ヴォイジャー級駆逐艦(オーストラリア製デアリング級) 3番艦 ヴァンパイア(2代) HMAS Vampire II D11
性能諸元
性能諸元の数値は、アップグレード・基本特性・艦長スキル・ブースター・迷彩などの補正がかかっていない素の状態の数値を入力してください。
部位ごとの装甲厚や散布界など、ゲーム内には載っていない情報は将来ゲーム内で見れるようになる可能性があるので暫定で0や0-1などとする
・基本性能
Tier | レジェンダリー | 種別 | プレミアム艦艇 |
---|---|---|---|
艦種 | 駆逐艦 | 派生元 | - |
国家 | イギリス連邦 | 派生先 | - |
生存性 | 継戦能力 | (-) 19,800 | |
装甲 | 全体 6-20mm ・防郭 10-20mm ・艦首・艦尾 20mm ・砲郭 10mm ・装甲甲板 20mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | (-) 0% | |
機動性 | 機関出力 | 54,000馬力[hp] | |
最大速力 | 35.0ノット[kt] | ||
旋回半径 | 680m | ||
転舵所要時間 | 4.4秒 |
隠蔽性 | 通常 | 主砲発砲時 | 火災発生時 | 煙幕内からの主砲発砲時 | |
---|---|---|---|---|---|
海面発見距離 | 7.0km | 11.1km | 9.0km | 2.4km | |
航空発見距離 | 3.5km | 5.7km | 6.5km | - |
射撃管制装置 | 艦体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
---|---|---|---|---|
- | mod.1 | 11.1km | 0m |
主砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 |
---|---|---|---|---|---|---|
- | 113mm/45 QF MK.IV | 3基×2門 | HE弾 1,700(9%) AP弾 2,100 | 2.7秒 | 7.2秒 |
魚雷 | 艦体 | 口径 | 基数×門数(片舷) | 最大ダメージ(浸水) | 装填 | 射程 | 雷速 | 発見 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
- | 533mm PR Mk II | 1基×5門(5門) | 19,500(282%) | 96秒 | 12.0km | 62kt | 1.3km |
対空砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 秒間平均ダメージ | 射程 |
---|---|---|---|---|---|
- | 40mm Bofors Mk.VII 40mm Bofors Mk.V | 2基×1門 2基×2門 | 17 25 | 3.5km | |
113mm/45 QF MK.IV | 3基×2門 | 53 | 5.0km |
・アップグレード
スロット0 | スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 |
○ | ○ | ○ | ○ |
1 | 主砲改良2 | +20%:主砲旋回速度 | |
照準システム改良1 | -7%:主砲弾の最大散布界 +20%:魚雷発射管旋回速度 +5%:副砲最大射程 -5%:副砲弾の最大散布界 | ||
対空砲改良2 | +20%:対空砲座の最大射程 | ||
2 | ダメージコントロールシステム改良2 | -15%:消火時間 -15%:浸水復旧時間 | |
操舵装置改良2 | -20%:転舵所要時間 | ||
3 | 隠蔽システム改良1 | -10%:被発見距離:敵弾の散布界+5% | |
操舵装置改良3 | -40%:転舵所要時間 -80%:操舵装置修理時間 | ||
目標捕捉装置改良1 | +20%:最大視認距離 +20%:魚雷発見距離 +50%:敵艦強制発見距離 | ||
