静岡県民に馴染み深い”三保の水族館”「東海大学海洋科学博物館」維持難で一部施設残し取り壊し決まる(静岡市)
静岡市清水区の「東海大学海洋科学博物館」について20日、東海大学が一部の研究施設を残して建物を取り壊すことが関係者への取材で分かりました。
1970年のオープン以降、”三保の水族館”として静岡県民に愛されてきた静岡市清水区の「東海大学海洋科学博物館」。
施設の老朽化のため2023年3月に「有料入館」を終了したものの、その後、”完全予約制”で1階部分のみ無料で「一般公開」を継続しました。しかし、2024年10月、予約制の一般公開を終了し、研究・学習施設として活用していました。
こうした中、東海大学は、費用面で施設の維持管理が難しいことから、一部の研究施設を残して博物館の取り壊しを決めたことが、20日、関係者への取材で分かりました。今後、「学生向けの研究・学習の場」として利用する予定だということです。