研究の質と、AIとの健全な付き合い方
「妊娠中のmRNAワクチンで生まれた子にアミロイド様線維」というライブドアニュースが一部界隈で盛り上がってますが、
―― 釣られた時点で科学者としてはアウトです。
一次ソースを探してもなかなか見つからないのは、一次ソースがなんとびっくりSubstack(個人のニュースレター)だからでして。PubMedに載るようなものではないからなんですね。
●因果関係不明
●単発の一例報告
●ただのニュースレター(Substack)
当然、査読もなければ対照群もなし。
そして言っていることは本質的にこれだけ:
「3歳児の血液に“アミロイドっぽい何か”が見られ、その母親が妊娠中にワクチンを打っていた」
以上。
肩書きがPh.Dだったり、科学風の画像が添えられていますが、科学的根拠はゼロです。
正直、市井のパート医の私ですら、ニュースを見た瞬間に「いやいや」となりました。こんなのは、みた瞬間に、何例の観察よ?対照群は?有意差は?まさか1例のみの時系列の一致だけで言ってないよね??となるのが普通です。
同窓の方がそれらしく紹介してご迷惑をおかけしてるので、大学の名誉のために訂正しときます。
不安を煽る情報を確認せずに拡散すれば、公衆衛生の害になります。
「海外のPh.Dが発見して世界に警告し、それを慶應医卒の院長が解説するニュース記事」というストーリーの記事にすれば、肩書に釣られちゃう人が出るのはわかります。わかりますけど、わかるからこそ、肩書や経歴のある人は、襟を正して、慎重になっていただきたいです。こういう記事を書く方もどうかと思うけど、マスコミ全体にそこまでのリテラシーを求めるのは難しいので……といってもこの題名の付け方は、さすがにどうかと思いますけども。
なお本noteの題名になぜAIがでてくるかは、話題の記事を読むとわかるかもです。
なんかねー、AI汚染を感じるというかなんというか。
(´・ω・`)
画像は、某先生とお会いしたときに頂いたかんざしです。今思うと、マリモっぽくて草です。


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