだ。
まぁ、解散はないとしても、今回は、負けた方は、すんなりと勝者を首班指名するのかなぁ。
- そこは・・・・・・
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次の記事に、この民主党代表選を西南戦争に譬える話がのってるな。確かに、これは戦争だし、去年の総選挙と同じ構図での大戦争。一年前、当時の政権はポピュリズムに大敗。さて、今度はどうなることやら、だな。しっかりと、しこりを残してもらわないとな( ̄。 ̄ )ボソ...。
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9月2日 |
そう言えば、一昨日の参議院政策秘書研修会で、与党の秘書さんから質問があった、「どうすれば実現するんでしょうか?どうすれば国民を説得することができるんでしょうか?」に対する、僕の回答、「挙国一致でやることだ。財政に関する基礎的な知識のない人たちに選択肢を与えない。僕らのように、この国には負担増が必要と考えてきた人たちには、いままで選挙での選択肢がなかったんだから、その逆もありだろう」との話は、次にあります。
ちなみに、政策秘書研修会では、次のスライドから話をはじめた。
去年や今年の財政赤字、PBの赤字を消費税で換算すれば何%になるのかも知らない普通の人たちに、国の財政運営について意見を聞いて、何になるのやら(勿凝学問318参照)。
それと、出席者を前に、「成長戦略神話」も崩してきた。予算編成をはじめとした法案作成で用いる成長率以外の成長率を用いて政策を論じてはいけない法律でも作らないと、この国の政策論争は、永遠に収拾がつかないだろうとも。
ところで、あの日は、与党の秘書さんから、名刺交換で、「うちの先生も、ウソのような本当にあった話に加担していたと思います」と挨拶されるし、野党の秘書さんからサインを頼まれるしで、ああいう、全方位の政党関係者が集まったところで話をする機会はおもしろいね。まぁ、多くの人が、「なるほど、うちの先生は、ウソつきなのか不勉強なのかのどっちかだな」と思って帰ったと思うけど。。。公平を期して、全政党を満遍なく批判してきたけどな。
付け加えれば、最近おもしろかったのは、メリルリンチでの講演。僕は、「資本の成長」の話はするけど、「ある特定産業の成長」の話はしない。そういう意味で、成長の見込みのある産業を自由に移動する資本を取り扱っている投資家対象の話の方が、実にやりやすいわけだ・・・言っている意味、分かるかな? |
9月1日 |
あはっ、たしかに間違えていましたね。下記の文章、年金課長ではなく、年金数理課長です。平成23年度予算概算要求に「新たな年金制度の創設に向けた検討に1.5億円」と記されているので、8月19日に僕が伝えたかったところに「伝わったようなので」目的達成としていた文章を再掲することにした。
-
ところで今起こっていることは、政治経済学的には興味深いな。
「(新たな年金制度の創設が必要)・・・現在の年金制度を存続させることは困難であり、簡素で公平な新たな年金制度を創設する必要があります」と公式文書で公言して展開されている現行の年金政策を、2004年年金改革を成し遂げた当時の年金数理課長が、勿凝学問327に書いているように、バカなことは止めようよと批判する。年金局は、仕事柄、先輩の論に反論というか、「今」を肯定するための屁理屈を準備せざるを得なくなる(あるメディア関係から入ってきた情報)。
こういう仲間割れを誘発する権力の使い方ってのは、ある種の性向をもっている人にとっては堪らないのかもしれないな。
なぜ、「現在の年金制度を存続されることは困難」で「新たな年金制度の創設が必要」なのか、年金局からの見解を知りたいところだね。まさか国民の信頼を失っているから存続が困難じゃないよな。信頼を失墜させたのはおたくの三役たちだろうし、政争の具とされてきた年金の信頼回復に努めていくのが、年金局の真っ当な仕事だと思うけどね。まぁ、仕事には真っ当なものもそうでないものもいろいろあるだろうけどな。それとも何かい? 年金局は、「新たな年金制度の創設が必要」と昔から思っていたのかい? そりゃぁ、知らんかったねぇ。
医療のような短期保険とは違い、「新たな制度」に切り替えるのが技術的に難しい長期保険である年金を、新しく創設して、かつ簡素にするらしい――。 |
そう言えば、昨日、参議院政策秘書研修会で、「ウソのような本当にあった話」コーナーで紹介したことが、今日の民主党代表選の中で、また言われていたな(笑)。
ちなみに、僕の講義には、「ウソのような本当にあった話」というのがいくつも出てくる。多くは、現与党が、野党時代に言っていた放言がネタ元なのだが、あの手のウソ話は、まだ過去形になっていなかった模様。懲りないねぇ、この国は。
なお、「勿凝学問299 党対政府の21世紀の西南戦争」の読者から、6月に、21世紀の西南戦争は政府軍が勝ったということですかと問われたとき、僕の回答は――19世紀の西南戦争は敗軍の将は自刃したが、21世紀は生きてるから、まだ分からんよ。
最後に、昨日の参議院政策秘書研修会で話した、この国の政党は政党の体をなしていない、ひとつの党の中に憎しみあっている者たち、財政に関して正直に語っている者とそうでない者が一緒にいてどうすんだ、という話は、次をご参照あれ。まぁ、今の動きは、順調に分裂に向かっている動きと前向きに評価はできるけどな。
でっ、よぉ、あひるねえさん、バイクに乗って郵便配達、元気そうだな。。。
