誰かがコミュニティノートをつけていますが、動画データの全文の反訳書を提出することは法律上の義務ではないと明記されています。
すなわち、どこまで反訳するかは当事者の裁量に委ねられている。
ちなみに、適当に意見している人の大半が実際の裁判をしたことがないだろうけど、僕が担当した相当数の事件では一部の反訳書を提出した際に、裁判所から全文をともかく出すようにと言われたことなどないです。
Quote
有本 香 Kaori Arimoto
@arimoto_kaori
本日の裁判では、被告の動画の最初から最後まで全部が視聴可能なデータを証拠として提出しています。文字起こしはそのうち、原告が必要と考えた部分を抜粋して提出したものです。編集してつぎはぎ捏造などするはずがありません。 x.com/ozawakazuhito/…
Readers added context
録音データは、そのままではなく文字に起こさなければなりません(民事訴訟規則144条参照)。 これを反訳といいます。 この反訳は、録音データと同じものである必要があるので、要約してはいけません。 また、原則として一部分の抜粋ではなく、全文を反訳してください。 長い場合は、ある程度きりのいいところで区切り、都合の良さそうな1行だけ反訳というのはやめてください。 そのような反訳が、法律上禁止されているわけではありませんが、その前後に不利な発言があったと思われてしまいます。
nagomilaw.com/column/378/