ご縁は呪い。血を生きろ。
東京在住の女性T様から「今、人生に行き詰まっています。私をぶった斬って欲しいって思っています」とご連絡をいただいた。私の正しい使い方である。事業をやっていたがうまく行かず、負債が貯まり、共同事業者やメンターに裏切られ、投資詐欺に遭い、年下の彼氏からは捨てられそうになっている。まさに「どうにもこうにもおしまいだ!!」状態になっていて、これまでのやり方が通用しなくなっている。斬られたい。坂爪さんに斬られたい。T様は、そのようなことを言った。
T様は「裏切りの件は、欲にくらんだ私に敗因がある。知り合った当初から怪しいなと思う部分はあったのに、良いことも言うし、経験や知識も豊富だから相手のことを信じてしまった。相手を見抜けなかった自分が悔しい」と言った。私は「それは相手を信じたんじゃなくて、そもそもで人間を信じていないのだと思う。人間を信じていないから、金や知識を信じるようになって、人間から裏切られるのだと思う」と言った。この言葉がジャストミートしたみたいで、T様は「頭ではどういうことってなっているけど、心の方がそうなんだろうなって反応している」と言って、泣いた。
T様は「年下の彼氏はこどもを望んでいるように見えるが、自分は年齢的にこどもを産めない。一人の若者の未来を奪ってしまっているのかもしれないと思うと、申し訳なくなる」と言った。私は「どんどん奪えば良いと思う」と言った。何が申し訳ないだ。それがどれだけ傲慢な発言かわかっているのか。本当に申し訳ないと思うのならば、とっとと別れろ。それが愛だ。T様は「昔から男女関係が苦手で、友達の時はうまくいっていたのに、彼氏になると途端に苦しくなる」と言った。私は「それは、彼女と言う役割をやっているからだと思う。人間であることをやめて、自分をモノとして差し出しているからだと思う」と言った。
はっきり言う。年の差を意識させてしまっている時点で、その男は、ダメな男だ。ナチュラルに恩着せがましいだけの、甘ったれ小僧だ。真に良好な関係は、年の差を超える。年の差を意識させられるのは、役割として見られているからだ。T様もT様である。モノとして扱われたくないとか言いながら、自分をモノとして差し出している。根底に「ここにいちゃいけない」と言う思いがあるから、役に立つことで存在価値を得ようとする。そんな生き方はゴミだ。そんな人ほど「ご縁に感謝」とか言う。ご縁は呪いだ。血を生きろ。トータルで今の生き方に飽きていることを認めろ。何が愛だ。何が感謝だ。綺麗な言葉に逃げて自分の中にある汚くて醜い部分を押し殺してんじゃないよ。だから元気が出ないんだよ。隠居のババアみたいになって、生きることに退屈をするんだよ。
自己肯定感が低いのは、自分の血を呪っているからだ。血を呪うな。血を生きろ。血を前向きに解釈して「今世は諦めることにしました」と宣言して、普通であることをやめて一族の血を生きろ。風の時代とかぬるいことを言う人には「風の時代ではなくて、血の時代です。獣の時代です」と言って捕食しろ。愛とか感謝とかぬるいことを言う人には「これが私の愛です」と言って強奪しろ。お前はやられ過ぎてんだよ。豆柴だって、乱暴に扱われたら、飼い主に噛みつくんだよ。お前はそのレベルを超えているんだよ。噛みついていいレベルを超えているのに噛みつかないのは、怒りを忘れた猿と同じ。怒ることで人間になるんだよ。俺に斬って欲しがるなよ。自分で斬れよ。しがらみという名のご縁を、手前の腕でぶった斬れよ。そのままでいいとかすべては愛だとか、死んだ世界の話をするなよ。そんな言葉は聞き飽きたんだよ。血で語れよ。熱を持てよ。何もかもを失っても大丈夫。血は奪えない。男一匹、今日も行く。
坂爪さん
こんにちは!⚪︎⚪︎です。先日沖縄でお会いした後、改めてお礼メールしようと思ったけど、手紙を書きたくなったので書きました。
