今月の所沢は各地でイベントばかりです。
大きいのや小さいのや様々ですが、皆魅力的なものばかりです。
そんな中、10/13は、さやまちゃ塾の丸澤さんプロデュースによる
「狭山茶歴史講座」に参加しました。
会場は、三ヶ島の「和田園」さん。
写真は和田園さんのお茶畑です。この時期でも、
新芽が出ていて元気なお茶の葉というのがわかりますね。
和田園さんは、この畑の横に昔ならではの民家があって、
それを今回、活用することになりました。
玄関の横には「和朋庵(わほうあん)」と書かれています。
お庭には真っ赤な毛せんと、傘がお茶を立てられるような感じで
造られていました。
こんな雰囲気のある古民家で、
この日は「狭山茶歴史講座」が開催されました。
お茶農家でもあり、和田園というお茶の製造・販売も手がける
和田さんです。
今回は、この古民家を貸し出すオーナーでもあります。
向かって左が、今回のイベントを企画プロデュースした
中央にいらっしゃるのが、今回の講師の工藤宏先生です。
このパソコンやモニターが置かれている空間が、
昔の農家さんの家の特徴でもある“土間”という空間ですね。
“家の中でもあり、外でもある”
家のバッファー的な役割の農家特有の空間ですね。
d( ̄  ̄)
講義は90分、スライドとテキストが45ページになるほどの
ボリュームもあり、大学の講義のように本格的なものでした。
歴史だけでなく、日常のお茶の淹れ方などにも
役立つ情報なども教えてくれます。
みなさん、お好みではありますが、
低温の方が甘み、旨みが出るのですよ。
( ̄▽ ̄)
講義の合間に、和田園さんからお菓子屋、お茶のサービスを
いただきましたが、講義を聞きながらのお茶は
なんだか味わい深いですね。^^
さて、僕が以前から気になっていて、
狭山茶の特徴であり、ウイークポイントにもなるネタです。
3代名茶と呼ばれる静岡茶、宇治茶と、
狭山茶の違いです。
狭山茶の特徴の一つは、個人農家さんが、
「栽培→製造→販売 」と、1次産業、2次産業、3次産業など
農家さんが、個別に一気通貫で経済が構成されています。
いわゆる6次産業を昔から展開していたのが狭山茶です。
一人ひとりの農家さんの頑張りに左右される経済になります。
そこで、和田園さんは、
この6次産業にさらに追加して、
古民家を利用するサービスを展開することを考えました。
いわゆる民泊の宿泊サービスを追加します。
12日、13日、14日の三日間は、
丸澤さんのプロデュースで様々なイベントが展開しましたが、
今後は、この古民家はインバウンド需要などの旅行業が
おもしろくなっていきそうです。
実は、この和田園さんの敷地の隣には
「真っ黒クロスケの家」があり、
トトロ財団の事務所にもなっています。
つまり、元々、世界中からトトロやジブリファンが
この場所に来ているのです。
その横に古民家で宿泊できる施設が完成するのですから、
お茶だけでなく、日本の歴史や文化、アニメを含む
サブカルなども学べる総合型のレジャーエリアになります。
( ̄▽ ̄)
今後も和田園さんや、さやまちゃ塾さんの情報配信が気になる
ところとなりました。
( ´∀`)
株式会社C-プロジェクト
代表 山下勝也
yama.uma.katsu@gmail.com