◇:「みんなのうた 映像集」(avex)収録曲
△:「みんなのうた ベストヒットコレクション」(東芝EMI)収録曲
□:「みんなのうた 年代別セレクション」放送曲
「みんなのうた」DVD-BOX Ⅱの3巻目、2003年-2005年版の感想を書く。
収録曲
01.ヒナのうた/柴草玲
02.金のまきば/大貫妙子
03.哲学するマントヒヒ/クロコダイル・パパ
04.恋のスベスベマンジュウガニ/イマクニ? 05.りんごのうた/椎名林檎
06.とのさまガエル/2 who'z (語り)石坂浩二
07.永遠にともに/コブクロ
08.月のワルツ/諌山実生
09.カゼノトオリミチ/堀下さゆり
10.空へ/岡本知高
11.アオゾラ/吉本佳代
12.セルの恋/中川晃教
13.グラスホッパー物語/高見のっぽ
14.クロ/遊佐美森
特典E.かな かな かな/由紀さおり
特典F.さびしがりやさん こんにちは/クニ河内&フィーリング・フリー
本編の感想
01.ヒナのうた ◇□
うた:柴草玲
初回:2003年2月・3月
「♪1羽・2羽・3羽・4羽 かものヒナ」で始まる、楽しい歌。
歌詞がとても覚えやすいことと、南家こうじが描く可愛いヒナたちの挙動が人気の一曲。
でも、途中で数が減ってしまうという、大自然で生きる厳しさにも触れている。
南家こうじ作品で僕が一番好きなのは、この『ヒナのうた』だ。
02.金のまきば △
うた:大貫妙子
初回:2003年6月・7月 (5分)
『メトロポリタン美術館』でもお馴染みの大貫妙子が久々に『みんなのうた』に出演した時の歌。
もう一つの世界が広がっているという、どことなく『ドラゴンクエストⅥ』を想わせるような雰囲気だ。
この辺りから、5分曲はストーリーに力を入れてくるようになり、『月のワルツ』や『グラスホッパー物語』に繋がっていく。
03.哲学するマントヒヒ
うた:クロコダイル・パパ
初回:2003年8月・9月
マントヒヒがリアルすぎて怖い(笑)
その一言に尽きる。
04.恋のスベスベマンジュウガニ ◇
うた:イマクニ?
初回:2003年8月・9月
『ポケモン言えるかな?』でお馴染みのイマクニ?が、まさか『みんなのうた』に出演していたとは!
作曲も『ポケモン』の楽曲を多く手がけるたなかひろかずだ。
友達の紹介は『ポケモン言えるかな?』風の羅列である。
スベスベマンジュウガニは実在するカニだが、有毒なので注意。
05.りんごのうた △
うた:椎名林檎
初回:2003年10月・11月
椎名林檎の『みんなのうた』初出演曲。
顔のついた林檎はどこかで見覚えがあるようだが、いかんせん怖い(笑)
林檎をテーマにした歌は多く、『空飛ぶ林檎』(財津和夫)や、『アップルパップルプリンセス』(竹内まりや)など 人気のある曲が揃う。
06.とのさまガエル
うた:2 who'z (語り)石坂浩二
初回:2004年4月・5月
セリフじゃなくて、「語り」が入った歌。語りは4代目水戸黄門の石坂浩二。
「とのさまガエル」から「とのさまがいる」「とのさまがねる」など言葉が少し変わっていく。
NHK-FMで放送された『今日は一日みんなのうた三昧2006』によれば、 この歌はサラリーマン層に大受けしたそうだ。殿様を上司に見立て、 仕事を部下に丸投げし、自分はふんぞり返るという意味だそうな。
ちなみに「2 who's」(ツーフーズ)という名前の由来は、メンバー2人が痛風持ちだからだそうだ(笑)
07.永遠にともに △
うた:コブクロ
初回:2004年10月・11月
実はこの歌も『みんなのうた』出身だったりする。
映像はあらゆる年代の男女のカップルがスライドショー形式で映し出さるもの。
2007年には、陣内智則が藤原紀香と結婚する時に陣内が歌ったことで話題になった。
08.月のワルツ (5分) △
うた:諌山実生
初回:2004年10月・11月
出ました!『みんなのうた』2000年代屈指の人気曲。
この歌はストーリーに力が入っており、『不思議の国のアリス』を下敷きに 月の宮殿(チャンドラマハル)の王子様とロマンスを繰り広げる。
2012年10月から始まった『みんなのうたリクエスト』(土曜日)では、 『メトロポリタン美術館』や『まっくら森のうた』などを押しのけ、栄えある1曲目にこの『月のワルツ』が選ばれ た。
