【備蓄米】大牟田市で200袋が15分で完売 市外からの人も 課題は「精米能力」県内での販売徐々に拡大 福岡
随意契約による政府備蓄米の販売が12日、福岡県大牟田市のディスカウントストアでも始まり、わずか15分で完売しました。一方で、備蓄米が届いてから販売するまでのスピードに課題が生まれています。
午前9時すぎ。福岡県大牟田市のミスターマックス大牟田店です。
■鬼丸ゆりか記者
「こちらでは、開店を待つ人の列ができています。」
備蓄米を求める人たちが長い列を作っていました。
■買い物客
「並んだのは午前5時。孫から電話がかかってきて『あるよ』と言ってくれて『なら行ってくるよ』と。助かりますよね。」
「1番下(の孫)が高校生でスポーツしていて食べるから。急に増えたから早く並んでよかったです。」
中には、市外から駆けつけた人もいました。
■買い物客
「30分かけて来ました。年金生活で少しでも安ければと思って来ました。(コメは残り)1キロあるかどうかくらい。何とか麺やパンでつないできました。」
そしてようやく。
■店員
「大変お待たせしました。今からお渡しさせていただきます。」
この日、店頭に並んだのは2022年産の"古古米"で、販売価格は5キロで1944円です。1家族1点限りという制限付きの販売となりましたが、用意していた200袋はわずか15分ほどで完売しました。
福岡県みやま市から来た男性も備蓄米を手にしました。
■買い物客
「並んだかいがありました。(コメで並んだのは)今回が初めて。まず炊きたてを、きょうの夕方でも炊いて食べてみたいと思います。」
ただ、少し気になるのは「販売までのスピード」です。ミスターマックスの福岡県内25店舗のうち備蓄米が販売できたのは、12日までに3店舗と全体の8分の1にとどまっています。
理由は「精米能力」です。ミスターマックスは、委託業者の精米能力に限界があり店頭に並ぶまでに時間がかかっているとしていて、ほかの大手小売店も同様に「精米が終わり次第」販売を順次拡大するとしています。
その一方で、政府は11日から3回目となる随意契約の受け付けを始めました。今回、売り渡されるのは、2021年産の"古古古米"12万トンです。大手と中小の小売業者、精米ができるコメ販売店が対象で、これまで契約した事業者も申し込むことができます。
備蓄米を購入した男性は、こうした政府の動きに期待を寄せていました。
■買い物客
「あまねく出回ると、標準的な高いコメも値が下がってくるのかなと期待しています。」
14日からはイオン九州が、福岡市東区にあるイオンモール香椎浜で販売を始めるなど、備蓄米は徐々に県内に広がっています。