初七日の香典返しはどうすればいい?金額相場やお返しのマナーを解…
2022年9月16日七回忌法要のお布施、金額の相場や布施袋の包み方と書き方を解説
法要にはお布施が必要とされます。七回忌法要でも、これまでの法要と同じように僧侶に渡すお布施を用意する必要があります。これから七回忌法要を営む人向けに、お布施を包む封筒の選び方や水引の有無、お布施封筒の書き方についても表書きや裏書を解説します。お金の入れ方や渡す際の挨拶などマナーについても書いていますので、皆様の法要の際のお悩みを解決できればと思います。
【目次】
1. お布施の意味とは
2. 現実のお布施の意味とは?
3. お布施袋・封筒の選び方を解説
4. お布施袋の表書きの書き方を解説
5. お布施袋の裏書きの書き方を解説
6. お布施の渡し方のマナーを解説
7. 七回忌法要のお布施相場を解説
8. お布施とお車代は別?金額は?
9. 御膳料を出す際の相場は?
10. お布施袋の買い方と商品を選ぶポイント
11. まとめ
1. お布施の意味とは
お布施の意味とはそもそもどんな意味があるのでしょうか?
お布施とは、一般的には葬儀や法事・法要をして頂いた事に対して、僧侶の方に御礼としてお支払いする料金という認識があると思います。しかし、本来のお布施とは、実は修行の一種の名称であり、修行ですから「布施行」とも言われます。
布施行には、三種類の修行があると言われています。それは、財施(ざいせ)・法施(ほうせ)・無畏施(むいせ)の三種類になります。
この三種類の修行はもちろんそれぞれに意味がありますが、どれを取っても一般に皆様が理解している、葬儀や法要の御礼としての料金、つまり読経の対価を支払うという意味ではありません。
布施とは、施し与えるという意味です。一つずつ簡単にご説明していきます。
「財施」は金品を施すという修行になりますが、持てる人が持たざる人、必要としている人に喜んで差し出すという意味の修行になります。金品を出すという部分においては、一般に理解されているお布施の意味に一番近いものになります。
「法施」とは、お釈迦様や仏の道・教えを伝え説くことです。これはある意味僧侶が一番得意とする所であり、そのため僧侶にとって一番重要な修行と言われているそうです。
「無畏施」とは、周りの人に安心を与えたり悩んでいる人や苦しんでいる人に手を差し伸べることで、金品を持っていない人でもできる布施行ですね。
2. 現実のお布施の意味とは?
では、現実に日常的に使われているお布施の意味とは、どんな意味なのでしょうか?
これは、前述もさせて頂きましたが、残念ながら本来の布施行の意味ではなく、葬儀や法要、お盆や施餓鬼などといった仏事に際して、僧侶にお支払いする料金という意味で使われているのが実際の所と言えるでしょう。もちろん、お布施を出される皆さんの心持ち次第という所はあると思いますので、本来の布施行の「財施」を意識してお布施を出される事は良い事だと思います。
3. お布施袋・封筒の選び方を解説
四十九日法要・一周忌・三回忌と法要を重ねていき、七回忌ともなると法要のマナーにもすっかり慣れてくるのではないでしょうか。とはいえ、三回忌から時間が経っているのでお布施を包むマナーを忘れてしまっている場合もあるかもしれません。日頃、寺社との付き合いがなく法要のときだけお布施を渡している場合、お布施のマナーを忘れてしまいがちです。
お布施を入れる封筒は、失礼がないように白無地の封筒を使用するのが便利です。スーパーや量販店などの文具コーナーでお布施用の封筒が見つかることもあるので、そうした既製品を使用しても全く問題ありせん。お布施用の封筒には表書きに「お布施」や「御布施」と書いてあります。ない場合は、何もプリントされていない真っ白な封筒を選びます。
郵便番号を記入するスペースが印字されていないものを選ぶことが大事です。
奉書紙で包むと格式が感じられますが、なければ無理に用意する必要はありません。
また、お布施の封筒には水引は不要とされていますので、わざわざ水引付きの物を用意する必要はありませんが、既製品でもともと水引が付いているものやプリントされている物であれば、それを使って頂いても問題はありません。
4. お布施袋の表書きの書き方を解説
お布施を入れる白い封筒を自分で用意するときは、墨と筆あるいは筆ペンなどを利用して上段に「お布施」と書き、その下に施主の氏名を書きます。
お香典などの不祝儀袋とは違い、お布施の封筒は薄墨で書く必要はなく、むしろ普通の濃い墨で書くものとされます。理由は、お布施はお香典のように悲しんで出すものでもなく、慌てて出す物でもないからです。
5. お布施袋の裏書きの書き方を解説