沖縄でお会いしてたくさん喋って笑って本当に楽しく嬉しかったです。タイマンが初だったので、今のくすぶってる私だし一刀両断で泣きべそかくまでは想定してめっちゃキンチョーして行ったけど、思い返せばただただ愉快でアホで淫靡でハッピーなひと時だったなーと感じてます。
《余談:淫靡ついでに。坂爪さんがたくさん触れてくれた左肩、実はここ半年ほどずっと関節の痛みがあって通院していたのですが、翌朝なぜか痛みがほぼほぼなくなってて「!?」となりながら病院キャンセルしました。一体・・・?》
ビールを飲みすぎたせいもあってか、余計に夢か現実か分からなくなるような一夜だったけど、翌日Google検索立ち上げたら「暴れだぬきの鬼袋」ページが表示されて現実の実感がわきました。自分で言った記憶があるけど「ラブホの名前デュエル」ってなんやねん。あと、まだシラフだった最初のほうに「オレの顔で今どんな感じに見えるか」みたいなことを聞かれて真っすぐ顔ガン見してた時、正直「かっけーな」と俗っぽい感想しか出てこなかったので、ここで自白しておきます。
「⚪︎⚪︎さんは自分に退屈しているように見える」と言われ、率直に「せやな」と思い、とりあえず今勤めているお店を辞めて一人でフラフラとマッサージの仕事やってくことにしました。退職の背中を坂爪さんに押してもらうの(と勝手に感じているソレ)は人生3回目です。私にとっての「必殺!仕事やめさせ人」すぎる。強欲であること、安心安全を選ぶことについては自分でも別にええやんと思ってるのですが、ただただ自分が自分を「今のお前つまらん」と思ってしまってるならそれが一番きっついダッサい状態やなと。
そんな大それた話じゃなく、今日、明日のことを考えて「フフッ」ってウキウキの笑いがこぼれるような、未知で愉快な日々を生きていきたく小さじ1杯程度の勇気をふりしぼってみました。あと、微量ながら坂爪さんに「ダサい」「カッコ悪い」生きざま見せたないなーという気持ちもあるのですが、これは他者評価を気にする云々ではなくて「気になるあのコの前ではカッコよくいたくて背伸びしちゃうかわいい虚勢」です。スーパーひとり相撲。
「誰に頼まれずとも書いちゃう文章が⚪︎⚪︎さんの真骨頂」と、坂爪さんに言ってもらった言葉、お守りのような鈍器のようなインパクトを以て私の心に居座り続けています(余談:坂爪さんの言葉のセンスが、言葉フェチの私にはたまらん)。めちゃめちゃ調子づいたまま、また誰に頼まれずとも作った本を同封させてもらいました。
仕事や恋愛をはじめ、しくじりと恥辱まみれの黒歴史エピソードをまとめてみた本です。坂爪さんのことは、生き様とかはもちろんなのですが「書く人」として大リスペクトしている面も大きく、そんな御方に自分の“書く”をただただ見てほしいという一方的な願望で本をお送りしています。ひとり相撲の大横綱。いろんなところを飛び回る日々かなと思いますので、これがいつ坂爪さんの目に留まるのか分かりませんが、そのいつかの際には、チラ見(チラ読み)してもらえたら大鼻血で喜びます。3作目もつくったら勝手に送ります(予告)
その存在と、文章を以て、私の人生を何度も軌道修正してくれたり、漠然と、でも確かで深い肯定を届けてくれたり、単純に笑かせてくれたり、いつも、たくさんありがとうございます。引き続きどこかで今日も爆裂に生きてくれてたらなんだか嬉しいです。
おおまかな予定
6月17日(火)静岡県熱海市界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)
連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z
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ばっちこい人類!!うおおおおおおおおお!!


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