田﨑史郎氏の“トンデモ解説”で『ミヤネ屋』がJAから猛抗議→後日謝罪訂正の「ドタバタ舞台裏」
ほとんど憶測で話していたことが判明し
しかしこれにクレームの電話がテレビ局側に“即”入ったという。読売テレビ関係者によれば、
「JA全農の広報から“田﨑氏の発言が全く事実と異なるから今すぐ訂正して!”という怒りの電話が入りました。電話の内容と事実関係を裏どりしたところ、田﨑氏はほとんど憶測で話していたことがわかり、2日後に訂正を入れることとなったんです。ある程度は即興でクロストークするので、根拠もなく適当に話された場合、防ぎようがない。やはりコメの専門家を呼ぶべきでした。キャスティングミスと言ってもいいでしょうね」
と明かす。
訂正された内容によると、
「JAが95%買い占め」⇒「一般競争入札に参加し落札」
「コメが流れていない」⇒「落札した全て販売契約済」
「20%くらいしか出していない」⇒「合計64%出荷済み」
「高く売りたいという思惑」⇒「必要経費分だけ上乗せしている」
とかなり多い。
そこで、本サイトが読売テレビに対して、田﨑氏の発言に対してJAから抗議が入ったのかどうかの事実確認をしたところ、
「番組の制作過程についてはお答えしておりません」
との回答だった。
「JAはジャーナリストや一部マスコミによって悪者扱いされていますが、備蓄米流通では60kgあたり1050円しか上乗せしていない。5kgに換算すると87円程度。利益などあるわけがない。JAが中抜きしているとか儲けようとしているというのは筋違いです。全国のJAの8割は農業関連事業が赤字であることが農林水産省の調査でわかっています。“本業”で稼げず、貯金の運用や共済の販売で穴埋めしている。小泉大臣は“JAを改革し解体しようとしているのではないか”というウワサまで流れている。そんな“口撃”に対し、JAもイメージ払拭にむけて躍起なのは間違いないでしょうね」(テレビ局報道記者)
報道番組だからといって事実だけを言っているとは限らない。それにしても、根拠もなく思い込みで発言するようでは、田﨑氏はコメンテーター失格と言われても仕方ないだろう――。
- PHOTO:川崎 侑弥
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