清酒と日本酒の違いを徹底解説! 初心者のための基礎知識【日本酒のススメ】
まとめ。清酒(日本酒)の基礎知識を身につけよう
清酒(日本酒)の世界は、一見すると専門用語が多く複雑に感じられるかもしれません。しかし、基本的な区分を理解することで、より深く日本酒を楽しむことができます。 ポイントを整理すると: – 清酒は法律上の正式名称で、日本酒は国内産の清酒を指す一般的な呼び名 – 純米酒は米と米こうじと水のみで醸造されたもの – 焼酎は蒸留酒で、清酒(醸造酒)とは製法が異なる – 料理酒は調理用に特化したお酒 – 純米吟醸酒は華やかな香りが特徴で、純米酒は米の旨味を強く感じられる 日本の伝統的な醸造技術が生み出す清酒は、和食との相性は言うまでもなく、近年では洋食やアジア料理との相性の良さも注目されています。まずは自分の好みに合った日本酒を見つけることから始めて、徐々に知識を深めていくことをおすすめします。さまざまな種類の日本酒を味わい、その違いを楽しむことで、より豊かな食文化を楽しむことができるでしょう。 山内祐治(やまうち・ゆうじ)/「湯島天神下 すし初」四代目。講師、テイスター。第1回 日本ソムリエ協会SAKE DIPLOMAコンクール優勝。同協会機関誌『Sommelier』にて日本酒記事を執筆。ソムリエ、チーズの資格も持ち、大手ワインスクールにて、日本酒の授業を行なっている。また、新潟大学大学院にて日本酒学の修士論文を執筆。研究対象は日本酒ペアリング。一貫ごとに解説が入る講義のような店舗での体験が好評を博しており、味わいの背景から蔵元のストーリーまでを交えた丁寧なペアリングを継続している。多岐にわたる食材に対して重なりあう日本酒を提案し、「寿司店というより日本酒ペアリングの店」と評されることも。 構成/土田貴史
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