「警察」と言ったら逆に終わっていた…トルコのマフィアに45万円を恐喝された男性の生死を分けた「衝撃の一言」
■危険な地域には立ち寄らないのが賢明 噂通り銃も売っているのかと思い、背筋が寒くなった。テピート地区と安全な地区を分ける大通りを渡り切った後も、つけられていないか心配で周囲を見回した。普通の人たちしかいないと確認できたときに、初めてホッとした。 インドやフィリピンなど、アジアのスラム街などでもスリに目をつけられたことがある。彼らは金品を持っている観光客を見つけると、すれ違ってから、Uターンして後をつけてくる。つけてきたら、振り向いて「わかっているよ、スリだろ」と睨みを利かせれば退散する。でも、メキシコのテピート地区は違う。パッと見ただけで、20人は売人がいた。そんな場所で大勢の売人に絡まれたら、確実に厄介なことになる。 世界遺産もあるメキシコシティの観光地エリアは、観光客も多いため、警備も厳重で大勢の警察官や軍人が立っている。だからといって、メキシコを安全な国だと思ってはいけない。危険な地域には立ち寄らないのが賢明だ。 と言いながら、僕はテピート地区で命拾いした翌日の昼過ぎ、例のタコスの店に行ってきた。昼間は安全な店だった。そして本当に、美味しいタコスだった。 ■トルコのぼったくりバーに連れて行かれる トルコで、宿泊先に帰るために夜の歓楽街を歩いていたら、日本語で話しかけられて、ぼったくりバーに連れて行かれたことがあった。声をかけてきた客引きの若い男性は(たぶん)クルド人で、日本語がメチャクチャうまかった。 ヒルトンホテルのカードキーを見せながら、 「飲みに行こうよ、僕はこのホテルに泊まっているんだ」 「酔っ払ったら、一緒に泊まればいいよ」 「人生は一度きりだから、遊ぼうよ」 「人生一度きりだから、今日は飲もうよ」 “人生一度きり”と何十回、聞いただろうか。怪しい人間が“人生一度きり”とは言わないだろうと思ったし、たとえ騙されてぼったくりにあって支払ったとしても、数百ドルくらいのものだろうと店に入り、席についた。そして、店の中から出てきたウクライナ人女性たちも交ざり一緒に飲んだ結果……、 請求書は「3000ドル」(約45万円)になっていた。