本編の66曲はすべて感想を書いたが、各巻に2曲ずつ収録されている映像特典についてはまだ書いてなかったため、今回は映像特典10曲の感想を書く。

各巻の映像特典
※収録巻が違うので、ABCで表記する。

《1997-1999》
特典A.この広い野原いっぱい/森山良子
特典B.ボクたち大阪の子どもやでェ/T.J.C

《2000-2002》
特典C.風の子守歌/岸辺シロー
特典D.ともだちはいいもんだ/トランザム

《2003-2005》
特典E.かな かな かな/由紀さおり
特典F.さびしがりやさん こんにちは/クニ河内&フィーリング・フリー

《2006-2008》
特典G.切手のないおくりもの/財津和夫
特典H.だるまさんがころんだ/斉藤こず恵

《2009-2011》
特典I.大空から見れば/小椋佳
特典J.ビューティフル・ネーム/ゴダイゴ

特典の感想
※「発掘」は、発掘スペシャルでの放送回。


A.この広い野原いっぱい
うた:森山良子
初回:1974年4月・5月
発掘:第2回

森山良子の代表曲のひとつである「この広い野原いっぱい」も発掘対象になっていたのは意外だった。
映像は春の放送らしく、緑の木々や川のせせらぎの中で元気に動き回る子供達というもの。


B.ボクたち大阪の子どもやでェ
うた:T.J.C
初回:1976年10月・11月
発掘:第2回

「さっさか大阪」と同じように、映像は大阪の実写である。
1976年当時の大阪の路地や通天閣が移っている。
歌詞に出てくる「動物園」は、天王寺動物園のことである。


C.風の子守歌
うた:岸辺シロー
初回:1976年12月・1977年1月
発掘:第2回

岸部シローの朴訥な歌い方が、どこか哀愁を帯びる一曲。
発掘スペシャル第2回は、この曲が最後だった。


D.ともだちはいいもんだ
うた:トランザム
初回:1977年12月・1978年1月
発掘:第3回

作詞は、「君といつまでも」や「恋の季節」を書いた岩谷時子。
「♪みんなはひとりのために ひとりはみんなのために」という歌詞がすべてである。


E.かな かな かな
うた:由紀さおり
初回:1978年2月・3月
発掘:第3回

上記4曲はすべて実写だったが、これはアニメーションの発掘曲である。
映像は、「小梅」でおなじみの林静一が担当。
歌詞は5・7・5の4連であり、かつて由紀さおりが歌った「夜明けのスキャット」ばりに短い。


F.さびしがりやさん こんにちは
うた:クニ河内&フィーリング・フリー
初回:1978年4月・5月
発掘:第3回

画像を見ればすぐわかるが、アニメーションは「カールおじさん」でおなじみの、ひこねのりお
「みんなのうた」では、「赤鬼と青鬼のタンゴ」や「ポンタ物語」、「わらしのうた」を担当している。
映像の最後は「ポンタ物語」と同じく画面奥に消える。


G.切手のないおくりもの
うた:財津和夫
初回:1978年8月・9月
発掘:第3回

ご存知「切手のないおくりもの」は、「みんなのうた」では3回放送されている。
今回収録されたのは、1回目のものだ。
冒頭では、財津和夫本人も出演している。


H.だるまさんがころんだ
うた:斉藤こず恵
初回:1978年8月・9月
発掘:第4回

イラストは「釣りキチ三平」の矢口高雄で、アニメーションはこれが「みんなのうた」初登場となる南家こうじ。
100まで数える歌だが、「だるまさんがころんだ さんしろうがわらった…」と
10文字の言葉を10個繰り返せば100になるというもの。(「チャ」「ちゅ」のような小音は1文字として扱われる。)

ちなみに歌い出しは「♪パパとお風呂に入ったら」だが、これは「おふろのうた」と同じである。

【「だるまさんがころんだ」】
♪パパとお風呂に入ったら いつもすぐには出られない

【「おふろのうた」】
♪パパとお風呂に入ったら 背中をゴシゴシするから


I.大空から見れば
うた:小椋佳
初回:1978年10月・11月
発掘:第4回

冒頭のテロップに「シルクロードにて」とあるように、シルクロードで撮影された。
雄々しくも厳しい大自然に寄り添いながら生きる人々や動物の様子を表している。


J.ビューティフル・ネーム
うた:ゴダイゴ
初回:1979年4月・5月
発掘:第4回

ゴダイゴの代表曲である「ビューティフル・ネーム」は、オリコンでも2位に入る大ヒット。
これだけ知名度が高いにも関わらず、NHKに映像が残ってなかったのはちょっと意外だった。
映像はゴダイゴが歌うパートと、子供達の写真に毛利厚のアニメーションが重なったパートが交互に映る。

2015年10月に、「きみはミラクル!」で36年ぶりに「みんなのうた」に出演したのも記憶に新しい。

全体の感想
収録曲の映像は、実写7曲とアニメ3曲という割合だった。(「ビューティフル・ネーム」は実写でカウント。)
経年による粗い画質は致し方ないが、当時フィルム自体が貴重だったことを考えると、我慢できる。

今年で55周年になる「みんなのうた」だが、スペシャル番組をもっとやって欲しいというのが僕の願いだ。
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