神奈川県立こども医療センター死亡事故 医療事故調が結果を報告 

4年前、神奈川県立こども医療センターで、手術を受けた後で子どもが死亡した医療事故をめぐって、外部の機関が調査結果の報告書をまとめました。コミュニケーションの改善など5項目の提言を行っています。

この医療事故は2021年10月、横浜市南区にある県立こども医療センターで手術を受けた子どもが5日後に容体を急変、死亡したものです。

調査を行ったのは外部機関の医療事故調査・支援センターで、おととし4月から遺族の依頼で調査を開始。
ことし3月にこども医療センターに報告書を提出していてその結果が公表されました。

そのなかで死因について「特定することは困難だった」と報告。
「患者情報を共有したうえで管理を行うことが望ましい」や医師らが家族に対して「速やかに病状説明が行えるような体制の構築が求められる」などあわせて5項目の提言を行っています。

これを受けて病院側はー。

県立こども医療センター 石川浩史副院長
「家族も医療チームの一員であるという認識を、まずは医療従事者全員が共有することが重要だと考えて、そいういった見地からも全職員を対象とした医療安全に関する研修などを進めている」

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