シャワーの排水口が詰まり「水」が…アパートの大家が住人に290万円の損害賠償を請求 “水漏れ事故”は全国的に増加
水漏れ事故での保険支払は年々増加
住宅リフォーム・紛争処理支援センターの「住宅相談統計年報2024」によると、既存の共同住宅などで発生した不具合の事象では「漏水」が21.5%となり最多。次いで「汚れ」が15.3%、「雨漏り」が7.7%だった。 興味深い統計もある。損害保険料率算出機構の「火災保険・地震保険の概況(2024年度)」によると、水漏れ損害の保険金支払い件数は2018年度に4万2058件、20年度に5万7693件、22年度に5万7098件と増加傾向。 保険金の金額も2018年に266億円、20年に392億円、22年に404億円と増えている状態だ。 その原因として、築30年以上の建物が増えていることや、給排水設備の老朽化の進行などが挙げられると、損害保険料率算出機構は指摘している。 日常での行動から大きな事故に波及した今回の事例。場合によっては、建物の持ち主や他の住人から損害賠償を請求されるリスクもある。水漏れが判明したらすぐに連絡するなど、迅速な対応が求められるだろう。 ■小林英介 1996年北海道滝川市生まれ、札幌市在住。ライター・記者。北海道を中心として、社会問題や企業・団体等の不祥事、交通問題、ビジネスなどについて取材。酒と阪神タイガースをこよなく愛している。
小林英介