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(2001年12月頃 執筆)
2001年の初頭・・・・・・・・・・・
ほとんど衝動買いでヤフオクで3管を落札してしまった^^;
Panasonic TH-80VW1T です。
それは悪戦苦闘の幕開けでした。
3管の本体サイズや重量はスペック上ではよく目にするし、
お店でも何度か実機を見たことがあるけど それほど大きい
とは思ったことないし液プロよりは さすがに大きいかな と
思った程度でしたが、実際に自分の部屋(6畳)に入れた時に
希望は絶望に変りました(ToT)・・・・・・
3管が届いた瞬間、予想を越えるサイズと重量に驚きました。
こんなのどうやって設置すればいいの・・・・
ほとんど専用ルームとは言っても寝室兼用なのでベットがあるし・・・
天吊するにも天井裏には入れない構造なので天井の補強は無理だし・・・
もうダメだ!設置は無理だ!すぐにヤフオクで転売しようと思った。
ちなみに上図は部屋の大まかな配置図です。ベッドがあるので
床置きはまず無理。しかもTH-80VW1Tは基本的に天吊専用です。
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設置は絶対に無理、手放すしかないとあきらめモードでしたが、
とりあえず一度だけでも映してみようと思いベッドの上に適当に置き
DVDを接続、電源ON!
あこがれの3管に火が灯り、レッド、グリーン、ブルーの
魅惑的な光が放たれました(^o^)
おおざっぱにフォーカス&レジ合わせをしてDVDをPLAY!
「おぉ!映った!」(なぜか映っただけで感動・・・)
しかも明るい!!スペック上では今まで使用してた液プロ400QJ
よりも暗いはずなのに何倍も明るい!シーンによっては まぶしい
と思えるほどに明るい!
そして映画が次のシーンに移り変る時に映像がフェードアウト
した瞬間・・・・・・・・・・・
「おぉぉぉぉぉ~!!!!!!!!!!」
液プロでは考えられないこと が起こったのです。
なんとスクリーンは真っ黒、部屋が真っ暗になったのです。
黒になったと言うより目の前からスクリーンが完全に消えた!のです。
黒が浮くとか浮かないとかの次元では無いです。
暗くなればスクリーンが見えなくなるのは当然じゃないかと思う人も
いると思いますが、これは液プロを使用したことがある人ならば
どれほどスゴイことなのかが理解できるはずです。
液プロの場合、常時ランプが一定の明るさで点灯している為に
どんなに暗いシーンでも完全に部屋が暗くなることは無く、スクリーン
は常にプロジェクターのランプで微妙に照らされたままなので
液プロでこの暗黒を再現するにはプロジェクターの電源をOFF?!
にするしか方法が無いかも・・・・・・と思える程に真っ暗。
そして次のシーンが何も無い暗闇から映像が浮かび上がってくるのです!
もう感激です!!!!
絶対に液プロには戻れない!
