『 會津の部屋 その四 』
あ:「皆様こんばんは。DSK(ダンチ・スカイ・ステージ)のお送りするダンチ・ステージトークのお時間でございます。わたくし、性懲りもなく司会を勤めさせて頂きます會津二十でございます。」
あ:「さて、今日は先日の団地合同春祭りで開催されました『花の宝塚風土記/シニョール・ドン・ファン』にご出演頂きました三号棟の大和りかさん、引きずり出されましたご後輩の大空陽子さん、そして視聴者代表(?)と致しまして大和さんのご主人の悠河さんにお話を伺いたいと存じます。」
【厭だ厭だと言いながら、主役ならやってもいいわよと口が滑り、「出てやったのよ~」 とうそぶく、りか奥さん。】
【いつもにこにこ、「うちのりかちゃんは綺麗だな~」 とお休み返上、悠河クン。】
【OL持代の後輩、なぜだか頭のあがらぬりか奥さまにひっぱられ呆然の、まだ独身陽子さま。】
あ:「ではまず、主役を演じられましたりか奥さん。今回のショーについてご説明頂けますか?」
り:「そうですわね、やはり 『なんでもあり』 でしょうか?」
あ:「はあ・・・」 ←【どっかで聞いた、やな予感】
り:「ええ、性別などふっとばして、何処まで美しく迫れるか・・・と。」
あ:「そういや~。しょっぱなから飛ばしていらっしゃいましたね~。うるうる蕩けるような瞳の若衆チョンパ。」
悠:「うん、もう俺うっとりしちゃったよ、りかちゃん。」
り:「やぁだぁ~!悠河クンったらぁ~~!!」 ←【心から嬉しげに、どつく。】
悠:「え、ホントだって。もうさ、片肌脱いで出てきたときなんて、ああ、何て色っぽい奥さんなんだろう~、俺って幸せ~って。」 ←【必死に眉毛あがる】
り:「ん、もうっ!」 ←【頬とか染めてる】
あ:「・・・あの~・・・もしもし・・・」
り:「なあに?」 ←【邪魔くさげ】
あ:「で、ですね。次が、ある意味衝撃的な、書生・・・ですよね?アレ(嘘だとゆうてくれ・・・)。」
り:「ええ、若々しくて可愛らしいでしょう?} ←【挑戦的】
あ:「は、はあ・・・可愛いっつうと、確かに可愛いのですが、ねえ。」 ←【陽子に振ってみる・苦し紛れ】
庸:「・・・・・・・」 ←【勿論、無言】
あ:「手に花まで持って、可愛さ爆発ですよね・・。」
り:「ええ、春ですもの。やっぱ花よね、悠河クン。(と、傍らににっこり)」
悠: 「うん、りかちゃん、レンゲみたいに可愛かったよ。」←【にこにこ頷きかえす】
あ:「はあ、そーいわれると、あれ、レンゲなんすか。」 ←【あんまり強烈で、見えてなかった】
り:「港の女でもとは思いましたけれど、やっぱりね、初々しいってのもやってみたいじゃな~い?」
あ:「そういえば・・・、必ず、ありますよね、初々しさ爆発の場面って・・・。」
り:「ええ!『にいづま』ですものっ!」 ←【ちからこぶ】
悠: ←【笑っとる・・・・】
あ:「ええと・・・次は民謡ですね。盛り上がりますね~あのビートは。」
り:「選曲も絶妙でしょう(うふん)。」
あ:「はあ、松嶋さんの『花笠音頭』からもう舞台の虜でしたよ、わたくし。陽子さんも一場面担当していらっしゃいましたが。」
陽:「ええ・・・(暗)。」
あ:「本当に男らしい着物の着こなし、精悍なお顔つきでイイ男でございましたわ。」
陽:「・・・嫁入り前なんですけどね、私。」 ←【沈黙】
あ:「こ・・・♪こんぴらふねふね♪と歌われるミスマッチ具合が、絶妙ですよね。」
陽:「はあ、民謡は馴染みがございませから、会社帰りに一人カラオケで。精進致しましたわ」
