小泉進次郎大臣、作況指数廃止は職員からの発案だった「正直、いいの?」と確認も「最後は大臣の責任」
自民党の小泉進次郎農水大臣が18日、日本テレビ系「DayDay.」に生出演。毎年農水省が発表していた「作況指数」について、公表廃止を発表したが、これは自らの考えではなく、職員達の中から上がった声だったと明かした。 この日は進次郎大臣がスタジオ生出演。山里亮太ら、出演者たちの質問に答えていった。 進次郎大臣は、コメの生産現場の実感との差があると指摘されていた作況指数について公表廃止を宣言。作況指数とは、過去30年の平均収穫量と比べて当該年が多いのか、少ないのかを表す数字。平均を100とし、上回れば豊作となる。 進次郎大臣は、農水省の職員に対し「私が大臣になってから大変な仕事をしてくれていて、本当に感謝しているのは、これだけ方向が変わって、毎日やったことのないことをやって、それでもなお実現できているのは、私が指示をしているのではなく、この機会に変えたいと思っている職員が結構いる」と述べた。 作況指数の公表廃止についても「作況指数を廃止して収穫量調査を制度改善することによって、これからしっかりデータを出しますという方向も、私が作況指数を廃止しろと言ったのではなく、統計という、極めて専門性の高い担当部局が私に対して廃止すべきと上げてきた」と、進次郎大臣の発案ではなく、職員の中から上がってきたものだと話した。 思い切った考えに、進次郎大臣も「私も正直、いいの?廃止でいいのか?と確認したら、我々もこのまま公表する方が、むしろ生産現場とのずれを広げかねないと思っている」と言われたと明かし「最終決済は大臣の責任。今変えたいものがあれば、全部上げてくれとやっている」「農水省は本当によくやっている」と職員に改めて感謝していた。