「今から家行くね、殺してやるから」などと当時、同僚だった女性教諭にLINEでメッセージを送り、脅迫したりストーカーのような行為を繰り返したりしたとして、特別支援学校の男性教諭が懲戒免職処分となりました。
■特別支援学校の男性教諭を懲戒免職
13日付で懲戒免職処分となったのは、埼玉県立越谷西特別支援学校の男性教諭(29)です。
埼玉県教育局によりますと、男性教諭は去年4月ごろから今年3月までの間に、当時、同僚だった女性教諭(20代)に対し、脅迫およびストーカーのような行為を繰り返したということです。
また、男性教諭は今年2月、コンビ二エンスストアに駐車した車の中で女性教諭の腹を複数回殴るなどしケガをさせるなどしたとして逮捕されたあと、略式起訴され罰金50万円の略式命令を受けました。
こうした一連の行為により、女性は適応障害やPTSDと診断されました。
■247件「殺す」というメッセージ…およそ1年間続いた脅迫
県教育局によりますと、男性教諭と女性教諭は2023年4月ごろに同じクラスの担任になったことをきっかけに仲良くなったということですが、交際関係にはありませんでした。
しかし、女性教諭が別の男性教諭と話している様子などを見るようになってから、処分対象となった男性教諭の態度は徐々に変わり始め、去年4月ごろからおよそ1年間にわたり、LINEで脅迫のメッセージを女性教諭に送っていたということです。
脅迫のメッセージは「殺す」という内容が247件、「死ね」という内容が500件以上あり、ほかにも「ゴミ」「キモい」などとも送っていました。
県の聞き取りに対し、男性教諭は「精神的にも身体的にもつらくて痛くて追い詰める様な申し訳ないことをしたと思っている」などと話しているということです。関連情報(BiZ PAGE+)