【TV朝鮮】(アンカー)
金民錫(キム・ミンソク)首相候補者は、息子の高校在学時代の立法活動問題について、大学願書に利用したことはないとの見解を13日に自ら述べました。これは、息子が高校生だった時にまとめた盗作予防法関連案を、同候補者が実際に国会で発議したというものです。しかし、高校生がするにしては難しい経歴や活動は他にもあります。同候補者の息子は「高校3年生の時、半年以上にわたり香港大学で研究インターンをして、教授と共同執筆をした」としていますが、出身高校側では「海外の大学インターンのための休学手続きはない」と言っています。
【写真】「金民錫候補者の息子は高校時代に共同著者の経歴」 ニュースを伝えるTV朝鮮の報道画面
これについても金民錫候補者側の説明が必要だと思われます。ピョン・ジョンヒョン記者が独自取材しました。
(記者リポート)
金民錫候補者の息子があるインターネット・サイトで自己紹介した文です。
「2023年6月から7カ月間、香港大学で研究インターン・共同著者としてのキャリアを築いた」と書かれています。
息子が名前を出した大学は設立110年以上の公立大学で、アジア最高水準の名門とされています。
息子はインターン期間中、まだ高校に在学していました。
(金民錫候補者の息子〈2024年3月〉)
「私は今年高校を卒業しました。9月に大学に入ります」
息子が卒業した高校側は、海外の大学でインターン活動をする場合でも休学を許可することはないと説明しました。
(○○高校教務行政課)
「(海外の大学でインターンをするとしたら、休学などを許可することがありますか?)いいえ、そういうことはありません」
中国関連の研究者は「香港大学で韓国の高校生をインターンとして採用するという話は聞いたことがない」と言っています。
(留学センター関係者)
「一般的に大学の教授はインターンを探す時、大学生から探します。高校生ではありません」
息子の名前は世代間学習に適用されるデジタル技術関連分析の刊行物に共同著者として掲載されていますが、息子をインターンとして受け入れた教授は香港大学を経て、現在は香港都会大学で勤務中です。
高校生対象のインターンシップについて、この教授と香港大学に問い合わせましたが、回答を得られませんでした。
香港都会大学側は「そのようなプログラムはない」と答えました。
息子が掲載した文章は現在削除されていますが、金民錫候補者側は「関連内容を確認中だ」と述べました。
金民錫候補者は13日の見解文で、「息子の立法活動が大学進学時の願書に利用されたことはない。共同発議者として参加したのは必要な法だと(息子本人が)考えたためだ」としています。
また、金民錫候補者の個人的な債務については「税金の支払いに使い、ローンを組んですべて返済した」と説明しました。TV朝鮮、ピョン・ジョンヒョンがお伝えしました。
(2025年6月13日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)