福岡県柳川市「私立杉森高校」の校名変更を認めないよう卒業生や保護者らが県に嘆願書を提出
福岡県柳川市の私立杉森高校を運営する学校法人が、校名と法人名の変更を県に申請したことに対し、同校の卒業生や保護者らが11日、変更を認めないよう求める嘆願書を県に提出した。法人側は近日中に、校名変更の経緯や理由について記者会見で説明することにしている。
嘆願書などによると、法人は校名を「福岡キャリアi(アイ)高等学校」、法人名を岩本初恵理事長にちなんだ「岩本学園」とすると理事会で決定。130年間守られてきた建学の精神が失われるなどとしている。また、県の決定が出ていない中、体験入学で訪問した中学生らに、「令和8年度から校名が変わります」と記した文書も配布しているという。
県によると、法人名変更は認可申請、学校名は届け出が必要だが、特段の事情がなければ、2週間ほどで審査は終わるという。
嘆願書の提出後、保護者有志の会のメンバーらは柳川市内で記者会見を開いた。7511筆の反対署名簿を前に、「一方的に名称変更を決めるのではなく、保護者や生徒には事前に説明をしてほしかった」「使用中止が続く体育館の改修を進めるなど教育環境を整えた後だったら、名称変更に理解を示せていたかもしれない」と訴えた。