映画監督の栗山富夫さんが18日に悪性リンパ腫で死去した。84歳。松竹が20日に発表した。故人の遺志に従い、葬儀等は家族葬で執り行う。
「これまで栗山監督の映画製作を支えてくださった方々、また映画を愛してくださったみなさまに改めて心より感謝申し上げます」とコメントした。
栗山監督は1941年2月20日、東京都生まれ。65年に松竹入社、助監督を経て83年「いとしのラハイナ」で監督デビュー。85年「祝辞」で芸術選奨新人賞を受賞。国民的人気シリーズ「釣りバカ日誌」を1作目から計11作品、ほかに「ホーム・スイートホーム」「ホーム・スイートホーム2 日傘の来た道」「ふうけもん」などを手掛けた。