医療法人康積会柴病院(宇都宮市竹林町)に入院していた女性患者が死亡したのは、医師が免疫抑制などの作用がある薬剤を投与する際に必要な血糖値検査を怠ったためなどとして、女性の長男が同法人と女性院長に約2804万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が13日までに、宇都宮地裁であった。本多哲哉(ほんだてつや)裁判長は「血糖値を管理する注意義務に違反した過失と死亡に相当因果関係がある」として約2079万円の支払いを命じた。判決は12日付。