「教師と教え子という関係から結婚に発展するカップルは多いです。その99.9%が男性が先生というパターンで、夫婦関係に上下関係があることがよくあります」とはキャリア10年以上、3000件以上の調査実績がある私立探偵・山村佳子さんだ。
2023年9月11日、勤務先の中学校で女子中学生の裸の画像を所持したとして、練馬区立中学校の校長・北村比左嘉容疑者(55歳)が逮捕された。逮捕は児童買春・ポルノ禁止法違反容疑による。警視庁の発表によると、北村容疑者は押収したビデオカメラに、性器を触る画像や裸が写った画像が入っていると話しているという。
圧倒的な力を持つ大人が、欲望のままに子供を支配し尊厳を奪う性加害は魂の殺人ともいわれる。直近の裁判の判例でも、2023年1月長崎県諫早市の中学校講師が複数の男児に行った性加害事件(懲役2年6ヵ月、執行猶予3年)、2023年2月、神奈川県湯河原町の元保育士が、勤務先の保育園で女児にわいせつな行為と裸体撮影、強制わいせつを行った性加害事件(懲役5年6ヵ月)と後を絶たない。卑劣で悪質な犯行が野放しになっているのが、日本の現実なのだ。
今回山村さんのところに相談に来たのは40歳の専業主婦。紗香さん。
前編「「中3のとき先生とキスして」元教師の夫の調査を依頼した15歳年下妻の「賞味期限」」では、55歳の夫との14年間の結婚生活について紹介した。夫は紗香さんが中学3年生のときの担任の教師だ。その先生を慕う15歳当時の紗香さんと恋愛関係になり、キスをしたり体や性器を触るなどをしていた。これでも完全なる性暴力である。
実際セックスをしたのは卒業後の18歳で、それから2年間の交際をするも、別の教え子に手を出して破局。その3年後に紗香さんから復縁をもちかけ、その3年後に結婚。
夫は結婚してから3年後、別の教え子への性加害で退職、現在は無職だ。それでも資産家でもある夫は生活に困ることはなく、夫婦関係を続けてきた。しかし、1ヵ月前、紗香さんの40歳の誕生日に夫は冗談交じりで「ババアになったね」「女としての賞味期限も終わっている」と発言。これに深く傷ついた紗香さんは、夫から禁じられていた「口答え」をする。夫はそれから紗香さんを無視したり、無断外泊を繰り返すように。
紗香さんは夫から働くことも友達や実家との交流もやんわりと「禁止」されており、相談相手がいない。このままでは離婚して路頭に迷う可能性があると、山村さんに連絡をしたのだ。
20代後半と思しき女性をピックアップ
紗香さんは無自覚でしたが、夫婦関係にはかなりの問題があります。とはいえ、ご本人が不利にならないためにも、浮気の証拠は持っていた方がいい。この1ヵ月間、夫婦の交渉はもっていないとのこと。紗香さんの話では、夫は性欲が強く、55歳でも3日に1回は求めていたといいますから、女性がいる可能性は高い。
調査するにも、夫は不動産収入で暮らしており、定職がないので常に自由。いつ家に戻ってきて、どう動くか全く分からないので、よく外出するという平日夜に調査を行いました。
まず、東京都南部にある自宅前で張り込みをスタート。大きなガレージがある家で、ここは夫の伯父が持っている物件だそう。結婚をしたときに、「ずっと住んでていいよ」と言われ、14年間住んでいるとか。
夫は車が好きで、ワゴンタイプの大型車とツーシーターのスポーツカーの2台を持っているので、探偵カーで見張りました。すると、張り込み初日の15時にスポーツカーで出てきて、川崎駅前で20代後半と思しき女性をピックアップ。その後、箱根までドライブし、大型リゾートホテルに入っていきました。
サングラスを外しながら、車から出た夫は55歳という実年齢に見えないほど若い。背が高く筋肉質で、髪もフサフサです。トレンディ俳優のような白いパンツに、ブルーのシャツを合わせていて、モデルのような容姿です。これではかつての教え子たちも夢中になってしまうだろうと感じました。おそらく、公立中学校で教鞭を執っていた12年前まで、いろんな女子生徒に性加害を行ったのではないか……と推測。
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探偵事務所代表
山村 佳子
横浜生まれの横浜育ち。フェリス女学院大学を卒業し、平凡なOLとして働いていたが、大
学時代に経験した探偵の仕事が忘れられず、一度はあきらめた探偵の道に進むこ とを決意する。5年間の修行を経て、リッツ横浜探偵社を設立。お飾りではない、実際の調査経験も豊富な女性探偵として注目を浴 び、テレビやWEB連載など様々なメディアで活躍している。 リッツ横浜探偵社:https://ritztantei.com/