「なら結局、事故原因はなんなのだ」という声に、いまだ明確な回答はない。
「これでもまだ中国の公僕を信頼しろというのか。われわれの生存権と選挙権は?」と選挙権の要求まで持ち出す人も。
「公共の場で事故が多い根本的な原因は、国と民衆に災いをもたらす役人どもが多いからだ。やつらは民衆の生活をまったく重視してない」
「だれも辞職せず、だれも謝罪しないまま、36人の命は永遠に消えた」
不信の眼は、当局だけでなくメディアにも向けられている。
「東方衛視(上海に拠点を置くテレビ局)は本当にむかつく!。ニュースでは転倒事故を軽く扱って、4日にはまったく報道がなくなった。お前らがいる都市の大事件じゃないのか!。真相の追究も責任の追及もできないZF(政府)の喉と舌め」
こうした政府批判の声とは対照的だったのが、習近平国家主席が上海の事故について重要な指示を出しのニュースのコメント欄だ。中国における当局批判は、地方政府レベルまでしか許されていないことが実感できる。
「断固として習主席を支持する!」
「習総書記の指導の下、中国の未来はさらによくなる」
「このようなリーダーの下、人民は幸せだ!」
まるで一昔前の政治スローガンのような言葉がならぶ。あまりの称賛ぶりに、中国風の皮肉まじりの政権批判かとも思えてくるが、各ユーザーの過去の発言をみると、同様に政権礼賛のコメントがならんでおり、政府寄りのコメントを発信する「五毛党」と考えるのが自然なようだ。
「自分の国がいやになる」
ネット上では比較的裕福な生粋の上海人と、職を求めてやってくる「外地人」との精神的軋轢(あつれき)も垣間見れた。
「全国挙げて一地方の発展を支持し、都市間の差が巨大になり、上海は人口が極端に多くなった。昨日の事故はその報いさ」
「金券を拾いにいったのは上海人ではない」
「上海人はバンドなんて行かない」
公共交通機関の乗降時の無秩序さや行列への割り込みは中国で往々にしてみられる風景だが、こうした民度が事故の根本的な原因だとの指摘もある。
「国民の民度が引き起こした悲劇だ。警察は悪くない」
「警察の法律執行には威厳がなく、人々はただ自分の利益だけを考えている」
「本当に自分の国がいやになる」
近年の教育で大国意識を持つ若者も複雑な思いを抱えているようだ。「中国人は無秩序で、民度が低い。新しい世代のわれわれが大中国を改良して本当の強大国にしよう」
「これは蓄積だ。教育の蓄積であり、国民の意識の積み重ねの結果なのだ」