なんとかしてでも天吊するぞ!!!!と決意しました。
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木造住宅でプロジェクターを天吊する場合、天井裏の梁、もしくは
それを基盤に補強などをしてプロジェクターを固定するのが基本
ですが、天井裏に入れない構造の場合は3管の天吊は ほとんど
無理に等しい。でもなんとかして3管を天吊設置したかったので
色々と悩みました。しかも せまい部屋なので居住空間を一切犠牲
にしないことが条件です。
そこで考えたのが上図の構造です。
通常は外壁と内壁の間に柱があり天井裏に梁があるのですが
その構造をもう一つ部屋の中に作りました。
そしてプロジェクターを固定するレールは自在に動かして調整できる
ような構造にしました。
強度は自分(65kg)がぶら下がってもビクともしないのでたぶん大丈夫
だと思いますが、3管の真下がベッドなので設置してから しばらくは
恐くて 熟睡は出来なかったです。もし寝ている間に3管が落下したら
もう二度と夢から覚めないかもしれません・・・・・・
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こんな感じに完成しました。
使った材料は木材と補強の為のL型アングルや
金属ステー等です。
木材は黒く塗装しました。
もちろんすべて自作で、材料代もそれほどかかっていません。
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3管の調整は難しいと言われているので最初は不安だったが
やってみると意外にスムーズに出来た。機種により差もあるが、
誰でも根気さえあれば普通に見れる程度までは出来ると思うけど
かなり奥が深いので調整によって画質に泥沼の差が出ます。
3管は生かすも殺すも調整次第だと思いますので、どんなに高額な
3管でも調整がイマイチであれば しっかりと調整されたランク下の3管
の方が高画質の場合も充分に有りえますので調整は非常に重要で
可能性を秘めた3管の最も面白い部分でもあります。
<調整手順>
注:下記の調整内容には通常サービスマン以外は調整してはいけない
項目も含まれています。一度動かすと元に戻せない調整VRも
ありますので調整の際は各自の責任でお願いします。
また機種により調整方法の違いもあります。
(準備する物)
・メジャー
・ひも
・ドライバーなどの工具(本体カバーの開閉等に使用)
・セラミックもしくはプラスチック製の小型ドライバー(内部調整VRに使用)
・調整用のソフト(ビデオ エッセンシャル etc・・・・)
・調整用のマニュアル(サービスマニュアル、設置マニュアル etc・・・・・)
・単眼鏡(フォーカス調整時等に出来ればあった方が良い)
・水平確認用の水準器
・栄養ドリンク(?)^^;
・マグライト等の小型ライト(口でくわえられるサイズが便利)
(調整方法)
①まずマニュアルを見てスクリーン及びプロジェクターを
正確に設置する。スクリーンとプロジェクターは正確な二等辺
三角形になるように何度も色々な角度から寸法を測る。
プロジェクター本体の底板は水準器で正確に水平に設置する。
投影距離はマニュアル値が基本ですがラスターサイズ(ブラウン
管面の実質発光面積)を変更出来るので若干前後しても可能です
が、投影距離を長くするとラスターサイズが小さくなるので焼付きの
問題などがありますので逆に距離を短くした方が管面を広く使用でき
画質も有利になる場合がありますが、あまり広くすると今度はレンズ
を外側まで使用することになるので低性能なレンズだと周辺フォーカスが
甘くなる等ケースバイケースです。
投影角もありますので距離が変ればスクリーン位置も上下します。
設置を適当にやるとレジやフォーカスが合わない等、後々苦労しますので
じっくりと時間をかけて正確にした方が良いです。
*スクリーンサイズによってレンズスペーサーの変更等が必要な場合は
設置前にしておいた方が楽です。特に天吊の場合は設置後にレンズを
外すのは結構大変です。
プロジェクターの電源を入れてアイドリングします。自分の場合は
調整前に最低でも1~2時間以上は適当なソフトを映しながらアイドリング
しています。
スクリーンの縦横のそれぞれ中央にヒモを張ります。レジ合わせの際
に水平垂直のガイドにします。
②フォーカス調整は目がかなり疲れるので結構辛いです。どこまで
追込めるかはその日の健康状態?でも左右されます。自分にとって
調整項目の中で最も苦手な作業です。
グリーンのフォーカスを合わせる場合はブルーとレッドにカバーをして
グリーンのみを映します。カバーをしないでOFFにすることも出来ますが
OFFにすると管が冷めてしまい、せっかくアイドリングして暖めたのが
無駄になります。ビデオエッセンシャル等のテストパターンで調整しやすい
のを見つけて調整します。一般的にはドットパターンを使用する方が多い
ようですが、自分はあの無数のドットを見ていると具合が悪くなるし、
単眼鏡で見る場合は、どこが中央なのか、どの部分を見ているのかが
解らなくなりますので、なるべく位置が解りやすいパターンを選んで調整
しています。調整はダブルフォーカスの場合 まず内側のフォーカスを
