大阪市中心部の切断遺体、身元わからず3カ月 都会の空白地帯で何が

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宮坂知樹 岡田真実
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 大阪市中心部の堂島川沿いの遊歩道で3月、ポリ袋に入った切断された遺体が見つかった。周辺はビルやホテルが立ち並ぶ大阪の一等地だが、現場は都会の「エアポケット」(捜査幹部)のような場所。袋は数週間前から置かれていたという証言もあるが、身元さえわからないまま、事件発覚から3カ月が過ぎた。

 大阪・キタの繁華街から南西に1キロほど。タワーマンションやテレビ局などが立ち並ぶ大阪市福島区の南側を、川幅数十メートルの堂島川が流れている。

 その川沿いに延びる遊歩道。3月19日のお昼時、散歩中の50代男性が植え込みにあるポリ袋に気がついた。肉の塊のようなものが落ちており、男性は「何かおかしい」と110番通報した。袋は緑色で、口が開いた状態だったという。府警は同21日、遺体発見の報道発表をした。

 大阪府警によると、ポリ袋(縦48センチ、横58センチ)からは約10個の肉片と約20個の骨片が見つかった。司法解剖で、袋の中身は胸部の皮膚や内臓、肋骨(ろっこつ)などで、男性の遺体であることはわかった。

 府警は死体損壊・遺棄事件と断定。殺人容疑も視野に入れ、警察署から派遣された捜査員も加わって最大約70人態勢で捜査を進めてきた。

 ただ、頭部や身元につながる所持品は見つからず、解剖でも年代や死因、死亡推定日時などはわからなかった。

お昼と夜に記者が現場を歩くと、捜査幹部が「エアポケット」と表現した理由が見えてきました。記事の後半で紹介します。

 現場が人目につきにくい遊歩…

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