累乗を含んだ式の計算方法を正しく覚えているでしょうか。
累乗は便利な表現である一方、正しく理解していなければ、計算することができません。
今回は、累乗を含んだ式の計算問題に挑戦してみましょう!
問題
次の計算をしなさい。
5×(−2^2)
※当メディアでは、「2の2乗」のような累乗を「2^2」と表します。
正しい答えを出すことができるでしょうか。
解説
今回の問題の答えは「−20」です。
また、途中の計算は次のように考えます。
5×(−2^2)
=5×(−4)
=−20
どのように考えるか、順に解説をしていきます。
累乗を含んだ計算式では、次の順で計算をします。
(1)累乗の計算
(2)掛け算・割り算の計算
(3)足し算・引き算の計算
つまり、今回の問題では、「−2^2」から計算をします。
二乗なので「二回掛け算」ですが、「(−2)×(−2)」ではありません。
二乗は「2」のみに付いており、マイナスには累乗はついていません。
よって、
−2^2
=−2×2
=−4
となります。
これによって、元の計算式は「5×(−4)」となりました。
5×(−4)=−20
したがって、今回の問題の答えは「−20」です。
まとめ
累乗の計算は、計算の順序や符号(プラス・マイナス)などをよく間違えてしまいます。
今回の問題を間違えてしまった方は、この記事で学び直しをしましょう。
他の記事でもさまざまなな問題を紹介しているので、ぜひ挑戦してみてください。
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」
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