4年目の目標は東京ドームに立つこと――「NEW KAWAII」を掲げるFRUITS ZIPPERが体現する「原宿から世界へ」 #アジア文化最前線
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5月に開催されたアジア版グラミー賞「MUSIC AWARDS JAPAN」で、「わたしの一番かわいいところ」が「最優秀アイドルカルチャー楽曲賞」を受賞したFRUITS ZIPPER。2023年の「第65回日本レコード大賞」では「最優秀新人賞」を受賞し、2024年には2日間の日本武道館公演も成功させている7人組アイドルグループだ。そうした人気や評価の高さを本人たちはどう受け止めているのか、メンバーの月足天音、真中まな、早瀬ノエルに聞くと、彼女たちの新たな目標が語られることになった。(撮影:まくらあさみ/Yahoo!ニュース オリジナル 特集編集部)
「MAJ」授賞式に出席「この場にいるのがすごく不思議」
FRUITS ZIPPERは、まさに現在の日本のアイドルシーンの台風の目だ。5月に開催された「MUSIC AWARDS JAPAN」(以下、「MAJ」)では、彼女たちの「わたしの一番かわいいところ」が「最優秀アイドルカルチャー楽曲賞」を受賞。この楽曲は、TikTok総再生回数30億回、ストリーミング総再生回数1億5000万回を超える大ヒットを記録している。他の楽曲もSNSで次々と「バズ」を記録している状態だ。 しかも、FRUITS ZIPPERが所属するアソビシステムのアイドルプロジェクト「KAWAII LAB.」のコンセプトは「原宿から世界へ」。世界を視野に入れた「MAJ」で、受賞すべくして受賞したと言ってもいい。 「いただいた賞を通して、『日本の音楽シーンが世界に向けて総力を挙げて取り組んでいるんだな』っていうのが伝わってきて、『この場に自分たちがいるのがすごく不思議だな』って思いました。私たちがひとつのカルチャーとして呼んでいただけているのをすごく実感したので、自分たちをもっと磨いて、このカルチャーをもっと大きなものにしていかなきゃいけないなっていう実感がすごく湧きました」(真中) 「特別なお衣装を作っていただいて着て、レッドカーペットを歩いて、幼い頃にテレビで見ていたような光景の中に自分がいるっていうのが、夢を見ているみたいな感覚でした。建物の2階から、たくさんの関係者様が見ていたんですよ、『うわあ、めっちゃ見られてる』って思いながら、ちょっと手を振ってみました(笑)」(早瀬) 「『音楽人5000人が選ぶ』という話で、すごくいろんなアーティストを見てきた業界の方が、FRUITS ZIPPERを支持してくださっているっていう事実が本当に嬉しいな、誇らしいなって、すごく思いました。(プレゼンターとして登場した)小泉今日子さんが、エールをステージ上からくださったり、いろんなアーティストさんにもすごいパワーをもらえた日でした」(月足)
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