未成年のトランスジェンダーへのホルモン投与 米最高裁が規制容認
生まれた時の性別と性自認が異なるトランスジェンダーの未成年に対するホルモン投与などの医療ケアをめぐり、米連邦最高裁は18日、「州の判断で規制できる」とする判決を言い渡した。規制には合理性があるとし、性別や性自認に基づく差別ではないため、合憲だと判断した。 【写真】「私の娘は命救われた」ジェンダー肯定ケアの規制、政治対立の矢面に トランプ政権がトランスジェンダーに対して厳しい姿勢を打ち出す中、判決は共和党側にとっては有利に働くことになりそうだ。 米国ではこうしたケアが広まる一方、共和党が強い保守的な州を中心に禁止する州が相次いでいる。今回の訴訟は、テネシー州による規制をめぐって起こされた。
朝日新聞社