竹中平蔵「小泉進次郎さん、素晴らしい」手腕を絶賛…備蓄米の次は海外輸入だ!「岸田政権から始まった政治腐敗」をぶっ壊せ!
岸田政権で始まった政治腐敗
もちろん、農協が果たした役割というのは間違いなくあります。そもそも、なぜ今のように小さな農家に分かれているかというと、農地改革したからです。農地改革はGHQの政策でした。当時のGHQは、一種のドミノ理論で日本が共産化することを恐れていました。農民は非常に強い労働者集団であってそこが中心になって共産主義化するのを防ぐために、民主化という名のもとに小さな農地所有者を作ったわけです。 これは当時としては意味があったわけですが、社会主義化の恐れがなくなり、グローバルな農業の競争になった中で、やはり規模集約をもう一度しなければいけないのです。 そして、今後、日本の農家が規模を大きくしていくような時代がきた場合、ある程度の規模を持っているところにだけ所得保障することです。零細のところは、もう土地を貸すとか、土地を売るとか、大きな農業生産法人に入るとかすればいい。そうすることによって集約化ができるわけです。農業を大規模化すれば生産性が上がる一方で、リスクも当然高まります。大規模化するためにはインセンティブがいるわけで、大規模化したところに重点的に所得保障すればいいのです。 さて、一連のコメ騒動で非常に明らかになったのは、元の農水大臣が誰かということです。JA出身の野村哲郎元農林水産相は大鉈を振るう小泉農水大臣に「ルールを覚えて」と苦言を呈したことが話題を呼びました。そもそも、選挙の表欲しさに、岸田内閣で初めてこうした人事が行われました。他にも特定郵便局の関係者が総務大臣になるなど岸田政権では政治の腐敗が進みました。これは政治としては間違っています。
竹中 平蔵
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