あ:「流石、動物占い、「石の上にも三年」の象でいらっしゃるだけのことはございますね~。(軽めに失言)」
悠:「でもって、りかさん、競り上がりだね。」
り:「んも~、りかちゃんって呼んでよっ。」 ←【んふ】
あ:「でっ(大声)! 青天にシケとばして『佐渡おけさ』と『小原節』でございますねっ!ポイントはございますかっ?!」
り「(やっと気が付く)、え、ああ。あそこはね、引っ込む時、大サービスしたのよ。」
あ:「そ・・・そういや、コレでもかというほどに裾を・・・で封印したお脛が・・・」
悠:「えええ~~~っ!り、りかちゃんっ!!」 ←【ちょっと涙目】
り:「(悠河クンの鼻を、ちょん)、ヘ・イ・キ(はぁと)。でもね、客席の皆さんの期待がねえ・・・。」
あ:「ええ、もう、怨念のよーに高まってましたものね。」
悠:「そ・・そういうモン?で、でもあんなに綺麗な脚だもんな。見たいよね、そりゃあ・・」
り:「んもぉ、膝より上は、悠河クンだけのものよおっっ!!」
悠:「りかちゃんっ!!」 ←【ひしっ】
【あいづ&ようこ、えーかげん頭白くなる】
あ:「でもって、名護屋山三でございますね。」 ←【使命感で進行】
り:「ええ、イイ男でしょう。」
あ:「はあ、お美しゅうございました。笛吹いて競り上がってくるところなど、もーなにかの化身ではないかというほどに(蛇あたりのな・・・)」
り:「以前、同じ会社にいたのよ、彩輝さんの奥さん。」
あ:「はあ、ええ、なるほど息も実にピッタリでございましたね。毛槍をだるげ~に振っとるあたりとか・・・」
り:「だあってぇ、重いじゃない~。あの槍、絶対太いわよっ!あたしの腕より(んな、アホな)!!」
あ:「ええ、まさに(←もう、ヤケ)。でも奥さん、阿国でもよろしいかったのではと。」
り:「ええ、でもね、あたしは一人しかいないのよね。」 ←【本気で溜め息】
あ:「そう、それが今回の最大のネックですよね。」 ←【本気で残念】
悠:「全部りかちゃんだったら、すごいよねえぇ・・」 ←【本気でウットリ】
←【陽子:深く溜め息】
あ:「ええと、陽子さま、若衆歌舞伎ですよね。」
陽:「ええ、あそこから空気を変えるのが・・大変でしたわ。」
あ:「若者のシィンのわりに・・・」
陽:「・・・妙に渋いんですよ、私の着物。」
あ:「いや、陽子さま、その翳りが魅力ですから。」
陽:「まあね、ホラ、前がアレだけド派手ですから。(諦)」
り:「で、次がね、さくら幻想曲なの!。」 ←【きゃぴ】
あ:「若衆ヅラに羽立ててるとか・・・いつもながら・・・お斬新で。」
り:「ほら、あたしバレエ長いじゃな~い(鼻高)。だからね、やっぱプリマはオデットよね、って。」
あ:「お・・おでっと、でしゅか・・・(←きうぴー化)。たしかにゴージャスな白鳥さんでしたよね。誰よりも白塗りで・・・」
陽:「じゃあ、わたしは四羽の白鳥ってことね(ふっ)。」 ←【遠い目】
あ:「で、最後は若衆のフリした花魁ですよね、アレ?」 ←【確信】
り:「あらぁ、よく分かったわねえ。」
あ:「ええ、簪つけた若衆とか・・・もお・・・」
悠:「ほんっとうに、綺麗だよ!太夫っっ!!(叫)」
り:「でしょうっ!!!」 ←【ひしっ2】
【あ&陽、既にミステリー・ゾーン】
あ:「・・・・・・・・・では、まとまりのつかぬままですが、次はお芝居のお話へと。」 ←【とても、不安】
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