東京。私は運良く新卒としてこの素晴らしい土地で働けることになった。
東京といえば人の多さ。そして、週に1、2回は狂人(叫ぶ、独り言等)を通勤電車や街中で見かける。以前、ネット上で東大医学部頭悪いおじさんなどが話題になったがそれもその類であろう。私はそのような人々を笑う文化をどうしても理解が出来ない。
よく、糖質などと揶揄される統合失調症だが、家族の症状は今思い返しても散々なものだった。元々服薬をしていたものの深夜まで独り言が多く、自分自身まともに寝れない事が多かった。両親は仕方がないことだと取り合ってくれず、服薬を忘れた際に一度急性期か殺される、自分が闇バイトをした(ニュースで同じ苗字の人が報道されただけ)、逆に殺してくれと叫び家族に手を上げた為に警察沙汰になったのだが、もし家ではなく公共の場でしてしまったらと考えるだけでゾッとする。
が、"してしまった"のがよく見る狂人じゃなかろうか。統合失調症だけでは無いと思うが、明らかに異常状態ではある。
私は世の中に対して、狂人を笑う文化を止めろという主張をするわけではない。人間の本質的にしょうが無い部分でもある。が、最近のSNS上の流れに恐怖や怒りを抱いている。Tiktokでは電車内に変な人が居るだけで盗撮し、見知らぬ何万人もの人々に笑われる。この、狂人がコンテンツ化する流れは非常に危機感を覚える。そこには、自分より弱者を見て嘲笑う人類の醜い蹴落とし合いにしか思えない。
(実際に友人からそのような動画が共有された際は反応に大変困った。)
我々は文化人として生まれた筈なのに、そこに残るのは汚らわしい感情だけだ。
結局、自分に関係が無いと思っているから笑いの対象に出来るだけ、それだけなのに。先日は学生があいつ障碍者みたいと会話の中で揶揄していた。
倫理観は、時代の流れと共に曲がっているのか、それとも、私が考えを巡らせすぎなのか分からない。
関係ないが親は高齢で、いつか統合失調症の家族の面倒を代わりに見る必要があるかもしれない。なので私は一生、この世間との乖離に対して疑問を抱き、怒りを抱く呪に掛けられているのか。それとも、世間に対する私的な嫉妬もあるのか…