松阪市民病院の背任事件で改めて無罪主張「病院に損害与えてない」 名古屋地裁で2年半ぶり公判
2025年6月18日 20時13分 (6月18日 20時40分更新)
松阪市民病院(三重県松阪市)の物品購入を巡り、背任罪に問われた元職員岡本貴江被告(39)の公判が18日、名古屋地裁(久礼博一裁判長)であった。弁護側は冒頭陳述で「病院に損害は生じておらず、背任罪は成立しない」として、あらためて無罪を主張した。
起訴状によると、呼吸器センター長の秘書だった2021年6月~22年8月、病院の物品購入で、自身が実質的に経営する業者「RK Design Room」に発注。自らの利益を上乗せして病院に請求し、RKを通さずに購入した場合との差額約670万円の損害を与えたとされる。
弁護側は、被告がRKの業務として物品のデザインなどを行っており、RKで仕事を受ける方が外注...
この記事・コンテンツの続きは会員限定です。
紙の新聞の定期購読者の方は、無料で会員登録できます。
- 中日プラスに登録すると
- 中日新聞電子版が利用できる
- 会員向け記事が読み放題
- 各種メールマガジンで最新情報をお届け
※紙の新聞とは、中日新聞朝刊・北陸中日新聞朝刊・日刊県民福井です。
おすすめ情報