合せて次に外側を合わせ、もう一度内側を合わせます。レンズを回転
させてフォーカスを合わせるのですが、これがなかなか片手では回らない
ので単眼鏡を覗きながら調整するのは結構しんどいです。
プログレ入力で走査線が見えるくらいまで調整しますがTH80VWでは外側の
フォーカスは ここまで追込めないので妥協できるところまで調整しています。
ブルーとレッドも同じ要領で調整します。
次に電気的なフォーカス調整(ダイナミックフォーカス)をします。
これはコントラスト最大で、調整する管以外はOFFでは無く 必ずカバー
をして調整します。
通常は基盤のボリュームで調整しますがTH-80/110VWの場合はリモコンで
スクリーン間近で調整出来るので比較的楽にできます。
③コンバーゼンス調整は、テストパターン(クロスハッチ等)を表示して
ブルーとレッドにカバーをして まず基本となるグリーンの調整をします。
ダイナミックコンバーゼンスの各調整モードを使用してクロスハッチ
がすべて均一なサイズの四角になるようにジオメトリー調整をして
歪みを直していきます。
ダイナミックコンバーゼンスは各調整モードの動きやクセ等を憶えないと
なかなか上手く調整できないのですがコツを掴めば意外にスムーズに
出来るようになります。
グリーンの調整が終わったらレッドのカバーを外しスタティックで画面
中央付近の縦横のラインがグリーンに重なるように調整をします。
次にダイナミックコンバーゼンスでグリーンにレッドが重なるように
画面全体の歪みを直していき最後にポイントコンバーゼンスで微妙な
ズレを修正します。ブルーも同じ要領でレッドにカバーをして行います。
そして最後に全カバーを外してクロスハッチの全部のラインが白色に
なるようにレッドとブルーの微調整をします。
調整の順番はグリーンのジオメトリー調整をしてから、レッド&ブルーの
スタティック→ダイナミック→ポイントが基本で、なるべくスタティックと
ダイナミックでギリギリまで調整してポイント調整は微調整程度にした方が
後々のレジずれが少なくなります。
調整後、各色の管を直接覗いて(まぶしいので注意)ラスター位置が
ほぼ中央になっていることを確認します。グリーン管のラスター位置が
ずれている場合は設置位置の再確認が必要です。グリーンのラスターが
中央でブルーとレッドのラスターがずれている場合はレンズ取付付近
にあるネジを緩めてレンズ向きの調整が必要です。その際はレンズを
覗きながらラスター位置を中央に合わせてからスクリーン上のグリーンに
合わせるようにレッド&ブルーレンズの向きを動かして合わせます。
ラスター位置やサイズが適当でも最終的には鑑賞に問題無いレベル
で映りますが、ブラウン管の寿命や焼付き、レジが合せづらい等の様々
な問題が起こりますし、もちろん画質にも影響するので結構重要です。
④フォーカス調整をすると各色の発光面積が変るのでホワイトバランス
も調整が必要になる場合があります。
各色のスクリーン電圧VRとゲイン(ドライブ)VRで調整します。
各機種によりVRの場所が違いますが通常ゲインVRは基盤のどこかに
有り、スクリーンVRはフライバックトランス周辺に有るのですが、自分は
どうしてもスクリーンVRが発見できずに悩んでました。
レコキンさんの掲示板で問い合わせたところマイナーなプロジェクター
だけに場所の特定は出来ませんでしたが、ヒントになるアドバイスを
頂いたおかげで、本体の横にホットメルト?で覆われたスクリーンVRを
発見することが出来ました。m( _ _ )m 感謝御礼!
まずスクリーンVRで黒側を合わせます。ビデオエッセンシャル等で最も黒に
近いのを選び(TH80/110VWの場合はゲインVRの近くにあるサービススイッチを
スライドさせるとスクリーンVR調整用の黒信号が出ます)各管のスクリーンVR
を回しながらレンズを直接覗きブラウン管面が かすかに光るように調整します。
次にグレースケールを表示してゲイン(ドライブ)VRを回し グレースケール
に色がのらないで正確なグレーの階調になるように調整をします。
黒側とゲイン側は連動しているので何度か調整を繰り返します。
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右側のが設置調整用のマニュアルで、
左側のがオシロが無いと調整出来ない項目も記載された
サービス工場向けの内部調整用のマニュアルです。
どちらもコピーです。
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リモコンの裏側のカバーを開けると調整用のスイッチが有り
コンバーゼンス等の一通りの調整はリモコンで出来ます。
TH-80/110VW は各入力信号ごとに一つしかコンバーゼンス
メモリーが出来ないのが最大の欠点です。
アスペクト変更はVサイズの調整で行う。ワンタッチでは変更
出来ない。
もう一つの欠点はマイナーな機種なので情報が少ない。
サービスマンモード等があるのかは未だに解らないし、CRTの
使用時間ですら表示出来るのか不明です。
もしこの機種の裏ワザなど知っている方がいらっしゃれば何でも
構いませんので教えてください!