ちなみに僕は、東芝EMIから出たDVD集『みんなのうた ベストヒットコレクション』で初めて見たが、 これ本当に「みんなのうた」なのか?って思うぐらい衝撃を受けたものだった。
09.カゼノトオリミチ (5分)
うた:堀下さゆり
初回:2004年12月・2005年1月
『月のワルツ』の余韻が覚めやらぬ中、次の歌はこの『カゼノトオリミチ』。
ここに入ってない『笑顔』もそうだけど、短編アニメーションとして単独でも見れそうな1曲。
第一印象は、どこかジブリみたいな感じだと思った。
10.空へ (5分)
うた:岡本知高
初回:2005年2月・3月
新進気鋭のクリエイター・ホッチカズヒロが『みんなのうた』に初登場。彼の作る映像は色の濃淡が強い印象で、歌の世界に視聴者を引き込ませる。
歌うのは、ソプラニストの岡本知高。最初聞いたときは米良美一かと思ったがそうではなかった(笑)
この歌はCDで曲を聴くよりも、映像込みで見ることをお奨めする。
11.アオゾラ
うた:吉本佳代
初回:2005年6月・7月
映像は再び南家こうじ。茶色から始まり、終盤で青空に変わる。
歌詞は教科書体で、終始画面の下部ではなく真ん中に出てくるのが特徴。
12.セルの恋 (5分)
うた:中川晃教
初回:2005年8月・9月
ヒトデの少年セルが人魚姫に恋をする話。あらすじはこうだ。
高嶺の花である人魚姫の気を引きたくて、セルは姫が大事にしていた指輪を盗んだ。
しかし、その指輪を失った姫は魔力をすべて失い、セルは自分の犯した行為に苛まれるようになる。
姫はセルの行為を知っていながら咎めることをせず、良心の呵責に耐え切れなくなったセルは、 自ら星になることを選んだ。
と、ここまでざっくり語ると、セルの片思いからの自殺ということになってしまう。
個人的には僕のカラオケのレパートリーだったりする (笑)
13.グラスホッパー物語 (5分)
うた:高見のっぽ
初回:2005年12月・2006年1月
『月のワルツ』と並んで、2000年代の人気曲が『グラスホッパー』3部作だ。2006年に入っても7月まで再放送が続いて、累計8ヶ月連続で放送された。 これは『みんなのうた』の歴史上、他に類を見ないロングランである。
『できるかな』のノッポさんこと高見映は1934年(昭和9年)生まれで当時71歳。僕自身は『できるかな』の世代ではないが、1995年に夏休みに不定期で放送されていた『ノッポさんの工作塾』で ノッポさんのことは知っていた。
2005年の12月というと、当時僕は大学入試を控えていた時期で、勉強疲れの休憩に『みんなのうた』を久々に見た。 それが『グラスホッパー物語』との出会いだった。
歌というよりもミュージカルに近い演出で、当時の僕は 「『みんなのうた』ってここまで進化したのか!?」と驚 いたことを今でも覚えている。
それがもう10年前になるのか…。歌詞の通り、「いつの間にか時は過ぎ、若き日は遠くなるよ」。
14.クロ (5分)
うた:遊佐美森
初回:2005年12月・2006年1月
『グラスホッパー物語』と一緒に放送されていたのが『クロ』だった。
黒猫の「クロ」との出会いから別れまでを描いた歌。
僕自身も猫を飼っていたことがあるので内容を自身に投影するように見ていた。
遊佐未森は2009年に『I'm here with you』、そして今月(2015年12月)は『カリヨン・ダンス』を歌ってい る。 折りしも『クロ』からちょうど10年だ。
2014年2月に『チョコと私』(八神純子)が放送された時は、『クロ』の犬バージョンだと真っ先に思った(笑)
全体の感想
この巻だけ、本編は14曲入っているのが特徴。僕が高校1年生から3年生までに放送されていた曲が揃っているが、前巻同様、曲目被りが多いのがマイナスポイント。
当時はまったくといっていいくらい見ておらず、唯一本放送で見たのが「グラスホッパー物語」だった。
もう一つ気になった点がある。それは、5分曲が後半に集中していることだ。 8曲目の『月のワルツ』から、『アオゾラ』を挟んで5分曲が2回も3連続するのだ。 逆に前半7曲は『金のまきば』だけ5分曲で、構成的に全曲通しで見るとちょっと疲れてしまいそうだ。
DVD集の他にも、「ヒナのうた」や「とのさまガエル」、 「グラスホッパー物語」は DVD付きCDや絵本が発売されていた。
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