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Newsweekの変な記事

◉タイトルからして変ですね。『林原めぐみのブログが「排外主義」と言われてしまう理由』って、他の人はどう思うか 知らないが自分は排外主義だと思う、みたいな主体性がなく。「林原さんが悪いって、みんな言っていまぁ〜す」話法ですよね、コレ? 昔懐かしの全共闘世代の演説「我々は〜」って多数の賛同を得ていることを前提とした話法と一緒。

【林原めぐみのブログが「排外主義」と言われてしまう理由】Newsweek日本語版

<大炎上した声優・林原めぐみさんのブログは、一見すると至極真っ当に見える。だが、「排外主義」に強い影響を受けている部分が確かにある>

6月8日の林原めぐみさんのブログは、すべてにおいて絶妙だった。「米がない」ことへの疑問、「ちゃんと選挙に行こう」という呼びかけ、「特定の国を否定している訳ではない」という配慮、「海外からの観光客への規制を強化すべき」という主張、「日本の被災地や学生のために」という思いやり、そのどれも至極真っ当なものである。確かに、何の問題もないように見える。

だが、ところどころに見逃せない文言がある。「テレビが伝えない」、「報道規制」、「一部の海外留学生に無償で補助 日本の学生は奨学金」、「『自分の目』で判断してください」、「日本ザリガニがあっという間に外来種に喰われちゃったみたいに(※現在は削除済み)」といった文言だ。

https://www.newsweekjapan.jp/nishitani/2025/06/post-20.php

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんのイラストです。


◉…▲▼▲▽△▽▲▽△▽▲▼▲…◉

■慇懃無礼な主観飛躍論法■

詳しくは、上記リンク先の全文を、お読みいただくとして。津田大介芸術監督が炎上を仕掛けて、かえって火だるまになったことを少しでも失地回復しようと思ったのか、妙に林原めぐみさんを持ち上げつつ腐すという、慇懃無礼な文章になっています。その内容も、主観がほとんどで。データの引用とかない、

ゼノフォビア(外国人嫌悪)というほどではないだろうが、文章全体から外国人に対するうっすらとした不安や恐怖心を抱いていることを感じさせる。

ゼノフォビア(外国人嫌悪)というほどではない・うっすらとした・感じさせる。こう言いながら、記事のタイトルでは〔「排外主義」と言われてしまう理由〕ですから、強引な飛躍ですね。まぁ、そこを強引だと思わせないために、この後長々と文章を重ねるわけですが。強引な論理展開と、レッテル貼りが繰り返されています。

「レッテル貼りと排除は良くない」という趣旨の記事の執筆者が、レッテル貼りと排除を肯定するという、奇妙な内容になっています。どうも この記事を書いた御仁、文章にチラチラと、たかが声優ごときがという、記者やライターにありがちな 思い上がりが見えるんですよね。原田実先生の、こちらの指摘が重いです。

林原めぐみさんと社会の関わりについていえば、「声優は社会を知らない」と言っている人よりは林原さんの方が社会を知っていると思う。

https://x.com/gishigaku/status/1933770044699517337?t=YgUQiEmH-BYoZjxXu9kNbg&s=19

声優業界やアニメ業界自体がそもそも、在日外国人が多く(これは 漫画業界もうそうですが)。朴璐美さんのように、通名を名乗っていない人もいらっしゃいますが、そもそも声優自体が芸能人ですから。そういう中で、長いキャリアを重ね、業界内部で人望がある林原めぐみさんが、排外主義者か? 西谷氏のそれぞれの主張を、ネチネチと検証してみますかね。

■レッテル貼りと主語デカ論法■

先ずは、コチラ。

外来種という単語はこれまで生物学などの分野で「生態系を乱す侵略者、排除すべき有害な存在」というネガティブな意味合いで使われてきた。それが近年、ネット上で外国人への差別的発言を行う人々の間で「差別語っぽくないパワーワード」として頻繁に使われるようになった経緯がある。

はい、ダウト。外来種と特定外来生物を、無知か意図的かはわかりませんが、ごっちゃにした文章です。日本固有 でない、他の地域から伝播した動植物が外来種であり。日本の皇室の象徴である菊も外来種ですし、生物学者はそういう意味では使っておりません。学術用語はニュートラル。生物学まで、排外主義呼ばわりですか?

