意外と当たる?3つのAIでジークアスク最終2話を予想してみた
前回「「ガンダム知らないけど見ても大丈夫か?」の質問をジークアクスの感想踏まえて考えてみる(ネタばれ無し)」という記事を書き、過去最高の1万アクセスを記録しました。
(皆さんの参考になっているとよいですが。)
今回はTV版のジークアスクが残り2話とのことで、3つの生成AI(ChatGPT o3、Gemini 2.5 Flash, Grokの3賢者)の能力の確認もかねて、最終11,12話の展開を予想することにしました。
ちなみに私の予想は、「12話で悲劇的な展開になり、13話でゼクノバで過去に戻ってやり直し」です!(なんかどこかで見た展開ですが・・・)
①ChatGPT o3の予想
展開シナリオA(王道)
舞台は月面グラナダと地球軌道「ヨグ=マガント」、ジオン・連邦・ポメラニアンの三つ巴決戦。
アマテ(GQuuuuuuX)とニャアン(Gフレド)が友と敵として激突。
シュウジのレッドガンダムが“謎の声”と同調し真の力を覚醒。
シャリア・ブルがキシリアを守り、ジオン内部抗争を収束。
連邦強硬派バスクがヨグ=マガントを暴走させ自滅。
暴走で発生した巨大ゼクノバをGQuuuuuuXが制御。
ニュータイプ空間でアマテ・ニャアン・シュウジが心を重ね和解。
ゼクノバ消滅後に停戦・講和が成立し戦争終息。
アマテとニャアンは念願の地球旅行へ旅立ち、希望の大団円。
レッドガンダムとシャアの行方に余白を残し、続編への布石を提示。
展開シナリオB(サプライズ)
決戦中にゼクノバ暴走が制御不能となり大規模惨事が発生。
コロニーや艦隊が消失し、世界に深い爪痕を残す。
ニャアンまたはシュウジがゼクノバに囚われ行方不明(犠牲)。
エグザベが裏切り、キシリア暗殺未遂で混乱を拡大。
GQuuuuuuXの奮闘も半ば、ゼクノバは部分的に残存。
時間・因果が歪み、歴史が“正史”宇宙世紀へ巻き戻る示唆。
アマテだけが記憶を保ち、静かな世界で孤独に目覚める。
空に赤い光=シャアの影が走り、謎を深めたまま幕。
物語の結末を観客の解釈に委ねる余韻重視エンド。
ポストクレジットで「GQuuuuuuX Season2?」の暗示、議論を喚起。
[感想]
知らない単語や絶対にない展開が書かれて、明らかに今までの話を全く把握できていないという残念な結果になりました。
あまりに長々とした的外れな回答だったので、10行にサマライズしてもらったのがこちらの回答です。他のAIと比べると信頼性が揺らぐレベルでした。
今まで予想外の展開が多かったジークアクスも、さすがに「展開シナリオB」はないだろうと思います。
ただ、「展開シナリオA」の7-10は要素としてあるかもしれないなと思いました。
②Gemini 2.5 Flashの予想
エピソード11:激化する対立と再会
エピソード11では、マチュとニャアンの最終対決が物理的、そして精神的なレベルで描かれると予想される。ニャアンはシュウジを取り戻すという強い執着から、イオマグヌッソの力を暴走させ続けるだろう 。彼女の「天然ニュータイプ」としての能力は計り知れず、その感情的な動機がゼクノヴァのさらなる大規模な発生を引き起こす可能性がある。マチュは、ララァとの出会い やシャリア・ブルからの導き を経て、ニャアンを力で止めるだけでなく、彼女の「キラキラ」を理解し、精神的に救い出そうと試みるだろう。これは、従来のガンダムにおけるニュータイプ同士の悲劇的な対決(例:アムロとララァ)に、鶴巻、榎戸、庵野監督らしい「分かり合い」の可能性 を提示する試みとなる。
同時に、シャリア・ブルとキシリアの直接対決、あるいはその終焉が描かれるだろう。シャリアはジオン内戦を止めるため、キシリアの野望を阻止しようと行動する 。彼の「木星帰りの男」としての背景や、シャアの元戦友としての視点から、キシリアの行動を批判し、ニュータイプが生きるべき世界のビジョンを提示する可能性がある。キシリアはギレンを暗殺した冷徹な策謀家であり 、容易には屈しない。彼女の結末は、シャリアによる討伐、あるいは自身が引き起こしたゼクノヴァの制御不能による自滅といった、因果応報的なものになる可能性が高い。
そして、第11話の予告で示唆された「見覚えのある赤い制服」 は、シュウジの再登場、あるいはシャア本人の出現を強く示唆している。シュウジはゼクノヴァに飲み込まれて消失したため 、ゼクノヴァ現象の核心、あるいは「シャロンの薔薇」の力によって、異なる次元や時間軸から帰還する可能性がある。彼の再登場は、マチュとニャアンの対決に決定的な影響を与え、物語の最終的な方向性を決定づける重要な触媒となるだろう。彼が「刻が見える」と言ったこと は、彼がこの「if」世界の真実、あるいは他の世界線の情報を持ち帰ることを示唆している。
エピソード12:結末と「if」世界の展望
最終話では、「ゼクノヴァ」と「シャロンの薔薇」の真実の一部が開示されると予測される。ゼクノヴァが単なる超常現象ではなく、ニュータイプ能力、サイコミュ、そして「シャロンの薔薇」が絡み合った、この「if」世界の根源に関わる存在であることが明かされるだろう 。「シャロンの薔薇」が「向こう側の世界」から来たという設定 は、この世界が多元宇宙の一部である可能性を強く示唆する。その真の機能は、次元転移、あるいは現実の「調律」に関わるものかもしれない 。