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天吊状態でのレンズ外しはツライです。
フォーカス&コンバー再調整も必要になるので
結構面倒な作業です。
分解途中のこの時点でPM11:00頃。
この作業をした日は仕事から帰宅後ふと思い立って
やり始めたので調整まですべて終わったのが朝方で
一睡もせず目を真っ赤にして会社に行きました。
なんて不健康な趣味なんだろう・・・・・^^;
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詳細は放漫雑記「2003/02/15」に記載しました。
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| 天吊り&床置きの設定変更とコンバーゼンスのリセット方法 |
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天吊りから床置きへの設定変更(映像反転)方法
D1基盤 D30コネクタを破線のマーキングにあわせ反転して差し込む
D1基盤 D1、D2、D3コネクタそれぞれ破線のマーキングに合わせ反転して差し込む
D1基盤 D11、12、13コネクタ上方にある3ポジションスライドスイッチをCからFに変更
床置きから天吊りへの設定変更は上記の逆の作業
ポイントコンバーゼンスデーターのリセット
1.TESTキーを押す。クロスハッチパターン
2.CURSORキーを押す
3.CURSOR CENTERキーを5回押す
4.▼キーを押す
ダイナミックコンバーゼンスデーターのリセット
1.TESTキーを押す。クロスハッチパターン
2.CURSORキーを5回押す
3.▼キーを押す
上記方法は「プチ夢追い人」さんから教えて頂きました。
情報提供ありがとうございますm(_ _)m
※私は天吊り、床置きの設定変更は試しておりません。詳細は不明ですので、ご了承お願いします。
※上記方法を実践される方は自己責任でお願いします。
TH-80VW TH-80VW1 TH-80VW1T TH-110VW TH-110VW1 TH-110VW1T TH-B1010 TH-B1010C
TH-B710 TH-B710C VX-D1050 VX-D1050S
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初めてプロジェクターを購入したのは自分が中学生の時(昭和58年頃)でした。
当時はまだホームシアターと言う言葉さえも普及していない頃でしたので、
プロジェクターと言えば業務用の大変高価な3管式しか無く、液晶のプロジェクター
も殆ど出回っていない時代でした。
一体型の物ですら今のようなリヤプロではなくカーブドスクリーンが付いた大型の
箱に3管が内臓されていてカバーを開けて鏡に反射させてフロントから映す代物で
したが100万以上はしていましたので当時一般的に大画面と言えば28”~29”の
TVでした。
でも中学生の自分が買えるのは14”のTVがやっとでしたので大画面は到底無理で
28”のTVですら高嶺の花でした。
そんな時インフラノイズから10万円前後(レンズの違いによりグレードが2種類あり)
で50インチの大画面が体験できるプロジェックスF1と言う画期的なプロジェクターが
登場しました。
50”のカーブドスクリーンが付属したプロジェクターで本体の形はR2-D2を角張らし
たようなデザインでした。なぜそんなに格安なのかと言うと本体はミラーとレンズが付
いたただの木製の箱で中身はカラッポ!・・・・
なんと その中に手持ちの14~15”のTVを入れるのです。TVの画像をミラーで反転
させてレンズで拡大するシンプルな構造です。
画質はTVをそのまま拡大するので暗くて最悪ですが画面の大きさに当時は感動しま
した。でも部屋の真中にTVがそのまま入る大きな箱を置くので邪魔だし薄暗い画面
に我慢できずに、その後29”のTVを購入して手放しました。
*写真の取説は物置を整理していた時に発見しました。
内容は今見ると笑えます。画質は3管を越えるてるような事が
書いてあります・・・・・この取説って結構希少かも?
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