206:死角のベッドで
本来はアスリートが戦うための、性とは無関係な衣装。それを胸元まで剥いて、無理やりに性的な部位を露出させている。物凄い背徳感だった。なるほど、こういった衣装を女優に着せるAV作品に一生需要があるのも頷けてしまう。
「それじゃ」
いただきます。
口をすぼめて、今日は最初から乳頭を捉える。コリコリの感触を唇で味わいながら、ネットリと輪っかを舐めなぞっていく。相変わらず最高のおっぱいだ。いや、みんな最高なんだけどね。
「ど、同時になんて」
乳頭を頂きながら、もう片方の手で筋をコスコスするのも忘れていなかった。2点責めにニチカの息が上がってくる。
筋の上の方、小さなお豆さんも見つけているので、時折そっちも触れてやると。
「ん!? んん!」
電気が走ったように、ピクンと体を跳ねさせるニチカ。ただ、とても敏感な器官(童貞庁調べ)と聞くから、あまり触りまくるのも怖い。痛がらせたりはしたくないからね。
片方の乳房を堪能したところで、谷間に入り込む。両頬で乳肌の柔らかさを堪能し、内側からペロペロ。筋を擦っているのとは逆の手で競泳水着の中へも侵入していく。背中が『X』の形で開いているので、そこから手を入れて腰の辺りを撫で回した。シェレンさんほどじゃないけど、キレイなくびれをしている。
「アキラ……乳も」
おねだりが飛んできた。お留守になってたよね。
顔を谷間から上げると、さっきと反対の乳房に吸い付いていく。乳肌、輪っか、頂の順で舐め進んで行く。それが終わると、乳房の下に顔を滑り込ませ、下乳の重さを堪能。そのままアンダーの乳肌もしゃぶっていく。
――ちゅぽ、ちゅぱ
空気を含んだリップノイズ。
「そ、そんな所まで舐めるのかよ……」
ニチカの声には余裕と呆れの色があった。流石にここは感じないみたいだな。と油断させたところで、両手で同時に下半身を責めた。尻タブを鷲掴み、お豆さんを指先で優しく弾く。
「~~~~~~~!!」
ニチカが仰け反ってしまったせいで乳房から顔が離れてしまう。お尻を掴んでいる手はそのままだが、お豆さんを弄っていた手も離れてしまった。
「あ……はあ……はあ」
まだ腰までは砕けていないけど、軽くイッてくれたみたいだ。俺の方も胸の奥にマグマを流し込まれたかのように体が熱い。賢者の石でクールダウンしてから、
「ベッド、行こうか」
指でさし示す。
実はこのニチカ宅、窓は1つしかない。換気と採光用に最低限備えているといった形だ。昼間に寝るという職業特性上、可能な限り削った結果だろう。そして当然、眩しくないようにベッドは壁側に寄せてあって、窓のラインからは外れている。
つまり何が言いたいかというと……首を差し入れるレベルで覗き込まない限り、外からはベッドの上の様子が見えない構造&配置だということ。しかも先程よりは弱まったとはいえ、雨は降り続けており、視界も悪い。遠望もまず無理だ。
秘め事を行うにあたって、最高の環境が整っていた。
「寝転がって」
腕を掴んで、そのままベッドに座らせた上で押し倒す。少し乱暴になってしまったけど、ニチカは気にした風もなく、熱を帯びた瞳で俺を見上げてくる。その隣に寝転がる。
そしてズボンを脱いでしまう。ズロースの上からでも分かるほどにビンビンに立ち上がっている相棒。それを見たニチカは目を丸くするが、
「なんとなく……アキラの下半身に何かあるのは分かってたけどよ。それは一体……」
ニチカに拒絶や嫌悪の空気はない。
既にシェレンさん、エレザに受け入れてもらっているという事実も後押しし、躊躇いは欲望に押し流されてしまった。
「ニチカ、怖がったり気持ち悪がったりしないでね」
興奮のせいで一足飛びにいってしまうが、ニチカはキョトンとした後、
「おう。アキラの体なら、どんなだって受け入れるぜ。あーしの大恩人なんだからな」
顔を近付けてキスしてくれる。しっとりした唇に包まれ、安堵が胸中に広がった。
そっとズロースのヒモを外した。そして腰を浮かせて、ズリ下ろす。まろび出てきた臨戦態勢のスティック。ニチカの目が釘付けになった。
「……」
「……」
少しの間をおいて。
「そ、それってアンタの体にくっついてるんだよな?」
「う、うん。気持ち悪いって思う?」
「いや、全く。むしろ何だろう……初めて見るハズなのに、妙に惹かれるというか」
性的なこと(本人はそれが性的とは分かってないけど)にも非常に積極的な性格だし、本能的に感じるものがあるみたいだ。
「さ、触ってみても良いか?」
「うん。お願い」
少しだけ躊躇いがちに伸びてきた指がタートルに触れる。ん。やっぱり女の子に触れられるのって、良いな。
「擦ってみて。優しく」
「え、擦るのか。い、痛くねえのか?」
「大丈夫だから」
もどかしくなって、彼女の指の上から掌を被せて握り、上下にしごきたてる。ああ、やっぱり自分でやるより気持ち良い。
「良いのか?」
おっかなびっくり訊ねてくるニチカに、頷いて返す。
「……続けたら良いのか?」
その質問に、俺は少しだけ考える。もちろん、このまま手で扱いてもらっても出せるだろうけど。折角の競泳水着なんだ。これを生かさない手はない。
一度、賢者の石を握って息継ぎ。そしてニチカの手を優しくスティックから離させた。
「ニチカ、上を向いて」
「え? ああ」
よく分かってないみたいだが、仰向けになってくれる。俺はその足を持って、股を広げさせた。女の子に開脚させるという行為自体に脳が焼き切れそうになる。もう一度石を握ったが、ほとんど効果は実感できなかった。鼻息が荒く、喉もカラカラになっていく。
「……その水着と太ももの間に、これを挿れたいんだ」
ニチカに伝えるというより、己の欲望を言語化しているといった方が正確だった。そして自分の言葉にまた興奮してしまうというドツボ。
「な、なんか知らんけど……さっきも言ったように、あーしの体、好きにして良いよ」
その了承で、完全に理性が吹き飛んでしまった。