【雑感】小説もクライマックスから書いていいんじゃない
ゲームクリエイターのひろはす氏が動画で言ってたことなんだけど、ゲーム制作はラスボスから始めたほうが良いという話。
これは小説でも同じことが言えるのではないか。
一つは、その作者にとって、作品の醍醐味となる場面を先に作ることで、物語の核が明確になり、全体の方向性が定まること。
もう一つは、最も書きたい、盛り上がる場面から取り組むことで、創作のモチベーションを高く保てること。
作者にとって一番盛り上がる部分というのは、やはり個人的な願望や動機、思想などが最も現れるところなので、自分が何のために書いているのか確認するにも良い。
あと私が気になるのは、小説家やシナリオライターというのは、最初から物語の構造を細かく考えているのか、それとも行き当たりばったりなのか。
いずれにせよ、私がクライマックスから書くべきではないかと思うのは、他にも根拠はある。
それは時系列に縛られない書き方ができるからだ。
例えば、夢から得られたインスピレーションをランダムにつなげて、そこに関連性を持たせて一連のストーリーにしてしまう。具体例はよく知らないけど、パプリカなんかはそれを直接的に表現してるのかな。
断片的なものをつなげることで、独特の雰囲気や世界観を作り出したり、より自由で柔軟な物語構造を構築できる可能性が広がるかもしれない。
ある意味、アイデアが浮かんだ瞬間にスケッチをして、引き出しを作っておくようなものだ。そこに「編集」という作業が加わることで、後から時系列や関連性を整理し、物語の一貫性や深みが増す。
今、調べたら実験小説というジャンルがあるらしい。SFやファンタジー系なら、クライマックスから書く方法は十分にポテンシャルがあるのではないか。
私は複雑な内面描写とか多層的な物語構造とか、そういうのに惹かれるタイプなので、他の人たちと比べて書くのが遅かろうが、たとえ形にならなかったとしても、ゆっくりとマイペースにやってみたい。
小説も夢と同じで、願望の発散なのかもしれないのだから。
コメント
3なるほど。すぐに生の声が聞けるっていいですねw
確かにラノベはシリーズ化したら続けるの大変そう。私は思いつきで書き進められるのってできないので、結構すごいなーと羨ましくなっちゃいます。
特定のキャラが人気になったりすると確かに編集者側の意向とかもありそうですね。
ゲームのシナリオライターなんて、個々のキャラクターのためにいくつもプロットを考えて、それで却下されてしまえば報酬0なんて聞いたことあります。小説家とは別のベクトルで厳しそう。
まふゆさんがいるところも競争が激しい業界なんでしょうか(INFPは競争嫌いそう)
冒頭に作品のクライマックスを置くのは映画、アニメ、ラノベ、ゲーム、メディアの種類問わず結構あるパターンな気がします!
書き始めた後、クライマックスとの辻褄合わせの試行錯誤が必要だと思いますが...
一番盛り上がるところを先に持っていくことで、モチベーションをキープするのはすごく良いアイデアだなと思いました。
いつもコメントありがとうございます!
実はこれもClaudeと会話しながら書いた内容でありまして……(^_^;
実際はよく見かけるパターンなんでしょう、私がリサーチ不足なのかも。
執筆過程で別のアイデアが生まれてクライマックスが変わったとしても、元のアイデアを別のところに利用できるかもしれないので、プロットが柔軟になるメリットはあると思います!(結構、私は構成に囚われがちなので)
順序立てて時系列で並べていくよりも、伏線を逆算的に配置し、読者へのミスリードなどもしやすくなるでしょう。