昨日久しぶりに学校に行ったよ。あっちゃん、ようやく昨日、手紙をみたよ。 |
8月30日 |
昨晩は、他の方からも、「いつも先生のホームページを拝見させていただいております。先生の発信するご意見にインスパイアされたり、いい意味で刺激を受けています。」との連絡がきてました。そうですね、もし、時間がありましたら、次の中の、議事録と数々のシミュレーション結果や資料をみて、社会保障をめぐるここ数年の出来事を復習しておいてください――講義を履修している学生さんは必読。
勿凝学問159に書いているように、審議会などのアウトプットは、「議事録とシミュレーション(や配付資料)」だと思っています(報告書も大切ですけど、そこに至るまでの過程が重要)。先日、北海道で会った人も言っていましたけど、僕が出席している会議の議事録は、かなりおもしろいらしいです。。。彼は、仕事柄、他の会議の議事録も読んでいるようですが、他のは決してそうではないとも言ってた(笑)。
ちなみに、勿凝学問159は、161に続きます。
あの時、旅先の尾瀬にまで連絡が来て、「山に行かれているところすみません。国民会議の人選は、総理が係わっていて閣議で決められていることですから、そこでの手続が完了するまで、会議開催の連絡をとらせてもらうことになりました・・・」という苦し紛れの弁には、失笑。。。 |
8月29日 |
先生のHPを開いて学ぶことが日課でした。
パスワードの入力が必要になったのですね。
お願いです。パスワードを教えて下さいませんか?
いろいろ知らないことを教えて頂きたいのです。
厚かましいこととは思いますが、入門させてください。
よろしくお願い申し上げます。 |
いえ、あの、下記の掲示板は、集中講義でのレポート提出用ですので、申し訳ありません。
それと、まぁ、僕も48年の人生の中で、2年くらいはらしくなく働いたかなと思いますので、もういいかなという感じでしょうかね。
それに、8月16日のところにも書いていますように、最後に書いたのが次ですし、論ずべきことも論じたいこともないですよ。昨年の明日、8月30日の総選挙から続く政治の有り様、これが民主主義というものですから。
2004年1月に書いている、一筆書評などもご笑覧を。
先日の北海道での集中講義の学生と教科書を書くことを約束してきたので、とりかかってみましょうかね――でも、いつになることやら(笑)。
・・・そう言えば、次の更新を行っていましたので、よほどお手すきの時にでも。
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8月19日 |
こちらを掲示板として利用してください。
朝の8時50分から夕方の4時10分までの4コマを、土曜日も容赦なく4日間・・・社会保障千本ノックだな、こりゃ。
僕の素性をまったく知らない学生さんたちに、社会保障や財政についていろいろと質問をしながらの講義は、今日、僕を知っている飛び入り学生さんが言っていたように、町の様子を知るために遊び人の金さんになったようでおもしろい(笑)。。。。
伝わったようなので(笑)。 |
8月16日 |
先日話した、大学における社会保障教育の問題点については、3年半も前に次に書いているな。
次に、引用もしてる。
一ヶ月近く、何も書いていないけど、まぁ、最後に書いたのが次だからね。
永田町、霞が関界隈で働いている政治家以外の人たち、くれぐれもご自愛を。
彼らのせいで体を壊すなんて、バカらしいぞ。
それにしても、どうして1%もいたんだ?
そっちの方が不思議だよ。 |
8月7日 |
なんか、いいなぁ。
参考までに
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8月3日 |
うん、まぁ、一所懸命勉強して書いてるな(笑)、今週の『週刊エコノミスト』。税や社会保険料というのが、国のかたちを変える手段、社会全体のインセンティブスキームを変える大がかりな政策手段だということが、すこぉし分かってきた内容にはなっている。特集名「菅さん!!勉強不足です――」のセンスのなさには、吹き出してしまったけどねぇ(笑)。まぁ、事実ではある( ̄。 ̄ )ボソ...
- 競争促進と需要創出に税は効く
- 医療・介護・保育・教育の「必要消費」で需要不足を緩和
勿凝学問285にご登場の毎日新聞の野沢和弘さんが、次を書かれています。
- (エコノミスト・リポート)障害者雇用が企業を活性化させる
それと、僕に「ラジコ」を教えてくれた僕の歯医者さんへ。「中高年リスナー回帰続々 ラジオ復権!」特集に次の記事があります。この特集、まさにラジコで「回帰」した僕ら世代には、けっこう愉しい企画。
他に、今週の【学者が斬る】「ギリシャが日本の財政政策を変えた?」(近藤健彦氏)はいいねぇ。 |
8月2日 |
一週間経ったので・・・
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- 先週号では、「ミスターWHOの少数異見――感染する野党病、できないことは言うな!」(31頁)はいいねぇ。
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8月1日 |
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過去の似たような仕事
- 2004年1月23日
- 2004年2月3日
- 2006年5月1日
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