| 桃子陥落 | 文:キャンサー Witten by Cancer |
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足もなく浮遊しているそれは、間違っても中に人間が入っているとは考えられない存在なのは明白であった。
「あなた、何者?また性懲りもなく送られてきた、なんとかプラスさん?」
聞くまでもない。桃子は思ったが、このまま単独で戦うより仲間の到着を待った方が良いとも考えていた。
『ひゃはっ、やっぱりお嬢ちゃんは、ウィングマンとやらの仲間だな。俺の名はコチョプラス、プラスシリーズの問題児さ』
「コチョプラス?」
桃子は思わず問い返していた。今までのプラス達は、その生物あるいは特性を意味だたせた名称が備わっていたのだが、
「問題児って事は、出来損ないって事かしら?」
特に傷ついた様子も見せず、コチョプラスは自信をひけらかすように両腕を左右に開いた。
『ちょ~っと訳有りでな、あんた達を始末しないとデストレスに帰れないんでな、気の毒だが、俺の餌食になってもらうぜぃ』
桃子は軽いジャンプで腕をかわすと、それを踏み台にする形で跳躍し、そのまま空へと上昇した。 『ひょう、空中戦かい?結構!』
舞い上がった桃子を見上げて、コチョプラスも後を追う。もともと浮遊タイプの身体である。宙に逃れた相手の追尾など造作もない。
「くっ当たらない・・・」
難易度の高い射的ゲームみたいだと思っているうちに、コチョプラスは桃子に追いつき、2人は空中で再び対峙した。
「?」
その「手」の妙にいやらしい動きを見て、桃子は悪寒を感じた。
それは、エッチであると言うことである。
「ううっ」
(アレに捕まったら何されるか分かったものじゃない) 本能的な危機感から、必死になって手から逃げ回る桃子であったが、手に集中するあまり、本体の存在を彼女は忘れてしまっていた。
『ほれほれ、俺もいるぜぃ』
『油断大敵ってなぁ・・・ははぁ』
「あっ!」
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彼女はそれを強力な光線攻撃と判断し、思わず身を硬直させた。 やられた。そうした思いが脳裏を支配したが、身を焦がす熱さも痛みも何も感じなかった。 (?) 確かに光線は自分を直撃したはず、なのに何故?そうした疑問は、結果を伴って判明する。
『はっはぁ~驚いたか?目眩ましだよ』
すぐ背後でコチョプラスの声を聞いた桃子は反射的に振り向こうとしたが遅かった。
回り込んだ手が、振り向く間も与えず彼女の身体を捕らえ、コチョプラスに叩きつけるように押しつけると、 「あっ!」
一瞬の出来事に成す術無く、動かせる半身で何とか反撃を試みようとした桃子であったが、そうした反撃よりも早く、 『はっはぁ~捕まえたぜぃ』 「は、放してっ!」
桃子は身を捩って抵抗して見せたが、腕はプレートに備え付けられた枷にがっしり固定され、
「じょ、条件?ペット?」
『ウィングマンだ、ウィングマンの居場所とその能力。それを教えてくれよぉ』
無論、そのような要求を桃子が受諾出来るはずがない。 「そんな事、教えるはずないでしょ!」
『ははぁ~そう言うと思ったてたよ。もちろん、社交辞令ってやつさ。
意味ありげなコチョプラスの含み笑いに、桃子は身の危険を最大に感じた。出来れば今すぐにでも逃げ出したい。
桃子の焦りを感じ取っていたコチョプラスは、実に楽しそうに言って、周囲に浮遊する手に指令を与えた。
脇の下、脇腹、胸の横、腰、太股、膝頭・・・・それぞれのポジションに着いた手は、桃子に事態を把握させる暇を与えず、 「やはっ?あっあはっ・・あはははははあ~~っははははははははは!!な、何!?いやぁ~~はっははははははははは!」
服を剥ぎ取られたり胸を触られるなどと言った事を想定していた桃子にとって、この責めは全くの予想外であった。
「やはっ、あははははははははっや~っっはははははははは!何で、何で・・・あははははははははは、
激しく捩ると言っても四肢を固定されているため、その肢体はその場で激しく左右にスイングするのが精一杯であり、 「あっあっああっあははははっはははははは!や~ははははははっ、ダメ、だめっははははっはははだめだってばぁ~っっははははは!!」
「やだったらぁぁぁっっははははははははははははははははははははははははは!」
「いやっっははははははは!ははっはははっっはははっはははあああ~~~~」
これは桃子の反応を分析する事で、彼女の弱点・力加減を解析し続けているコチョプラスが、
「そんな、そんなこと~っっっっはははははははははははっははははは、もういやっっはははははっはははははは」
桃子は笑い悶えながらも仲間を裏切る行為をよしとしなかった。
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カチリ
激しく続くくすぐりに自然と涙目になっていた彼女が見た物は、不本意ながらはしたなく開脚している脚の中央部に、
それ自体に拘束能力は無いものの、股間にあてがわれた事によって、激しく振り乱れていた腰の動きがかなり制限された形となっていたが、 『さて、お嬢ちゃんは今度の刺激にはどう反応するかなぁ』
一瞬、更なるくすぐりが始まると思った桃子は、無駄だと思いつつも全身を強張らせて、襲いかかってくるだろう刺激に備えた。
「うくっ・・・はぁっ・・・うん」
時折、不意を突くように力加減をして刺激を加えてくる手に、ピクピクと反応しつつも、 だが、そうした彼女の隙を狙っていた股間の突起物がその真価を発揮し始めた。 「あっ!!やぁっ!はぁぁぁぁ!」
突如、桃子は今までとは異なった艶めかしい声を上げて、身悶えた。
その全く経験の無かった刺激に、桃子は堪らず喘ぎ声をもらし、その身を前屈みさせたが、
「ああっ・・・はぁぁっ・・」
『ひゃははぁぁぁ~~~気持ちいいだろ嬢ちゃん!素直になれば、この快楽がいつでも味わえるぜぇ』 「うんんん~~~~」
桃子は上気させた顔を振り乱して歯を食いしばった。 しかしそうした必死の抵抗は、責め側のコチョプラスを狂喜させる材料でしかなかった。
『おやぁ?気に入らないかぁ?なら・・・・』
「いやぁっはははははははっははははははははは!あっははははははははは!
落ち着きを取り戻し始めていた身体に再び襲いかかったくすぐったさに、堪える事もできずに激しく笑い悶える桃子。 「い、いやっっ・・はぁっはははははっはははぁん・・んくひゃっっははははははぁぁぁん」
もともと股間の刺激に対しては、ぎりぎりで耐えていた桃子は、くすぐりが加わった事でその精神的堤防が一気に瓦解してしまった。
快楽とくすぐったさの同時攻撃に、桃子の理性は徐々に失われ、
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アオイ編に続く──