世論調査会社「イプソス」(本社・パリ)は13日、LGBT(性的少数者)に関する2025年のレポートを公表した。心と体の性が異なるトランスジェンダーが公共トイレ等男女別施設を利用する際、自認する性別に応じた利用に「同意しない」と回答した割合は44%だった。24年は35%、23年は26%で、過去4年間で18ポイント増加した。
「同意する」は31%で、24年の43%、23年の52%から減少した。
「差別禁止法」必要は15ポイント減
雇用、教育機会、住宅供給、社会サービスなどで、LGBTに対する差別を法律で禁止することを求める回答者の割合は37%で、24年の42%、21年の52%から減少した。LGBT団体や一部野党が求める、いわゆる「LGBT差別禁止法」を訴える声は4年前に比べて15ポイント減ったことになる。
「第3の性」公的記載も減少
パスポートなど政府発行書類に「男性」「女性」以外の選択肢を載せるべきと回答した割合も44%で、24年の56%、23年の58%から減少傾向にある。
トランス差別は日本は最も低く
トランスジェンダーに対して「(社会で)非常に/かなり差別されている」と回答した割合は調査対象26カ国のうち日本は最も低い39%だった。25位のポーランドの50%に比べても11ポイント低かった。
上位はコロンビア(79%)、メキシコ(77%)、イタリア(77%)─。米国や韓国は67%がトランスジェンダーに対し「非常に/かなり差別されている」と回答した。調査は今年4、5月に16〜74歳の約1000人を対象に実施した。
内田DEIの影響が反DEIが鳴りつつある。