アリオルムナス's answer
後輩ちゃん青グローブね
ボクシング部のマネージャーである後輩の女子、●●。
パンチの打ち方や基本的な技術は押さえており、意見を出すことや新入部員に軽い指導をするくらいの知識・技術はあるが試合の経験はなかった。
ある日、体育の授業でボクシングをやることになったと言う●●。
部に所属しているというだけで周りから期待されてしまい、他人からの評価に敏感な彼女は、俺に「一度でいいから試合してもらえないか」と申し出る。
そして試合、●●は普段から俺や他の部員の試合を見ていたことで、俺の動きについてきていた。
その中で彼女は、普段からは想像もつかないような『あれ、意外と遅いんだ……』とでも言いたげな視線を俺に向ける。
ムキになった俺は大振りのパンチを繰り出してしまうが、スパァン!と逆にカウンター。
「くすっ、ボクシングって楽しいんですね。先輩たちが心血を注ぐ理由もよくわかります」
その言葉に秘められた感情は明らかにボクシングではなく『殴ること』に悦びを見出だしている。
その気迫に気圧され俺は後ずさってしまうが、●●はそれを見逃さずステップインストレート、防御など頭になかった俺の顔面に直撃、鼻から噴出した鮮血が彼女のグローブを紅く染める。
「ふふ、私のグローブ、赤色になっちゃいました。どっちが挑戦者で、どっちが王者かわかりませんね。綺麗にしなきゃ……♡」
その紅をぺろりと舐めとる●●。
虫も殺せないような優しい●●が見せたサディスティックな表情に、胸が――恐怖なのか情欲なのか、自分でもわからないが――ドキリと鳴る。
パァンッ!グリッ……。
再び顔面に拳が飛来、今度は引き抜かれずに捩じ込まれる。
「ふふっ……♡ボーッとしていると、こうしてまたパンチ、受けちゃいますよ♡先輩、普段は『試合中は絶対に油断しちゃダメ』だなんて言ってるのに、実践できていませんね。お仕置きしなきゃ……♡」
そして始まる強烈なラッシュ。
最後に顔面を真正面から潰すことに快感を覚えてしまった●●が選んだフィニッシュブローは当然、ストレート――。
「沈めっ♡」
◇◇
「あ、あの……先輩、ごめんなさい……。ちょっと私、回りが見えなくなっちゃって……。えっと……でも、ありがとうございました。これからは、私も……ふふっ、練習、参加させてもらえませんか?♡」
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