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『會津の部屋 その一』






あ:「轟学園の皆様、お久しぶりでございます。本日校内放送の予定でございました『元子の部屋』 を急遽変更させて頂きまして、これより『會津の部屋』を放送させていただきます。申し遅れましたが、わたくし司会の會津二十でございます。」



あ:「さて、本日のお客様でございますが、皆様ご記憶に新しい事と存じます。先日の文化祭にて、生徒会主催公演 『長い春の果てに/With a song in my heart』にご出演頂きました皆様。左より、三年の紫吹淳子さま、二年の大空陽子さま、一年の大和薫子さまでございます。」




【葉山のパーティほっぽりだした事がばれて、無理やり引っ張り出され憮然の淳子。】
【二人が出るなら、と、意地で出てきた、腕組み陽子】
【なんだかわからないけれど、嬉しいぞと、既に飲み物のストローくわえてる薫子】




あ:「ではまず、主役を演じられました淳子さま。今回の役についてご説明頂けますでしょうか?」

淳子:「・・・・・そうですわね、やはり『過剰な』ナイーブがポイントですかしら。」

あ:「は・・・?かじょう・・でございますか?(困惑)」

淳子:「ええ、やはりね、なんと申しますか皆様が守ってあげたくなるほどのイイ男、ですから。仏蘭西人としての記号の金髪と、インテリ臭さをかもしだす銀縁眼鏡は外せませんね。」

あ:「はあ、それが、淳子さまの『ダンディーの法則(爆)』、でございますのね。」 ←【既に、呼んだことちょっと後悔】

淳子:「ええ。冷静に考えれば、お前ロリコンか?とかマザコンか?とか色々突っ込みようもございますが、わたくしの美しさの前では取るに足らぬ事と存じますし。(にやり)」

あ:「とはいえ、オペ着での群舞など・・・ず、ずいぶんと・・(言葉を捜す)・・斬新な場面もございましたよね。」

淳子:「ええ、やはりわたくしが出ますからには、皆様の既成概念を打ち破るような場面を、と苦労致しましたわ。」

あ:「ああ、(手を叩く)だから酒場だろうとホテルだろうと、いついかなる場合でも、ここはどこ?私はだれ?というダンスシーンが炸裂していらしたわけでございますね。」

淳子:「いえ、いついかなる場合でも、ここは舞台、。わたくしは主役。でございましてよ!ほほほ!!」 ←【著しく感じが悪い】



【で、ここで決死の話題転換】



あ:「つ・・・次に、大方の予想を裏切りまして、淳子様薫子様の素敵な恋人を演じられました、陽子様。まず、今回のお心構えは如何でしたか?」

陽子:「そうですわね、『美しいのは、生まれつき』、ですわね。」

あ:「はあ、それは、まことにグレートでございますが・・・・(ちょっと涙声)あの、その、で、では、今回のポイントなどは・・・」

陽子:「ぜひ注目していただきたいのが、キスするときは女性から、という画期的な演出でございますわね。」

あ:「ああ、あれは、素晴らしゅうございましたわ。特に薫子様に銀橋で耳フッ、ですとか、酔っ払っていらっしゃるのをよいことに、がっつり抱きつかれる場面などは秀逸でございました。」

陽子:「ええ、あれはやはりわたくし位の大人の女でなくては、サマになりません(きっぱり)。」

あ:「ディナー前の胸ぐっ!も大人ならではですよね。」

陽子:「ほほ・・・・それはもう。」

あ:「で、勢い余ってワインの栓を早く抜く過ぎた・・・と」 ←【中日にて】

陽子:「・・・・」 ←【厭な間】

あ:「で、でも・・わざわざ後で音入れなくてもいいですよねえ、音声さん・・」 ←【失言】

陽子:「まあ、ステファンが嬉しそうでしたからね。ええ、よろしいのですわ。」 ←【捨て鉢】

あ:「バニー耳も著しく可愛らしく、淳子様をリフトまでなさって、よいものを見せていただきました。」←【さっさと終わらせたい】

陽子:「ええ、あれはね、もう落としたら退学ものでございますから・・・・。」

あ:「どうもありがとうございました!では、次に年上の恋人を思いつつ、こんな可愛らしいリーマンがいてたまるか、の薫子様。」 ←【本気】



薫子:「はいっ、なんでもお聞きくださいませ。(にこにこ)」

あ:「(可愛くて眩暈)か、薫子様のお役は、かならずお二人のデートに付き添う、というものでしたが・・・」←【脚本は淳子の強力な横槍により、不自然を省みず改訂済】

薫子:「ええ、わたしも、いつもよいのかなー、と思いつつおりましたけれど・・・ですので、その中で、最大限に陽子様のことを切なく見つめ続けてみようと(きらきらした瞳)。」