裏面に漢数字で金額を、そして僧侶に分かっていてもらえているとはいえ、念のために住所や電話番号なども記載しておくと大変便利です。
特に、地方ではよくある話ですが、ご近所に同じ苗字の方が大勢いる地域があると、僧侶も「どの家のお布施だったっけ?」となってしまいます。特にお盆など法要が集中している時期は多くの寺院でてんてこ舞いの忙しさです。次から次に法要をこなしていかなければいけません。また、12月~3月などの寒い時期は、葬儀が多い時期になります。葬儀が多いという事は、その後の法要も多い訳ですから、同様に法要が複数重なる場合があります。僧侶もどのお布施袋がどの家から頂いたものか後々間違えないように気を付けているとは思いますが、うっかりカバンにしまったまま次の家の法要に行き、同じ苗字の家であれば本当に分からなくなってしまう場合もあるのです。
七回忌という事ですから、最低でも6年の付き合いがあるお寺や僧侶とは言え、うっかりミスが発生しないように、御布施袋の裏側に住所や電話番号、そして金額を書いておくことは大変親切な事なのです。ある意味「無畏施」とも言えるかもしれませんね。
中袋のないお布施袋の場合は裏面に、中袋がある場合は中袋の裏面に住所や電話番号も書いておくと親切です。
余談ですが、お布施を包んだつもりで、何も入っていない封筒を渡してしまったということがないように最新の注意を払ってください。封筒の準備が済むと安心して中身を入れ忘れてしまうことは、意外によくやってしまいがちなミスなので気を付けましょう。特に中袋がある御布施袋の場合は、お金を入れる事を忘れてしまう事があるようです。ご注意ください。
次に、御布施の袋に金額を書く場合の数字について解説します。
御香典の場合も同様ですが、こうした金額を書く時はアラビア数字ではなく、漢数字を使います。それも、少し難しい漢字を使いますので、注意が必要です。
御布施袋や封筒に金額を書く場合は、まず頭に金を書き、最後に圓也とします。
一般的に御布施として包む金額を例として解説します。
5,000円=金伍阡圓也
10,000円=金壱萬圓也
30,000円=金参萬圓也
35,000円=金参萬伍阡圓也
50,000円=金伍萬圓也・金五萬圓也
100,000円=金壱拾萬圓也
6. お布施の渡し方のマナーを解説
お布施を入れた封筒は、袱紗で包んでおいた方が丁寧な印象を与えられますし、封筒を汚れから守ることもできます。実際に法要の際にお布施をお渡しするタイミングは、法要が終わったタイミングになります。法要をどこで行うかにもよりますが、一般的には自宅もしくはお寺で行う事が多いと思います。自宅の場合は、法要が終わったら僧侶にお茶を出し、一服ついてもらいます。そして、できればその家の長男夫婦で揃ってご挨拶を行うのですが、その際にお布施をお渡しします。
渡すときは袱紗から封筒を出した状態で「本日は心のこもったお経をあげていただき、ありがとうございました」と御礼を申し上げながらお渡ししましょう。その際、手で渡さずに袱紗や小さなお盆の上に乗せて差し出すことがマナーです。
小さなお盆は、切手盆と呼ばれるものですが、所持していない家庭もあると思いますので、その場合は袱紗の上に載せてお渡しすれば良いのですが、差し出す時に、御布施袋や封筒のアタマが先方に向いたままで渡さないようにご注意ください。
7. 七回忌法要のお布施相場を解説
七回忌の法要は七年目にすると勘違いしがちですが、命日の日から数えて六年目にします。また、七回忌は前回までの法要に比べて、死後から時間が経っていることもあり、盛大には行わない場合が多いです。加えて、法要のときに僧侶に渡すお布施はいくら用意しなければならないという決まりはないため、施主の気持ち次第で額が変わるでしょう。
お布施は供養をしてもらった対価として用意するのではなく、僧侶に預かってもらい寺社のご本尊にお供えしてもらうという考え方をします。お供えのお下がりをいただいて寺社の維持をしていくため、菩提寺を支援するために必要なものだと考えてもよいでしょう。気持ち一つとなると、かえっていくら包むべきか迷ってしまうかと思いますが、3万~5万円が一応の相場となっています。無理して高額を包む必要はないでしょう。
分からない場合は、ストレートに僧侶に聞いてみる事が一番早い解決方法です。ただし、布施の意味を正しく使おうとしている僧侶であれば、金額はおっしゃって頂けない事もありますので、その場合は、ご近所の方や地元の葬儀社さんに聞いて頂くのが一番間違いないでしょう。
お布施袋へのお札の入れ方ですが、お布施袋の表側にお札の表面が来るように入れます。香典とは逆になりますのでご注意ください。
8. お布施とお車代は別?金額は?
