センシは固定しろ!みんなが言う「マッスルメモリー(筋記憶)」とは?
FPSゲームのエイム感度と「マッスルメモリー(筋記憶)」という概念について、一般的に信じられている事と実際の状況がどう違うのか。
一般的な考え方
古くからアドバイスとして、同じ感度を使い続けることが良いエイムにつながり、感度を変えるとエイムがダメになると言われている。これは、ひたすら反復練習することで、特定のターゲットにフリックするために必要な力の加減を脳が徐々に体得し、瞬時にヘッドショットを決められるようになるという考えに基づいています。
このロジックに従うと、感度は変えるな!変えてしまうと、これまで築き上げた「マッスルメモリー」が台無しになる!経験したエイム能力が失われるぞ!です。
これはゲーム内の感度だけの話ではなく、使用する周辺機器にも当てはまります。
反論: 「もしそれが本当なら、なぜ一部のトッププレイヤーは設定や周辺機器を頻繁に変えながらもトップレベルを維持できるのか?」と。
単純に「エイムに関していえば、マッスルメモリーはおそらくただの神話」
ただし、マッスルメモリーは完全な神話ではない。
エイムに関して言えば、ただただ、解釈の違った誤った表現であると思います。
本当のマッスルメモリーとは?
ウィキペディアを引用して、マッスルメモリーとは「繰り返すことによって特定の運動タスクを記憶に定着させ、最終的にはほとんど意識的な努力なしに実行できるようになること」と定義しています。
例として、スマートフォンのロック解除、靴ひもを結ぶこと、自転車に乗ること、タッチタイピング、ペットボトルの水を飲む動作(アーアー飲めなかったーって言って、水が口元を横切っていく人なんか見たことないよねw)などが挙げられています。これらは繰り返される動作によって、見たり考えたりしなくてもできるようになります。
最適化おじさんK(@SakeniTukaruK)さん / X
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なぜエイムにはマッスルメモリーが当てはまりにくいのか?
上記の日常的なタスクとは異なり、マウス操作によるエイムでは、常に様々な要因が影響するから。
例えば、湿度、マウスソールの摩耗具合、体の位置、さらには布製マウスパッドに溜まる微細なホコリの粒子などが、感度がエイムにどう影響するかに大きく関わります。 これらの変数(要因)を一定に保つことが不可能であるため、ターゲットにフリックするために必要な正確な距離を「記憶する」ことは(実質)不可能であるべきである。したがって、マウス操作を記憶に定着させられるという考えは反証される。
感度を変えるとエイムが悪くなる本当の理由では、マッスルメモリーがエイムに当てはまらないのに、なぜ感度を変えた直後にエイムが悪くなるのでしょうか? これは 特定の感度でプレイしている間、プレイヤーは「マウスの動き」と「ゲーム内の視点」に対して一般的な感覚を獲得します。
さらに重要なのは、これらの動きを実現するために腕の、どの部分をどのように使うかという関係性に依存するようになることです。
これらの側面の結果として、入力結果に驚くことがなくなり、腕のどの部分をどれだけ使う必要があるかに慣れるため、その感度がより快適に感じられるようになります。
その結果、感度を変えると、それまであった「慣れ(親しみ)」が失われ、さらに慣れていない腕の部位を使って様々な種類の動きに適応しなければならないため、多くのプレイヤーは感度を変えることを怖がる傾向があります。 例えば、低い感度でプレイしているときは、大きな動きに腕をより多く使い、細かい調整は手首で行う傾向があります。高い感度では、手首でより大きな可動域が得られ、腕は一般的に素早い方向転換のために使われます。この二つを切り替える場合、ほとんどのプレイヤーは短い適応期間が必要になります。(このバランスが急に変わると、脳と身体の接続が一時的に混乱する)
つまり、感度変更後にエイムが悪くなるのは、マッスルメモリーを失ったのではなく、特定の感度に対する「慣れ」と「依存」を失い、新しい設定に適応する時間が必要だからです。
感度変更(ランダム化)のメリット
しかし、これとは対照的に、科学的および経験的な証拠の両方から、感度を頻繁に変えること(センシティビティ・ランダム化など)が、実際にはエイムをはるかに速い速度で向上させるのに役立つ可能性があることが示唆されています。 これは認知科学の分野で「差分学習(Differential Learning)」として知られているものの例です。本質的に、絶えず新しい感度に調整する必要があることで、時間をかけてエイムに関連する神経経路が強化されます。これにより、反応速度が向上しエイム全体の柔軟性と反応力が高まり、改善される可能性があります。
なぜ同じ感度に固定する必要がないのか?
「感度を固定する合理的な理由は、ゲームの性質と目的に応じて選ぶ場合だけである」
例えば、Valorantでは、交戦が角度を維持し、最小限の動きでヘッドショットを当てることに重点を置いているため、低い感度の方が細かい調整が可能で、より一貫性があります。
Apex Legendsのようなゲームでは、素早く動くターゲットのトラッキングや素早い方向転換が必要となるため、多くの場合、高い感度が最適です。
そして、マッスルメモリーがエイムに結びついていないと分かっている以上、同じ感度に自分自身を制限する正当な理由はないはず。代わりに、プレイしているゲームに応じて最も理にかなった設定でプレイする方が良い。
同じロジックは、ゲーム内の役割にも適用されます。多くのヒーローシューターでは、キャラクターのプレイスタイルが大きく異なるため、キャラクターごとに異なる設定を持つことが一般的です。Valorantでは、攻撃側か守備側かによって感度を変えるプレイヤーさえいます。 要するに、それは個人の好みとゲームの状況によって決まるということです。
感度を変えるべきではないとき
経験から、多くのプレイヤーはゲーム中にデスした直後に感度を変える傾向がある。その場しのぎの変更では、問題の本質は何も解決されません。
感度変更は「調整」の一環であって、「逃げ道」ではないです。
感度を変えるなら、試合中ではなくトレーニング中にしましょう。
マッスルメモリー神話は誤解。実際は「感度に対する慣れと依存」
感度を変えるとパフォーマンスが下がるのは新しい使い方に適応中なだけ。
科学的には、感度をランダムに変える練習の方が成長が早い可能性ありけり。
固定感度が必須なのではなく、ゲームの性質や自分のプレイスタイルに合わせて最適な感度を使うべき。
ただし、試合中の感情的な感度変更はNG。
まとめといた(はなほじー)
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