マチュは鶴巻監督のテーマ に沿い、「大人」としての決断と成長を遂げる。彼女はシュウジやニャアンとの関係、そして「キラキラ」という自身の能力と向き合い、最終的に「大人」としての決断を下す。それは、悲劇の連鎖を断ち切り、新たな未来を切り開くための選択となるだろう。彼女は、個人的な感情(シュウジへの想い、ニャアンへの嫉妬)を超え、ニュータイプとしての役割を受け入れ、この「if」世界で生きる意味を見出すことが期待される。
ニャアンはシュウジを取り戻すという強い執着から解放され、自身のニュータイプ能力と向き合うことになる。彼女が「天然ニュータイプ」として、既存の枠組みを超えた存在となるか、あるいはその力に飲み込まれるか、その結末はマチュとの対話とシュウジの帰還に左右されるだろう。帰還したシュウジは、ゼクノヴァの制御、あるいは「シャロンの薔薇」の真の力を引き出す鍵となる可能性がある。彼が、この「if」世界における「シャア」としての役割をどう終えるか、あるいは新たな「クワトロ」として未来へ進むか、その選択が物語の最終的なメッセージとなる。
バンダイのIP戦略 を考慮すると、ジオン内戦や地球連邦残党との対立が完全に終結する「大団円」は描かれにくい。むしろ、新たな火種や未解決の課題を残し、今後の劇場版や続編、ゲームといったメディアミックス展開への期待感を高めるオープンエンディングとなる可能性が高い 。戦争の形態は変われど、人間の本質的な争いは続くという、庵野秀明作品らしい皮肉なメッセージが込められるかもしれない 。しかし、その中に、マチュたちの個人的な「希望」や「救い」が描かれることで、全体としてバランスの取れた結末となるだろう。
[感想]
・"庵野秀明作品"という言葉は気になるものの、しっかり今までの伏線を踏まえて予想してきた印象でした。
・キーワードとして、大人の選択を迫られるマチュ、シュウジの執着から解放されるニャアン、シュウジの帰還はポイントな気がしました。
③Grokの予想
第11話:「ア・バオア・クーの戦い」
ストーリー展開
このエピソードでは、オリジナル「ガンダム」の「ア・バオア・クーの戦い」に匹敵する大規模な戦闘が描かれるでしょう。この戦いが「GQuuuuuuX」の主要な対立の解決の舞台となります。マチュと親友(またはライバル)のニャーンが敵対する立場に立ち、ガンダムらしい悲劇的な対峙が繰り広げられます。GQuuuuuuXの性能が最大限に発揮され、新たな強敵モビルスーツが登場して緊張感を高める可能性もあります。キャラクターの成長
マチュはクランバトルでの消極的な参加者から、大きな戦争の鍵を握る存在へと成長します。彼女とニャーンの関係が試され、戦いの中で互いの信念が衝突するでしょう。一方、シャアの真の目的が明らかになり、彼がRX-78-02を奪った理由が物語に深みを与えます。テーマと演出
鶴巻監督の影響で、マチュが戦いのプレッシャーに耐えきれず精神的な危機に陥るシーンが描かれるかもしれません。榎戸氏の脚本により、マチュとニャーンの間に隠された繋がりや、クランバトルの裏に潜む真実が明らかになる展開が期待されます。
第12話:「新たな夜明け」
ストーリーの解決
最終話では戦いの余波とキャラクターの結末が描かれます。マチュとニャーンは最後の対決を迎えますが、互いを殺すのではなく、協力して大きな脅威(例えば超兵器の暴走)を阻止する道を選ぶでしょう。これは「ガンダム」の反戦テーマを反映した結末です。GQuuuuuuXが決定的な役割を果たし、停戦や和平への道を開く可能性もあります。バンダイの戦略的要素
バンダイの意向を考慮すると、物語は完全に閉じず、続編への余地を残します。マチュが新たな旅に出 - 未来への希望を示唆するシーンや、新たなモビルスーツの登場でファンを引きつける展開が予想されます。オリジナルとの繋がりと締めくくり
この代替時間軸がユニバーサルセンチュリーの出来事とどう結びつくのかが示唆され、クラシックなキャラクターのカメオ出演やイベントへの言及があるかもしれません。最終シーンでは、マチュとニャーンが希望に満ちた未来を見つめ、戦争の中での回復力を象徴する形で終わるでしょう。
[感想]
・さすがにXの情報をベースにしているだけあって、もっとも精度の高い予想(王道)だと思いました。
・「オリジナルとの繋がりと締めくくり」もいかにもありそうで今から楽しみにしています。
総論
今回の個人的な予想の納得度合いは、Grok > Gemini >ChatGPTでした。
それぞれプロンプトはほぼ同じでここまで予想の内容や精度がずれるのは意外でした。
ただ3つのAIともに、大団円&続編を匂わす終わり方というのは一致した展開でした。
回答を比較するとChatGPTはリアルタイムな情報にあまり強くないようで、最近Geminiの評判がよくなっているのも納得な結果でした。
また、Webのリアルタイム情報の精度はGrokも侮りがたく、これからももっと使っていきたいと思いました。
やはり各生成AIの得意分野を把握して使い分けるのが一番恩恵がありそうです。
ちなみに、ChatGPTにジークアクス劇場版のビジネスモデルを質問をした際に、続編の可能性は高いとも予想していました。
AIの予想を踏まえながら、残り2話を待ちたいと思います。


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