あ:「特に酔われた場面はちょっと笑い入ったバージョンやら、戸惑いバージョンやら、シリアスバージョンやら色々と素晴らしいアレンジを拝見させていただきまして。」

淳子:「な・・なんですって・・・(冷たい汗)。」

陽子:「そういえば淳子さま、あそこは丁度お背中を向けて去って行かれますわね~」 ←【無意識の仕返し】

あ:「戯れに滑って転ばれて、座りこんだまま『ふろ~れんすぅ~』などと潤んだ上目で仰ったのは、もお、卒倒モノでしたわね。」 ←【いぢわる】

薫子:「まあ、そんな。至らなくて恥ずかしいばかりですわ。(愛らしく恥じらう)」

淳子:「・・・・」 ←【天に唇を噛み締め、陽子にキツい一瞥】 


あ:「ですが・・酔って銀橋に飛び出してこられたり、ホテルにいきなりスパニッシュを踊りつつ乱入したりと・・・さぞや・・・お辛かったことと・・・(←かなり涙声)」

薫子:「いいえ、淳子様のお芝居が少しでも盛り上がるものでしたらと(頬が紅潮)。」

あ:「そ、そうですね・・・(詰まりつつ)・・も、盛り上がりますよね・・・・(小声)」

薫子:「年下ながら、包容力のある男性像を目指したつもりでございますわ。」
あ:「ああ・・・・そうですね、前回(?)に続き今回も、男役相手の包容力に磨きをかけられて、わたくし個人としてはまことに嬉しゅうございます。(嬉々)」


淳子:「で、そろそろ、他の方のお話に移りませんこと?(棘)」←【単なるいぢわる】


あ:「(我に帰る)、そ、そうですわね。では、やはりこの方は外せない、の会長の月湖様でございますが。」

淳子:「流石でございますわ、あの、殿方にしか見えようがない白衣の着こなしっぷり。往年の名ドラマ『振り返れば奴がいる』、の司馬先生を彷彿とさせましたわ。(にっこり)」 ←【無理やり押し付けた月湖への単なる仕返し】

あ:「司馬先生・・・ってあの、とても怖くて唇がいつも寒中水泳みたいな、あの方でございますか?」

陽子:「いえ、唇は青くはございませんけれど。イイ人なのか悪い人なのかが渾然一体となられた、訳の分からなさ加減が絶妙でございました。」

あ:「中日のセンター階段に足などかけられていらっしゃると、もう殿方としか思えない下半身でございましたね」 ←【なにげに超失礼】

薫子:「ええ、本当にりりしくていらっしゃって(場面が重ならないのでよく分かっていないが、淳子の会話に入りたいだけ)。あのモノトーンの着こなしは、昔、兄に見せてもらいました怪獣大図鑑の『エレキング』もかくや、と思えるほどの素晴らしさでございましたわ。」

  
←【一同、静まり返る。】


あ:「そ、そういえば、淳子様との最後の病室の場面など、凄い迫力でございましたね。」

淳子:「はあ、事前のリクエストの多かった台詞として、『俺の身体を・・・やる。』などが加えられておりましたので、皆様には受けがよろしいかと・・・・」

あ:「とはいえ、直後に同じ病気を治せるのですから、さっさ治療したれや、という疑問も無いことはございませんね。」

陽子:「目が見えないで。どーやってカルテ書いたんだ、おい、というのもございますわね。」

あ:「・・・・・・(余計なことを言ってしまった、と反省)」

淳子:「それにね、ご自分でネタを新聞記者にばらしておいて、死体に縋って号泣する小川さららさん・・・」

あ:「あ、あれは、考えさせられますね~。ヤラれちゃったろう、アンタって・・・(我に帰る)。」

あ:「ええ、お話の途中ではございますが、ここでコマーシャルのお時間でございます。第二部(←もうやめたい、泪)では、ショーにつきまして、楽しい(←ほんとか?!)お話がまたまた伺えることと存じます。」 









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