2025-06-17

小学校同級生エホバの証人2世だった

小学校の時、上田君という、ちょっとトロ男の子が居た。

マラソンで周回遅れになったり、成績が異常に悪かったりする子だった。

少し空気が読めないところもあったが、イジメられるところまではギリギリいってない感じの子だった。

上田君とは、幼馴染だったし、いつも一緒に下校して、放課後もよく遊んだ

上田君の父親は、ベニヤ板工場に勤めており、父親職場から貰ってきたベニヤ板で木の上に秘密基地を作って遊んだりもした。

一度、放課後に遊ぶ約束をしていたので、上田君の家の前まで上田君を迎えに迎えにいった事があった。

上田君の家はびっくりするくらい小さいボロ屋で、ここに家族で住んでるのかと驚愕した。

家の中から言い争いの声が聞こえて、しばらくすると涙を浮かべた上田君が家から飛び出してきた。

俺の存在に気づくと、気を遣って慌てて笑顔になった。

貧乏そうだし、家庭内で色々あるんだなと察した。

ある日、自分母親上田君とよく遊んでいるという話を何となくしたところ、

母親から、「上田君の家はエホバの証人だよ」と言われた。

なんでも、上田君が赤ちゃんの頃、ベビーカーに乗った上田君を連れて、上田君の母親がよくうちに勧誘に来ていたらしい。

今までは、何の差別感情もなく、上田君と遊んでいたけど、それを聞いた瞬間、何だか急に上田君の事が気持ち悪く感じてしまった。

次の日から上田君とは放課後、遊ばなくなり、からかったりする様になった。

数ヶ月後の関東に雪が積もった日、俺は下校途中に上田君を雪合戦に誘った。

上田君の顔が一瞬優しくなった感じがした。

俺は石の入った雪玉を上田君の顔面に投げた。

上田君のクチビルが切れて、血がピューと吹き出した。

上田君は涙を浮かべながら、「坂本君(俺の名前)と僕は小さい頃、よく一緒に遊んでたんだよお、、、」と言った。

俺は親の仕事の都合で4年生の途中で転校してしまったので、上田君がその後どんな人生を歩んだのか知らない。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん