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Conversation

彼女は、定まった意味を持たず、無限に流動する記号の束であり、カワイイの反復生成装置=脱領土化された声として機能している。『アプリコット』は、その過程においてミクを再領土化し、喪失と感傷の場面に仮固定しているが、その演出の背後にはなおも「意味から逃走する声」の可能性が残されている。