4 | 主砲改良3 | -12%:主砲装填時間 -13%:主砲旋回速度 | |
魚雷発射管改良3 | -15%:魚雷発射管装填時間 +50%:魚雷発射管の損傷(機能停止)の発生率 | ||
射撃管制装置改良2 | +5%:主砲最大射程 -3%:主砲の散布界 | ||
対空砲改良3 | +25%:平均対空ダメージ |
・消耗品
搭載可能 消耗品
十字キー左 | |||
---|---|---|---|
応急工作班 | 無制限 | 消耗品の動作時間:5 秒 消耗品の準備時間:40 秒 | |
十字キー上 | |||
発煙装置 | 3 回 | 消耗品の動作時間:100 秒 煙幕の持続時間:10 秒 消耗品の準備時間:100 秒 | |
十字キー右 | |||
エンジンブースト | 2 回 | 最大速度:+8% 消耗品の動作時間:120 秒 消耗品の準備時間:180 秒 | |
十字キー下 | |||
水中聴音 | 2 回 | 消耗品の動作時間:96 秒 消耗品の準備時間:180 秒 魚雷発見:-3.1 km 敵艦発見:-4.4 km |
詳細は消耗品を参照
ゲーム内説明
第二次世界大戦後、オーストラリアはイギリスの最新鋭駆逐艦「Daring」に基づいて設計された4隻の駆逐艦の建造を開始しました。「Vampire II」は1952年7月に起工され、戦時中に存在した同名の駆逐艦に因んで命名されました。本艦とイギリス製の原型艦との違いは、熱帯水域での運用のために設計された特別な主砲です。本艦は1990年に博物館船になっています。
就役:1959
同型艦数:12
解説
- 抗堪性
素で19,800なので、長持ち設計で23,400に上げておくことはかなり重要。修理班がないため、相手の駆逐艦を積極的に倒していく運用をするなら無駄に削られるようなことは極力避けるべきである。
- 主砲
DaringにUG6の主砲改良3をつけた状態と同等の装填速度まで強化されている。本艦がつけると2.2秒まで短縮される。艦長スキル「アドレナリンラッシュ」の効果でHPが-5%される度に約0.1秒短縮される。
HE弾は砲駆お化けやSmålandに次ぐ猛烈なDPMを誇り、AP弾もDaring同等の跳弾優遇がある。
- 魚雷
12kmと実用的な射程があり単発威力が米駆魚雷並みに高いが1基5門なのが弱点。狭角か単発かを選んで投射できる。1本ずつ投げられるので自由度は高い。魚雷を全て撃たずに発射管内に残しておく場合は、5本全て流し切らないと再装填するまで補充されないので注意されたし。
- 対空火力
爆発数は4とそこそこだが、継続ダメージだけを比べれば島風とDaringに次ぐワースト3。航空発見距離に入ってこない限り撃たないのがセオリーであり、積極的に使うものではない。戦闘機を落とすのにも島風ほどでは無いが少々苦労する。
- 機動性
Daringとは速度は同等で、転舵所要時間がわずかに早い程度である。素の状態でエンジンブーストを使うと37.9kt、速度旗を付けた状態でエンジンブーストを使用するとで39.6ktまで速くなる。
UG2は推力改良1が無いためこれ以上加速は早くならない。素の加速は英駆同様優遇が入っており、エンジンブーストも搭載しているため、凄まじい加速力を見せてくれる。転舵装置改良1をつけると転舵所要時間は3.5秒まで短縮できる。UG5転舵装置改良2もつけると2.1秒まで短縮されるが有用な選択肢ではない。
- 隠蔽性
最大5.5kmと準最良隠蔽グループ。HallandやDaringのような高DPMの駆逐艦に対して隠蔽有利を得ることができ、Shimakazeなどの雷駆に対しては不利が軽減されているため、Daringよりも対駆逐艦戦闘がやりやすくなっている。
- 消耗品
煙幕はイギリス連邦艦共通のもの。動作中は1/4速で常に隠れることができるが、後進は注意しなければはみ出てしまう。*3スキルや旗、特別UG煙幕装置改良も加えると最大で148秒まで動作するようになる(効果時間は10秒→9.5秒)。一度使うと動作終了までの間は減速すれば隠れられる代わりに大まかな位置や移動方向を相手に晒し続けてしまう。また、移動の仕方によってはspotできなくなったり邪魔したりすることがあるため、一概にも取得した方が良いとは言えない。また、イタリア煙幕のように全速の本艦を隠すことはできないが、随伴艦はその限りではない。
