【耳の中にカビ】若者の”難聴”が深刻←「ワイヤレス」「ノイズキャンセリング」イヤホン普及が背景→将来”認知症”リスクも【岡山】
RSK山陽放送
■ご存じですか?「イヤホン多用」のリスク 皆さん、イヤホンなどを常に着用することで、耳に様々なトラブルが起こるリスクをご存知でしょうか。 【画像を見る】耳の中に生えるカビ…かゆさ強烈 大きな音を聞き続けることが原因となる「難聴」。近年は特に、若い世代で問題になっています。難聴は将来的に“認知症”につながるおそれがあることが分かってきました。 さらに、湿気が増えるこれからの時期、耳が密閉されることで中にカビが生えてしまう症状もあるといいます。 特にイヤホンを多用する若者に多いと言われるこうした症状。気を付けなければならないことなどを医師に聞きました。 (イヤホンを使用する女性) 「普段から何時間も使ったりします。1日に3〜4時間とかは使う」 ーこちらの画像、イヤホンをずっとつけていたことで耳にカビが生えた様子です。 「え〜、ちょっと…え、本当に?ちょっと怖い」【画像(1)】 ここ数年、街中でも多く目にするようになった、イヤホンをつけて移動する人の姿。 コードのわずらわしさが無い「ワイヤレス式」が普及したことや、周囲の騒音を低減する「ノイズキャンセリング機能が搭載された機種【画像(2)】」の登場により、日常生活の中で、長時間使用する人が特に若い世代で増えています。 (イヤホンを使用する女性) 「1日に1時間半くらい使う。音楽が日常になってしまって、通勤電車とかでも常に音楽聞かないと。気分リフレッシュするために音楽を聞くので」 利便性が向上した一方、同時に耳の疾患のリスクも高まっていると川崎医科大学附属病院【画像(3)】の假谷医師は話します。 假谷伸教授(川崎医科大学附属病院・耳鼻咽喉・頭頸部外科) 「よくあるのは耳の中にカビが生えるというやつでして、『外耳道真菌症』(がいじどうしんきんしょう)【画像(4)(5)】という名前になります」 「原因となるのは、具体的にやはり“イヤホン”ですね、イヤホン・ヘッドホンで耳の穴を密閉してしまうことです」 ■耳の中にカビが生えてしまう『外耳道真菌症』とは? 假谷医師は、湿気が増えるこれからの時期に多く、さらにイヤホンなどで耳を長時間密閉することで湿気がこもり、発症の危険性が高まると警鐘を鳴らします。