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ヒロシマ1945

大田洋子の評伝「草饐」(江刺昭子)を再読したこともあり、恵比寿の写美でやっている「ヒロシマ1945」を見に行ってきた。

 

被爆80年企画をうたった展示で、ほとんどが報道各社(のカメラマン)や被爆後組織された調査委員会に依頼されたカメラマンなどの撮影。ある程度知名度があると思われる林重男氏が撮影した原爆ドームを中心とした爆心地周辺のパノラマ写真は、原爆の威力が一目瞭然だ。

 

ヒロシマ、ナガサキの原爆写真は今までにもある程度見ているので、大きな衝撃を感じる展示ではなかった。が、街の崩壊のみならず、そこの暮らしていた人々が被った悲劇的な出来事・・・ありこちに屍が横たわる日常を見る時、あらためて原爆そのものというよりそれを使う人間の恐ろしさを感じないわけにはいかない。

 

原爆については今まで何度も書いているので、今日はあっさりとこの辺でにするが、「草饐」と少し前に紹介した新聞掲載の江刺さんの文章を読み、大田洋子作品を再読することにした。以前話題にした時には、買って読める著作というと講談社文芸文庫から出ている「屍の街」と「半人間」だけだったように記憶している。そこで、どうしても読んでおきたいと思った「人間襤褸」「夕凪の街と人と」を図書館で借りて読んだ。気楽に読み進められる内容ではないので、返却期限までに読み終えられるか心配だったが思ったより早く読み終えた。

 

その2作には、かつて「原爆スラム」と呼ばれた基町相生通り(現在の相生通りは以前同じ名前のバラックがひしめく街だった)について書かれている。著者自身の取材に基づき書かれたもので、大田作品の根底にうずまく不条理に対する憤りを感じつつ、そういったところで生活せざるをえない人々について思いを馳せた。

 

そこで、もう一度読みたいと思い調べてみると現在では小鳥遊書房というところからこの2作を掲載した単行本が出ているのを知り、さっそく購入。読むのに覚悟がいる作品なのでちょっと躊躇っていたのだが、原爆スラムをしらべていた時に見つけた「原爆スラムと呼ばれたまち ひろしま・基町相生い通り」(あけび書房)をウォーミングアップとして?先に読むことにした。基町相生通り研究グループによるもので、当時広島大学大学院に在籍していたメンバーたちだ。若者らしい情熱と、調査対象であるスラムの住人たちへの人間的なまなざしを感じられるのではないかと期待しつつ読み進めることにする。

| - | 17:50 | comments(0) | - |









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