水中聴音はTier8~レジェンダリー帯共通のもので使い勝手が良い。5km以内の相手を確実に視認しながら撃つことができるが、煙幕とソナーを使った戦法*4では決め撃ちされやすい距離なため安全では無い。煙幕内での発砲ペナルティは2.6kmとなっている。ペナルティ距離内に敵艦を入れないよう注意しよう。
- 総評
Daringの修理班と引き換えに攻撃的な性能を得た駆逐艦。船そのものの性能の高さと多彩な消耗品によって幅広い戦略やスキル構成が可能である。準備が整っていれば5km以内で圧倒的な優位性を築き上げることができる。その反面、決め撃ちや不必要なミスや空母から受ける攻撃によるダメージが蓄積していくと中盤から終盤にかけてそれが不利に傾くこともある。性能を生かした立ち回りとHPを温存する堅実な立ち回りのバランスをどのようにとっていくのかはプレイヤーの腕次第である。
史実
ヴァンパイア (HMAS Vampire) は、オーストラリア海軍の駆逐艦。オーストラリアで建造されたデアリング級駆逐艦3隻のうちの1隻。ニューサウスウェールズ州シドニーのコッカトー島工廠で1952年7月1日に起工。1956年10月27日進水。1959年6月23日就役。
ヴァンパイアの艦歴の大部分は訓練と東南アジアへの航海で占められている。1965年と1966年には空母シドニーをベトナムまで護衛した。また、1966年のインドネシア・ボルネオ紛争の際マレー半島やボルネオ島沖で哨戒活動に従事した。1977年、エリザベス2世の在位25周年記念の英連邦王国旅行の内オーストラリア訪問の期間王室ヨットブリタニアの護衛を務めた。1980年、ヴァンパイアは練習艦に改装された。1986年8月13日に退役。シドニーで記念艦として保存されている。
wowsでは数少ない現存艦の1隻。他の船はSmåland?のページを参照。
小ネタ
現存するデアリング Daring 級駆逐艦の一隻である豪海軍駆逐艦ヴァンパイア HMAS Vampire は、1959年に竣工し様々な改修を施された。また、1980年からは練習艦として二年間を過ごし、その後しばらく保管期間を過ごした後、1986年に退役した。ちなみにオーストラリア海軍での「ヴァンパイア」はこれが二代目。先代、V級のヴァンパイアも一足早くWOWSに登場していた。
オーストラリア国シドニーのデアリング港を訪れれば、国立海洋博物館で博物館船として海に浮かび、展示されている彼女に会うことができる。
公式動画Inside the Ships: HMAS Vampire
ストリートビュー(艦内も可能)
Texas、Alabama、Massachusetts、Missouri、Salem、Kidd、Belfast、Mikhail Kutuzov、Haida、Mikasa、Błyskawica、Småland等と同様の、現存する記念艦/保管艦のプレミアム艦である。
本艦は艦名の後に数字が付いている事からカンの良い方なら気付いていると思うが、本艦の前に初代「ヴァンパイア」という駆逐艦が存在した。よってこの名前を踏襲した2代目の艦という事になる。
参考までに初代「ヴァンパイア(D68/I68)」はアドミラルティV級のうち、V級嚮導型に属し魚雷発射管を3連装に改装したやや特殊な艦となっている。イギリス海軍においては本国海軍に所属、その後1933年10月にオーストラリア海軍に貸与された。主な戦いは1939年にインド洋でドイツのポケット戦艦こと「アドミラル・グラーフ・シュペー」の捜索に参加した他、1941年12月にはマレー沖海戦において「プリンス・オブ・ウェールズ」と「レパルス」の生存者225人を救助している。しかし1942年4月にセイロン島沖で空母「ハーミーズ」を護衛中に日本軍の艦載機に爆撃を受けて撃沈された。
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