外国人をコミュニケーション不能な絶対悪として形容する言葉であり、私はこの言葉を蔑視的な文脈以外で見たことがない。

ただの主観ですね。なんか、そういうデータあるんですか?(論破され王論法)

外国人の国費留学生と一般の日本人大学生を比較する論法は、日本第一党(「在日特権を許さない市民の会」の後継団体)の主張と完全に一致している。

これも、部分的な切り取りで、林原さんにまるで在特会的な排外主義要素があるかのような、誘導ですね。音無ほむら氏も指摘されていますが、留学生の一部が無償で補助されることを、林原さんは問題にしてます。国費留学生を持ち出すのは、左翼にありがちな主語拡大論法です。例えば、独立行政法人日本学生支援機構のサイトを見ると、留学生受入れ促進プログラム(文部科学省外国人留学生学習奨励費)についてとあり、以下の学習奨励費を給付することが謳われています。

学習奨励費給付金額
大学院レベル・学部レベル:月額48,000円
日本語教育機関:月額30,000円

主語デカ論法と藁人形論法、〇〇だってやってるじゃないか論法は、詭弁の常套手段ですから、気をつけたいです。

金を払ってでも来て欲しい世界のエリートたちと、どこにでもいる平凡な日本の大学生を比較して「外国人は優遇されている!」と叫ぶことがいかに支離滅裂なことであるか、どうか気づいて頂きたい。

西谷氏も、どこにでもいる平凡な日本の大学生をバカにする、金持ちならない エリートシリーズがダダ漏れになっていることに、どうか気づいて頂きたい。本当は、Fランって書きたかったのでは? 邪推ですが。

■エビデンスなき日本貧国化論■


外国人観光客によって、日本経済は確かに潤っている。電子機器や鉄鋼、造船といった旧来の主力産業で競争力を失った我が国は今、観光立国を掲げている。言い換えれば、外国人なしではやっていけないほど、日本は貧しい国になったのである。その事実を受け入れねばならない。

はい、ダウト。このnoteの読者なら先刻承知ですが、日本の観光収入は、けして多くはなく。確かにインバウンド消費は、自動車に次ぐ輸出産業になっています。ですが2021 年の国際観光収入は、アメリカが702億ドルで1位、フランスが406億ドルで2位、スペインが345億ドルで3位。4位はアラブ首長国連邦で3446億ドルです。イギリスは331億ドルで5位。

トルコが266億ドルで6位、イタリアが252億ドルで7位、ドイツが2216億ドルで8位です。では日本はというと、47億ドルで29位に過ぎません。アメリカやフランスやイギリスやドイツは、外国人なしではやっていけないほど、貧しい国になったのでしょうか? ステレオタイプのオーバーツーリズム論を前提とした、低質な論です。

この件に関しては上記のnoteで詳しく論じていますので、興味がある方はどうぞ。

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SNSは「新しいアホ」を生み出している。彼らは読み書きはできる。でも、言葉は通じない。事実の摘示も意味をなさない。ネット空間は今、そういう人たちのための場所になりつつある。

最後に本音が爆発しちゃいましたね。どんだけ思い上がってんだ、このライターは…と思ったら、新潟日報の元記者でした。報道部長が、Twitterで中傷投稿事件起こした、あの。

我々エリートの新聞記者様が愚民を啓蒙してやるぜって、地方紙出身でコレですから、そりゃあ元毎日新聞の桜ういろうアカウントとか、あんだけ傲慢不遜なのも納得です。


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本業は編集者。今は原作者やライターや講師など、雑多に収入源を広げてリスク分散中です。 漫画を描くことや編集作業、DTP全般を教えてますが、述べて作らず。偉大な先人の言葉を拾い集めて、受け売りばっかりです。 https://manzemi.net/name
Newsweekの変な記事|喜多野土竜
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