イスラエル軍、石油施設などインフラに空爆拡大 イラン国防軍需省も

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其山史晃
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 イスラエル軍は15日、イランの燃料関連施設などを狙った空爆を実施した。攻撃対象を軍事施設からインフラ施設にも広げる動きに対し、イラン側も多数の弾道ミサイルなどを発射してイスラエルの市街地で死傷者が増え、交戦が激化している。

 イスラエルとイランは昨年4月と10月にも直接衝突した。いずれも単発の攻撃の応酬の後で沈静化に向かったが、今回は双方が波状攻撃をしかける事態に陥っている。

 イスラエル軍の15日未明の発表によると、空軍がイランの首都テヘランにある国防軍需省のほか、核関連施設や石油貯蔵施設などを狙った大規模な空爆を実施した。イラン国営通信によると、14日にはイラン南部ブシェールの世界最大級の天然ガス田とガスの精製施設がイスラエルの小型ドローン無人機)による攻撃を受けた。ガス田では爆発と火災が起きたという。イラン財政の柱であるエネルギー部門への打撃を狙ったとみられる。

 イスラエル軍は防空設備やミ…

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この記事を書いた人
其山史晃
中東アフリカ総局長
専門・関心分野
中東、安全保障、地政学、テロリズム
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    川上泰徳
    (中東ジャーナリスト)
    2025年6月15日11時27分 投稿
    【視点】

    イスラエル軍が首都テヘランの石油貯蔵施設や、イラン南部の天然ガス関連施設を攻撃したというのは、イランのさらなる報復が続くことになり、イスラエル・イランの報復合戦になり、泥沼化しかねない。そうなった時、イスラエルの被害が相対的に少ないとしても

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