表書きや裏書は基本的にお布施と同様ですが、表の上部には「御車代」と書くようにします。
裏にはお布施袋の書き方でご紹介したのと同様に、金額や住所を書いておくと丁寧ですし、後で僧侶が迷わなくて済みます。
金額については、一般的には数千円~1万円となっています。もちろん、事情があってお寺が遠方にあり、僧侶にも遠方から来て頂く事もあると思いますが、そうした場合は、かかるであろう旅費に少し上乗せした金額を包むと良いでしょう。なお、本当に近所で原付バイクで来るような距離の場合は、わざわざ御車代を用意しない事も多く、地域性で全く必要としない地域もあります。
9. 御膳料を出す際の相場は?
御膳料とは、簡単に言えば食事代の事になります。本来、法要など仏事があるとお斎(おとき)と言って法要に出席した親戚など参列者と、そして読経をして頂いた僧侶と共に会食をする習わしがありました。そうした席で、僧侶から故人の話や仏道の話を聞くことも、大切な事とされていたためです。しかし最近は、僧侶がそうした食事に同席する事はほんどないと言われます。
そもそもそうした法要の食事を用意しないケースもあるようですが、親族は食事をしても僧侶は不参加という事が一般的です。
こうした場合、食事に参加するしないは僧侶の都合や自由ではありますが、食事の代わりとして現金をお渡しする習慣もあるのです。これを御膳料と言います。
御膳料は、そのまま字や意味の通り、食事の代わりとなる現金ですから、食事代に相当する金額を包む事が普通ですが、キリの良い金額で包む事が普通なので、御膳料の相場としては5,000円または10,000円が多いようです。御膳料を用意する場合の封筒も、御車代などと同様に白い封筒を用意し、表書きは御車代と家の名前を書きます。裏面には住所と金額を書いておくと丁寧です。
10. お布施袋の買い方と商品を選ぶポイント
最後に、お布施袋を買う場合の買い方と、商品を選ぶ時のポイントについて解説します。
お布施袋は、文中でご紹介した通り白い封筒を用意して、ご自身で書いて頂いたり印刷して頂いても構いませんが、やはり既製品を買うのが便利で早いです。
商品を選ぶ場合のポイントですが、まず水引は基本的には不要とされていますので、ない物で構いません。もし水引がある物であれば、あわじ結びの物を使います。蝶結びの物はすぐに解く事ができることから、何度も繰り返してよい祝い事に使われるものになります。そして双銀や白黒の水引が一般的と言われますが、地域によって黄色など風習が異なる事もありますので、ご注意ください。また、法要であってもお祝い事に類する法要もありますので、そうした場合は紅白の水引を使うこともあるようです。
また、金額に応じて袋の格を変えると良いとされますので、日常の小規模なお勤めや法要では、外袋だけのシンプルタイプ。ある程度の金額を入れる重要な法要の場合は中袋が付いたタイプなど、使い分けると良いでしょう。
11. まとめ
七回忌法要でもほかの法要と同様にお布施を準備しますが、金額的には一周忌や三回忌のときよりも少なめに包む人が多いようです。ただし、お布施は気持ち次第で決められるものなので、相場と多少前後しても気にする必要はありません。白い封筒やお布施用の封筒に向きを揃えてお札を入れましょう。御布施は僧侶への報酬ではないとはいえ、お世話になったことに対する感謝の気持ちを込めて渡すことが大事です。今後も供養をお願いすることがあるかもしれませんので、できるかぎり丁寧な対応を心がけるにこしたことはないでしょう。